小学4年生が英検S-CBT【準2級】体験談ブログ!小学生でも受験/合格可能!

小学4年生が英検準2級をS-CBT受験して合格した体験談・ブログです。小学生でもS-CBTは受験できるのか?受験時の注意点や試験会場の様子などをご紹介!中学生、高校生も参考にしてください。
小学4年生が英検S-CBT【準2級】体験談ブログ!小学生でも受験/合格可能!

小学4年生が英検S-CBT【準2級】体験談!小学生でも受験/合格可能!

英語検定S-CBTとはパソコンで4技能を1日で受験するため、小学生では難しいといわれてきましたが、従来型受験とメリットデメリットの比較をして、子供によってはS-CBT(パソコン受験)でも受験可能であると思い、申し込みました。

比較、検討した時の記事はこちら!
【英検S-CBT】従来型との違い/メリットデメリット徹底比較!

うちの子供は自分のノートパソコンを持っており、パソコン操作が大好きなので新しい受験方法に不安を感じず、楽しみにしていました。

S-CBT受験では、受付のロビー以外は保護者の付き添いは認められていないため、実際の受験の様子は子供にインタビューして記事にしました。参考にしてください。

小学生が英検準二級S-CBT受験体験談!

英語検定準2級S-CBT受験の体験談です。

前日に持ち物を準備しました。

【持ち物】
・受験票・・・自分で印刷をして用意します。試験日約5日前から印刷可能です。家にプリンターがない場合は、コンビニのコピー機などを利用しましょう。(受験票の画面表示だけでは受付不可です。必ず用紙に印刷します)

・身分証明書・・・小学生は学生証がないので、保険証のコピーでも可能です。うちの子供の場合は、使用期限内のパスポートを持っていきました。

・HB鉛筆、消しゴム・・・受験当日では、筆箱から鉛筆と消しゴム(ケースがない状態)を取り出して、試験会場に持っていきます。忘れた場合は貸してくれます。

・水筒・・・試験会場には持っていけませんが、暑い時期は持っていきましょう。試験前の待機中は廊下や待合室で飲めます。

S-CBT受験会場では、上履きは不要です。

ロッカーが小さいので、大荷物にならないように、最小限にしましょう。


試験当日。

家を出る前に、健康チェックをします。

英ナビにログインをして、今日の体調をチェックし、体温を記入します。スマホなどで登録した画面を必ず撮影します。(受付で見せる必要があるため)

この作業は、忘れてしまっても受付時にやることができますが、時間がかかってしまうため、事前に家で健康チェックをしていきましょう。

朝ごはんをしっかり食べ、トイレも済ませて早めに家を出ました。

遅刻してしまうと受験不可能になってしまいます。


移動中も、単語の暗記やスピーキングの練習をしました。

英語検定のテストセンターは専用駐車場がありません。(車での来場は禁止事項になっています。)



試験会場は駅前にあるピルの中。建物の外観には試験会場を知らせる大きな看板がなかったので、本当にここでよいのか不安になりました。
英検試験会場
↑建物には全く英語検定会場の看板はありません。地図を見ながら確認しました。

会場がある階につくと、会場を示す看板発見!(かなり小さい!)
英検会場廊下
ドキドキしながら進みます。

英検会場入り口
会場入り口に到着。入室直後に、体温チェックがあります。

ここでまさかのピンチが発生!

もともと体温が高い+階段を昇ってきたせいで、体温計は37.5度以上を示してしまいました。起床時は36度台だったし、元気なので病気のせいではないはずなのです。

なんと、体温チェックは3回までしかできません。3回高温が表示されたら、入室は許されず、帰るしかないそうです。(公式HPには書かれていなかった)

もちろん、受験料返金や日にち変更もできないそうです。

2度目のチェックも37.5度以上だったので、一度涼しいところへ行き、落ち着かせました。

お茶を飲んだり、風に当たったりして、最後の計測へ。

36.8度が出てなんとかクリアー!

