小学生向け(準2級)英検S-CBTに一発合格した勉強法!ライティング/スピーキング等

小学生向けの英検準2級をS-CBTで一発合格した小学4年生の4技能(リスニング、ライティング、スピーキング、リーディング)の勉強方法や受験対策、おすすめテキスト、過去問、スピーキング練習方法などご紹介!
小学生が英検S-CBT受験!対策や4技能勉強法【準2級】テキスト/過去問/スピーキング

小学生が英検S-CBT受験対策や4技能勉強法【準2級】

英語検定の受験対策には、勉強するための教材が必要です。実際に使った教材はこちら!

・準二級テキスト(問題集)
・スタディギア(英検受験生は一部無料で利用可能)
・英語検定公式HPの過去問(最新3回分が掲載されています)

英語検定準二級対策おすすめテキスト

英語検定対策のテキストや参考書は、三級より難しい級になると、中学生、高校生向けの難しい内容のテキストが多く、小学生が理解できる説明が簡単な内容のテキストはとても少ないので、毎回テキスト探しに苦労します。

タイトルに「とてもやさしい」「一番わかりやすい」と入っていても、ほとんどのテキストは文字ばかりで、説明文も小学生には理解しにくい説明だったりします。

小学生が理解しやすいテキストとは、
・説明が簡単
・イラストなど想像しやすい工夫がしてある
・難しい言葉を使っていない

以上の点を重視して、数々のテキストを見比べて見つけたテキストがこちら!

わからないをわかるにかえる英検準2級


わからないをわかるにかえる英検準2級
とにかく見やすい!カラーやイラストを使って、わかりやすく解説してくれます。

左ページが解説、右ページが練習問題になっています。

冒頭には英単語を暗記できるミニブックもついています。

本番形式の模擬試験や、二次試験対策も紹介されています。

1つ不満点があります。それは、音声がパソコン専用CD-ROMなので、パソコンで音声を聞く必要があります。(CDプレイヤーで再生不可)

音声を聞きながら学習することは、リスニング対策にもなるのでよく使うのですが、やはりCDプレイヤーでさっと再生したかったです。

小学生でも内容を理解できて、使いやすかったです。

こちらから購入できます!
わからないをわかるにかえる英検準2級

スタディギア

スタディギア
英検公式アプリで、効率よく英検対策をすることができます。

英検を申し込めば、「ベーシック」レベルの学習を無料でできるクーポンをもらえ、学習することができます。(英ナビにログインすれば、利用できます)

スマホやタブレット、パソコンで学習できます。

ライティングの英作文もAIを使って点数を判定されるので、とても便利です。

問題を間違えると、理解するまで何度も出題されるので、ばっちり覚えることができます。

スピーキングも少しですが、練習できます。

しかし、このスタディギアは文法の解説が分かりにくいので、上記で紹介したテキストは必須です!

無料なのに学習できる量がとても多いので、上のテキストとこのスタディギアの無料分だけでも合格できました。

有料の「プレミアム」になると、すべての問題に挑戦できます。(より多くの英単語や文法を学習したい場合はプレミアムがおすすめです)




この二つを利用して家庭学習しました。

まずはテキストを使いました。1ページ1ページしっかり理解してから次のページに移ります。

英単語も覚えるまで何度も読んで覚えました。

すべての学習のページが終わると、模擬試験をやりたくはなりますが、先にスタディギアに移りました。

学習した順番はこちら!

・リーディング 英文法、英単語 暗記
 ↓
・ライティング ひたすら書いて見直す(英語が得意な人にチェックしてもらう、グーグル翻訳も活用)
 ↓
・スピーキング 録音して自分でチェック(英語が得意な人にチェックしてもらう)
 ↓
・リスニング ひたすら聴いて問題を解く

