生理周期の正常範囲(平均日数)はどれ位なのかや、生理間隔が短い・長い(早い・遅い)生理不順の原因(妊娠や病気・ストレスなど様々な要因)や、生理間隔が正常か異常かチェックするツールをご紹介します。
生理周期・生理感覚の正常範囲(平均日数)
生理(月経)には個人差もありますが、
★生理周期の正常範囲(正常な平均日数)は【25~38日】で、短くても長くても異常とみなされます(日本人は28~30日周期が多いです)。
生理周期が39日以上の時は、「稀発月経(きはつげっけい)」と呼ばれる異常です。
生理が早まったり、遅れたりするということは、体に何かしらの異変が起きている証拠です。
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生理(月経)が来なかったり、生理間隔が短くなる・長くなる原因
生理が来なかったり、生理間隔が短い・長い原因は色々あります。
・(正常)加齢による閉経
・加齢による生理周期の若干の早期化
・40歳より前に生理が止まってしまう早期閉経
・年齢が若くて、まだ定まっていない
・病気の治療薬や漢方、経口避妊薬(ピル)などの影響
・ホルモン分泌系・女性器関連の異常(病気)
・ストレスや激しい運動、急激なダイエット、飲酒、睡眠不足など
では、それぞれについて詳しくご紹介します。
(正常)妊娠による遅れ
妊娠すると、赤ちゃんの部屋である子宮が使われるため、生理が起こらなくなります。性交を行った心当たりがあれば、妊娠を疑ってください。
望まない妊娠の可能性の場合は、早めに産婦人科を受診してください。
赤ちゃんが出来ても大丈夫!という方や、産婦人科はちょっと・・・という方は、妊娠検査薬をお試しください。生理予定日の約1週間後から検査可能です。こちらから購入可能です。買いに行くのが大変・買うのが恥ずかしい場合などにおすすめです。
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商品によっては、配送料がかかる場合があります。一定金額になると送料無料になる場合もあります。その場合、複数個商品を買ったり、他の商品と合わせて買うのがおすすめです。
(正常)加齢による閉経
加齢により、12か月以上月経がない場合、閉経と診断されます。
日本人の女性の平均的な閉経の年齢は約50歳です。
ただ、これはあくまで平均であり、早い方で40代前半、一般的には46歳~53歳位の方が多いようです。
加齢による生理周期の若干の早期化
最近の研究では、30歳頃になると、生理周期が若干早まる(1~2日ほど)ことがわかってきました。原因はよくわかっていませんが、良い状態で出産を迎えるため、早く新しい細胞に入れ替えるためかもしれません。
40歳より前に生理が止まってしまう早期閉経
40歳より前なのに大幅に遅れて生理が来ない場合は「早期閉経」の可能性があります。病気が隠れている可能性もあります。
30代の場合で妊娠していない場合は、婦人科の受診をおすすめします。
年齢が若くて、まだ定まっていない
初潮を迎えた頃の若い女性の場合は、まだ体が出来上がっておらず、生理周期は一定に定まらないことが多いです。1度来たあとにパタッと来なくなることもあります。
少し様子をみて、あまりに来ない時期が長すぎる場合は、一度、婦人科を受診してみましょう。
病気の治療薬や漢方、経口避妊薬(ピル)などの影響
病気を治療するために飲んでいる薬や漢方、健康食品などが原因で遅れる場合もあります。特にホルモン系に働きかける薬や漢方は月経への影響がある場合があります。
また、市販されている頭痛薬にも生理周期を乱す原因となるものがあります。
婦人科の受診をする際には、生理不順の原因をはっきりさせるため、現在受けている治療や飲んでいる薬や健康食品を伝えましょう。
ホルモン分泌系・女性器関連の異常(病気)
生理サイクルを作り出すホルモンや、女性器関連に異常があると月経が短くなったり・長くなったり、止まったりすることがあります。妊娠など、明確な原因がわからない場合は早めに婦人科を受診しましょう。
★甲状腺ホルモンの分泌異常
喉の下のあたりにある甲状腺という部分が出す、甲状腺ホルモンは生理に深くかかわっています。
多くても少なくても生理不順の原因となります。血液検査で分かります。
★多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
卵巣の中に、多数の卵胞がとどまってしまう病気です。
そのままにしておくと、ホルモンバランスが乱れ、不妊や肥満、男性ホルモンが優位になり、
様々な場所が毛深くなる、肌トラブルなどの変化が起きてしまいます。そのため、早めの治療が肝心です。
★その他の病気
ライム病やセリアック病といった、感染症や免疫異常の病気でも生理不順となることがあります。
ストレスや激しい運動、急激なダイエット、飲酒、睡眠不足など
★離婚や死別、試験、心配事やトラブルなどによるストレス
★激しい運動
★急激なダイエットによる体重減少や、体重増加
★飲酒
★睡眠不足
★風邪などの病気
は、月経周期に影響を与えることがよくあります。
何かおかしい・・・と思ったら、早めに婦人科を受診しましょう。早く対策を打つことで一大事になる可能性が低くなります。
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人体の仕組みや健康系の多くの知識と経験を積み、10年以上前に開業。施術の傍ら行っている子育ての経験も生かし、執筆・監修を行っています。
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