受付のロビーに入ると、5人ぐらいの受験者がいました。うちの子供と1つぐらい年上の子供もいました。

従来型の受付は人が多くてかなり待たされましたが、S-CBTは最大で20人ぐらいなので、待ち時間は少なめです。

受験票を渡し、体温チェック済み画面を見せます。

受付の後は、時間まで待機をします。

待っている間に、トイレを済ませたり、最後の勉強をしている人がほとんど。


時間になると声がかかるので、えんぴつ・カバー無しの消しゴム・ロッカーのカギ・受験票・受験票控え以外の荷物をロッカーへ入れます。子供は携帯電話を持っていないので関係がなかったのですが、ロッカーの中で電話がなると失格になる可能性があるといわれました。

試験会場の隣にロッカーがあるため、着信音やバイブレーションの音が聞こえてしまうため、しっかり電源を切るようにしましょう。

そして、保護者が一緒に付き添ってあげられるのはここまでです。

待機所もないので、時間になったら退室する必要があります。

子供と待合場所を決めて、退室しました。あとは、健闘を祈るのみです。

英語検定S-CBT試験中の子供の体験談

試験会場に入室した後の事は、子供から聞いた体験談をご紹介します。

試験会場は一人ひとりパソコンがある机に案内されます。(座る席は指定されます)

隣との間に仕切りがありますが、仕切りが小さくて隣が見えてしまいそうで動きに気を使ったそうです。

室温は少し暑めに感じました。(マスクをしているため)

椅子は高さ調整ができるので、小さい子供でも届きます。しかし、うちの子供はレバーでの調整の仕方がわからず、何もしなかったそうです。(スタッフにお願いすれば教えてもらえたと思います)

試験開始前に、個人情報を鉛筆で記入します。(この用紙の裏側はライティング解答欄)パソコンへは、受付で渡されたパスワードだけ入力します。

子供は家で書き方の練習をしてたので、問題なく記入できました。(漢字の氏名、電話番号の下4ケタ、住所、会場名)スタッフが確認してくれたそうです。

スタッフによる代筆はできませんが、試験会場の名前がわからないなど、困ったときは助けてくれます。

受験者全員の準備ができたら、いよいよ試験開始です。

英語検定S-CBT準2級 スピーキング

従来型と違い、最初の試験はスピーキングから始まります。

ヘッドホンをして音量をチェックしてから問題がなければ開始します。解答の仕方は説明があります。(事前に公式HPの紹介動画で練習をしました)

問題は一人一人違います。

ヘッドホンをしていても、周りの受験生の声は聞こえますが、うちの子供は集中していたので、気にはならなかったそうです。

問題は2回ずつ聞けるので、自信がないときや答えがまとまらない時は2回聞くとよいでしょう。

子供が実践したスピーキングのコツはこちら!

・読めない単語が出た時は、似ている単語を思い出して発音をそれっぽく読む。
・絵の説明の時は、be動詞を忘れない。(is,areの使い分け)
・マスクをしているので、はっきり元気よく答える。
・自分に関する質問の答えは、嘘でもよいので間違えない解答を答える。
・答えがわからない、まとまらない時は、「もう一度聞く」で時間を稼ぐ。
・自分に関する質問用に、常套句(I’m busy.など)を用意する。

以上の点を気を付けただけで、高得点を取れました!(音読は満点)

絵の人物の様子を説明する問題で、「これは何をしているの?」と思わせるような微妙なイラストの時があります。そんな時は、知っている単語で近いものを自信たっぷりに素早く言えると点数をもらえることがあります。

うちの子供は全く緊張しなかったそうです。

二次試験で対人で会話するのは恥ずかしいと感じるときは、S-CBTが向いています。

ちなみに、慎重に聞き直しをして答えていたので、周りの受験生が答え終わって静かになってしまった中で答えていたそうです。それでも緊張しないのはすごいなと思いました。

英語検定S-CBT準2級 リスニング

2番目の試験はリスニング。

いかに集中して聞き取れるかが勝負です。3級と違い、流れる英文は1回のみです。

リスニングのコツはこちら!