順番はうちの子供が苦手なものから進めています。もし、リスニングが苦手なら、スピーキングより先に学習すると良いでしょう。

リーディング対策勉強法

準二級のリーディングで重要なのは、英単語、連語の暗記です。

文法などは、準二級の新しい内容はそれほど多くなくて、3級までの内容が多数出てくるので、5~3級の復習もしましょう。

英単語も3級よりも難しい単語や使いまわしが多数出てくるので、何度もスタディギアなどで覚えていきましょう。

特に新しい英単語がたくさん出てくるので、準2級の英単語をしっかり覚えましょう。

ライティング対策勉強法

準二級のライティングは3級よりも難しい質問が出題されます。

【例題・公式HP過去問より】
以下のQUESTIONs から1つ選んで、あなたの意見とその理由を2つ英文で書きなさい。
語数の目安は50語~60語です。
解答は、ライティング解答欄に書きなさい。なお、解答欄の外に書かれたものは採点されません。
解答が QUESTION に対応していないと判断された場合は、0点と採点されることがあります。QUESTION をよく読んでから答えてください。
・Do you think it is a good idea for people to have a car?

・Do you think school classrooms in Japan should use air conditioners in the summer?

・Do you think parents should take their children to museums?

「Do you think~」(あなたはどう思う?)と始まっているので、内容がまとまらない、書いているうちに内容と異なる文章になりがちなので注意が必要です。

文章を組み立てるコツは、まず肯定文で書くか、否定文で書くか考えることです。

【解答例】
Q.Do you think it is good for children to watch TV?

A.I think it is good for children to watch TV. I have two reasons.
First,they can get many infomation from TV. For example, News program is good for them.
Second, they can talk about TV programs with their friends.
so ,they can make many friends. That’s why, i think it is good for them to watch TV.

子供たちがテレビを見るのは良いことだと思います。 私には2つの理由があります。
まず、彼らはテレビから多くの情報を得ることができます。 たとえば、ニュース番組は彼らに適しています。
第二に、彼らは友達とテレビ番組について話すことができます。
だから、彼らはたくさんの友達を作ることができます。 そういうわけで、彼らがテレビを見るのは良いことだと思います。

↑子供に解答してもらったので、完璧ではないかもしれませんが、合格点がもらえる解答です。(58語)

・まず、最初の文で「I think it is good for~」と肯定から入っています。それから、テレビを見ると良いことを2点理由として書きました。否定する場合は「don’t」などをつけて否定します。

・3級でも使いましたが、詳しい理由の前に「First,」「Second,」とつけます。

・文章の締めのコツとして、質問文からコピーして「That’s why, i think it is good for them to watch TV.」 と考えのまとめで締めくくります。(理由だけで文字数が書ける場合は不要です。繰り返しを連発すると減点になります)

・もし、文字数が足らない場合は「That’s」→「That is」と省略語を分解します。文字数が多い場合は逆に省略します。(文字数が多すぎても減点になります)

・どうしても、文章が思いつかない場合は、日本語で肯定文・否定文の両方をメモに書き、英文でかけそうな方を英語に直して書きましょう。

難しい表現を使えば加点されるわけではないので、なるべく間違えない文章を心がけて書きましょう。

ライティングも練習を繰り返すと、素早く書けるようになります。

【気を付けるべき減点ポイント】
・答えが質問と内容が異なっている。

・2つの理由が矛盾している。

・書き間違いがある。

・文字数が足りない、オーバーしている。

・読めない字、汚い字で採点不可能になる。

ちなみに、英語検定とは関係ない話ですが、この英作文を書くコツを、小学校の読書感想文や作文に応用できるようになっていました。書きたいこと(伝えたいこと)の理由を「第一の理由は~」と書いていくと、あっという間に必要文字数に達するそうです。

リスニング対策勉強法

リスニングのポイントは、いかに耳が英語に慣れているかです。

そのためには、ひたすらスタディギアやテキストのリスニング問題を解いていきます。

間違えた問題はしっかり聞き取れるまで何度も聞き直しましょう。

また、NHKの英語番組もリスニングの練習になります。(いろいろありますが、うちの子供は「リトルチャロ」を繰り返し見ています)

