落ち着きがない子供がADHD(注意欠陥多動性障害)を疑う程度はどれ位なのか?年齢別に2歳、3歳、4歳、5歳、小学生の子供で落ち着きのない行動はADHD(注意欠陥多動性障害)?性格?原因と特徴をご紹介します。
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落ち着きのない子供は個性なの?ADHDなの?

小さい子供は、もともとじっとしていられないものです。

しかし、家族や幼稚園・保育園、保育所などで集団行動を行い、成長するにつれて
「集団行動ができたり、きちんと席に座っていたり、色々なことを注意して行動できる」
ようになっていきます。

しかし、月齢・年齢が上がってきてもなかなか集団行動ができなかったり、
注意力が足りなかったり、走り回ってしまうといった場合にはADHDを疑う必要があります。

まだ子供だからできなくて当たり前・・・と放置しておくと、症状は一向によくなりません
ADHDは早期に発見して適切な治療・訓練・療法を行うことで快方に向かうことが可能です。

年齢別に、どれくらい落ち着きがない場合に「ADHD(注意欠陥多動性障害)」を疑ったらよいのかをご紹介します。

ADHDの詳しい紹介はこちら
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落ち着きがない子供はADHD?~2歳の場合~

落ち着きがない子供はADHD?~2歳の場合~
生まれてから2歳ぐらいまでは、落ち着きのなさが障害か個性か判断がつかない時期です。

発達領域(言語、学習など)が未発達のために、症状が出にくい場合が多いようです。

動きが激しく心配しても、好奇心が旺盛だからということで済む場合もあります。

それでも、特有の行動や特徴が見られることがあり、ある程度の判断材料となります。

 ・視線を合わせようとしても、合わない
 ・抱っこされることを嫌がる(抱っこされても突っ張る)
 ・言葉の遅れがある
 ・なかなか寝付こうとしない

ただ、2歳ぐらいまでに、これらの行動や特徴が出ても、必ずしもADHDとは限りません。

普通の発達段階で見られることもあり、個性の可能性も高いです。

後々、ADHDの診断が出た時、思い返せばこういう行動や特徴があった…というものでしかありませんので、2歳の頃に診断を焦る必要はありません

落ち着きがない子供はADHD?~3歳の場合~

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言葉もしっかりしてきて、コミュニケーションも取りやすくなる3歳の頃は、実は本格的にADHDの症状が出始める時期です。

多動性、衝動性の2種類があります。

片方だけ出る場合、両方出る場合があります。

 ・道路に飛び出してしまう(多動性)
 ・わがままが強い(衝動性)
 ・友達に手が出てしまう(衝動性)

よくある、落ち着きのない子供の行動や症状ですが、これを無自覚に繰り返してしまうとADHDの疑いが強くなります。

上記のような行動や症状が注意や声掛け、働きかけにより、少しずつでも落ち着いてくる、無くなっていく場合は、
ADHDとは言えず、いわゆる落ち着きのない個性を持った子供と言えるでしょう。

これらが長期的に見られる、改善の兆しが見られない場合は専門機関で診察をしてもらった方が良いでしょう。

落ち着きがない子供はADHD?~4、5歳の場合~

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ADHDの子供は4歳までに約半数が発症し、女子に比べて男子の方が4~6倍は多いと言われています。

4、5歳の頃は幼稚園、保育園で集団行動を行うことが多くなります。

 ・動いてはいけない時に、動く、走り回る(多動性)
 ・他の人の邪魔をする(衝動性)
 ・順番を待つことができない(衝動性)

友達同士など集団で遊ぶ時間が多くなり、これらの行動や症状は集団の中で良く目立ちます。

幼稚園、保育園の先生は比較的早い段階(2、3歳)でADHDの疑いを持ちますが、親に伝えるのはこの頃が多いと思われます。

親も、公園などで子供の遊ぶ姿を見たり、幼稚園や保育園の様子を見て、周りの子供との違いに気づくのも、この頃が多いでしょう。

ただ、家にいる時にそのような様子が見られない場合は、ただの落ち着きのない子供の場合が多いです。

3歳の時と同じく、注意や声掛け、働きかけをしても改善が見られない場合はADHDの可能性がありますので、専門機関で診察をしてもらいましょう。

落ち着きがない子供はADHD?~小学校低学年の場合~

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小学校低学年の時期は、5歳頃までに比べて、授業が始まるという大きな変化があります。

この変化は、実は子供たちにとっては大きなことで、戸惑う子供たちが大勢います。

 ・授業中、ずっと座っていることが困難で、離席が多い(多動性)
 ・気持ちのコントロールが難しく、手が出たり、かんしゃくを起こす(衝動性)

小学校低学年の頃は、幼児性が残っている子供たちも多く(親への甘え、自立していないなど)、そのために落ち着きがない場合があります。

この場合、学年が上がるにつれて良くなり、落ち着いてくる場合がほとんどです。

ADHDの場合は、これらの行動や症状が続き、改善が見られません

離席が多かったり、集中力がないと、学習面に遅れが出てきてしまうことがよくあります。

学習面は家庭でも分かりますので、心配であれば学校での様子を先生に確認するなどして、学校でも上にあげたような行動が目立つようであれば早目に専門機関で診察をしてもらうようにしましょう。



年齢ごとに、ADHDが疑われる行動をご紹介しました。
通常は、時がたてば解決されると思いがちですが、ADHDであった場合は、放っておくと一向に良くなりません
ADHD(注意欠陥多動性障害)は【早期に発見し、適切な治療・療養・訓練】を行うことで快方に向かうことができます。
子供の将来のためにも、心配であれば、学校の先生や専門機関にて判断してもらいましょう。

参考になりましたら幸いです。