・英文が流れる前に、選択肢を見ておく。
・単語だけで答えを決めない。ひっかけがあるので最後までしっかり聞く。
・会話文で内容がややこしいときは、メモしておく。

少しでも聞き逃すと、間違った内容に理解してしまうので、集中力を維持して最後まで聞くことが大事です。

従来型受験と違い、集中力があるうちにリスニングがあるのは助かります。

ヘッドホンで聞き取るため、従来型で教室に流れるのを聞くよりも鮮明に聞けて集中しやすかったそうです。

音量は自分で調節できます。

リスニングが終わると、ヘッドホンを外しても良いのですが、うちの子供はヘッドホンをつけたまま最後まで受験していたそうです。

英語検定S-CBT準2級 リーディング、ライティング

最後の試験は、リーディングとライティングです。

どちらから始めてもOkで、英語教室の先生は集中力が残っているうちにライティングをしてからリーディングをしたほうが良いとアドバイスをくれましたが、実際はいつもの練習通り、先にリーディングから解いたそうです。

スタディギアで英単語をじっくりやっていれば解ける内容ばかりだったようです。

リーディング、ライティングのコツはこちら!

・長文読解は、問題を読んでから長文を読む。
・ひっかけに気を付ける。
・パソコン機能のマーカーを使って大事なところをチェックしたらわかりやすかった。
・英作文は、嘘でもよいので自分が答えやすい答えを書く。
・常套句を用意しておく。
・時間ギリギリまで見直しをする。

ライティングは、タイピング式解答の場合、記入した文字数が表示されるのでとても便利です。(筆記式の場合、従来通り自分で数えます)

S-CBTのパソコンにあるマーカー機能を絶賛していました。

マークシート形式で起こりそうな、答えのずれなどの記入ミスがないので安心です。
英検S-CBT問題画面
https://www.eiken.or.jp/s-cbt/demo/2021.html
↑問題の下の選択肢の番号をクリックするのでわかりやすい!

英検S-CBT回答画面
https://www.eiken.or.jp/s-cbt/demo/2021.html
↑問題と解答一覧を一緒に見ることができます。見直しをしたい問題の番号をクリックすれば、見たい問題が表示されます。解き忘れもここでチェックできます。

最後は「試験終了」ボタンを押すと、すべての試験は終了して帰ることができます。
英検S-CBT終了ボタン
https://www.eiken.or.jp/s-cbt/demo/2021.html

しかし、時間ギリギリまで見直しをしてほしいので、「終了ボタン」を最後まで押してはいけないと注意しておきました。(終了ボタンを押してしまうと試験は終了してしまいます。間違えて押してしまっても、やり直しはできないので、要注意です)
英検S-CBT終了画面
https://www.eiken.or.jp/s-cbt/demo/2021.html
↑ここで終了してしまうと、戻ることはできません。慎重に押しましょう。

ほかの受験生たちは、終わったらさっさと帰っていく人が多かったそうです。

うちの子供は最後まで残って見直しをしました。

2~3回見直しをして、解き忘れと間違いを2~3か所発見したそうです。見直し大事!

英語検定S-CBT準2級 終了後の感想

受験後に感想を聞きました。

・緊張しなかった。
・パソコン操作が面白かった。
・従来型よりも便利な機能が多かった。
・わからない問題はなかった。
・仕切りが小さくて隣が見えそうで、あまり動けなかった。
・机の下は仕切りがないので、正面の人の足をけってしまいそうだった。
・部屋が暑かった。
・合格の自信は50~60%
・時間ギリギリまで見直しを頑張った。
・試験が始まってすぐ出て行った受験生がいたけどなんでだろう?
・次もS-CBTで受けたい。
・最終的に試験が終わってから受付でスタッフの方がチェックしてくれたので、安心できた。
・文章にマーカーでしるしをつけることができてよかった。
・次はライティングはタイピングで受験してみたい!

肯定的な感想ばかりだったので、S-CBTで受験してよかったなと思いました。

問題は、一人ひとり違い、インターネットなどで紹介することが禁じられているので詳しくは紹介できません。しかし、むずかしさは過去問やテキストなどの内容に似ているそうです。

長文読解は歴史上の人物の伝記が多く、小学生である子供には知らない人の話なので難しかったようです。しっかり文章を読んで、理解してから解答したそうです。

後日、東京オリンピック2020の開会式を見ていた時に、オリンピック貢献賞を取った人の紹介が流れていた時に「この人、英検で出た!」と言っていました。読んだ内容と、紹介された内容がほぼ一緒だったので、ちゃんと理解できていたと喜んでいました。

2021年度の英語検定の問題はオリンピック関係の問題が出やすいかもしれません。

試験結果は約1か月後。長く感じました。

小学生が英検S-CBT受験!合格結果

長い1か月を過ぎ、ついに試験結果発表の日がやってきました。

17時以降ならば、英ナビにログインすれば合格結果を見ることができます。

結果は・・・合格!

何度も模擬試験をしたときはぎりぎりの成績でしたが、まあまあ良い点数をとれていたので本番に強いタイプのようです。

S-CBTでは、問題が一人ひとり違うので、平均点が出てきません。

問題用紙もないし、どの問題が間違えたのかわかりません。

不合格だった場合、再試験の対策が取りにくいのが難点だと思いました。

小学4年生が英検S-CBT【準2級】体験談!小学生でも受験可能!まとめ

小学4年生でも、英検S-CBTで合格できました!

パソコンが大好きなうちの子供は、「次も2級を受験するならS-CBTがいい!」と言っていました。新しい場所、試験方法でも緊張しなかったので助かりました。

・パソコンが好き、試験日程を自分で決めたい、1日ですべて終わらせたい→S-CBT向き

・紙のテストが良い、1次試験と2次試験は別々に勉強したい、自己採点したい→従来型向き

保護者としては、従来型の大きな会場よりも、駅前の小さな試験センターのほうが送り迎えが楽でした。

コロナ禍ということで受験生の人数が少ないのも安心でした。

スピーキングの練習も、実際に人と会話しないので、作法などの練習はしなくてもよいし、緊張しにくい、先生の当たりはずれがないので楽にできたと思います。

4技能すべて一緒に勉強する必要があるのは大変でしたが、子供の頑張りに感心しました。

最近では、学校の授業でパソコンを使っていることもあり、子供はパソコンでの学習に慣れているので、小学生でもS-CBT受験は可能だと思います!

パソコンで受験は難しい!と思われがちですが、練習次第で従来型よりも楽で簡単になりますので、ぜひ挑戦してください!



S-CBT準2級に合格した勉強方法はこちらで紹介しています。
小学生向け(準2級)英検S-CBTに一発合格した勉強法!ライティング/スピーキング等

S-CBTの疑問Q&Aはこちら!
【英検S-CBT】小学生が受験する際の疑問解決!問題点Q&A

S-CBTと従来型の徹底比較記事はこちら!
【英検S-CBT】従来型との違い/メリットデメリット徹底比較!

英語検定S-CBT受験申し込みの注意点(おまけ)

S-CBT受験の申し込みの注意点ですが、

・本人証明写真を用意しておく
・申し込みはインターネットのみ
・ライティング解答方式を決めておく(申込期間中なら、変更可能)
・”@eiken.or.jp”のメールを受信可能にしておく
・英ナビに登録する必要がある

申込時に、受験者本人写真が必要です。

写真は画像データで送る必要があるので、スマホやデジカメで撮影する必要があります。公式HPで証明写真用の補正方法が紹介されているので、申し込み前にすぐに送信できるように加工しておきましょう。
英語検定Hp「写真補正ツール」紹介ページ

我が家では、白い壁の前に子供を立たせ、デジカメで撮影して画像加工ソフトで編集しました。

この写真は、受験当日の受付の際に、本人確認をするために必要です。(合格証明書にも使用されます)

あとは、受験する場所や日にち、ライティングの受験形式、受験料支払方法などを選択します。

申し込みが完了するとメールが送られてきますので、メールをチェックしてください。もし、返信メールが来ない場合は、迷惑メールに届いているか、メールアドレスが間違っていた可能性があるので英ナビにログインして確認をしましょう。

受験票は、受験日5日以降になると印刷可能です。(お知らせメールが来ます)

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