スピーキング対策勉強法

スピーキングも何度も練習が必要です。

マイクに録音できる制限時間があるので、黙ってしまったり、すらすら答えることができないと時間オーバーしてしまいます。

そのため、質問に対して瞬時に答えを考える練習をします。

また、マスクをしていると、きれいに録音できない可能性があります。採点者が聞き取れない場合は減点になる可能性があるので、大きな声ではっきり言えるようにしましょう。

家でもできる練習方法は、

・二次試験問題専用のテキストを買って練習する。

・インターネットで予想問題を探して練習する。

・スタディギアで練習する。

・スマホやボイスレコーダーなどで録音して聞き直す。

【おすすめスピーキング(二次試験)問題専用テキスト】

10日でできる! 英検準2級 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版 (旺文社英検書)
スピーキング用練習問題が10回分紹介されています。

・注意するアクセント紹介。
・良い解答例と悪い解答例が比較解説されているのでわかりやすい。
・CBTにも対応。
・模擬試験あり
・動画で試験の様子を見ることができる。

とにかく使いやすく、わかりやすいテキストなので、自宅でスピーキング練習をする場合は、ぜひほしい1冊です。

購入はこちらでできます!
10日でできる! 英検準2級 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版 (旺文社英検書)

スピーキング試験の例題です。

準二級の過去問の問題です。
準二級スピーキング問題例題イラスト
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/virtual/grade_p2/pdf/grade_p2.pdf
・黙読をします。
・上の長文を音読します。
・パッセージ(文章)の内容について説明します。
・Aのイラストについて説明します。
・Bのイラストについて説明します。
・受験者に関する質問を2問
【Aのイラストの解答例】
The man is painting the wall.
The man is planting the flower.
The woman is walking with dog.
The man is riding the bicycle.
The man is carring the box.

【Bのイラストの解答例】
The woman wants to buy juice from vending machine. but there are many bicycle in front of vending machine. So, she can’t buy juice.

女性は自動販売機からジュースを買いたいと思っています。 でも自動販売機の前には自転車がたくさんあります。 だから、彼女はジュースを買うことができません。

パッセージ(文章)で知らない単語が出てきて読み方がわからないときは、似ている単語を思い出して発音をします。わからなくても自信を持って読むと、なんとかなるときがあります。

パッセージに関する質問は、パッセージの中に答えが隠されていることが多いので、黙読の時に内容をしっかり理解して起き、とっさに探して答えられるようにしておきましょう。

二枚のイラストに関する説明が意外と難しいです。一見、何をしているかわからないイラストにあたることがあります。

その場合、黙って考えてしまうと時間切れになってしまうので、すぐに思いつく言葉で説明する必要があります。

準二級のイラストBは、「○○したいのにできない状況」が出題されることが多いです。

そのため「The woman wants to~」で始まり「So, she can’t~」で締めくくる文章で答えられるように練習をしましょう。

すぐに説明する練習として、漫画のイラストや、テレビ、窓からの景色などを英語で説明する練習もおすすめです。

受験者に関する質問例です。

・Do you think towns and cities should have more bicycle parking areas?
Yes. → Why?
No. → Why not?

・Do you think we can travel to the moon or other planets someday?
Yes. → Please tell me more.
No. → Why not?

・In Japan, people enjoy watching Olympic games. Do you like to watch them?
Yes. → Please tell me more.
No. → Why not?

・In Japan, there are many public libraries. Do you often go there?
Yes. → Please tell me more.
No. → Why not?

自分の考えを声に出して言えるように繰り返して練習しましょう。(できれば、Yes.No.両方)

スピーキングも、繰り返し練習することで、すぐに話し出せるようになっていきます。

合格のカギは模擬試験!注意する点

4技能すべて学習したら、模擬試験に挑戦します。模擬試験は、テキストに掲載されている問題や、英語検定公式HPで紹介されている過去問を使います。

実際の試験の順番通りに模擬試験を行いました。

・スピーキング 15分
 ↓
・リスニング 25分
 ↓
・リーディング、ライティング 75分

この順番で、タイマーを使って、時間も計りました。

スピーキングとライティングの判定は、ミスの数から点数を予想して、採点をしました。

目標は正答率74%以上を目指します!

模擬試験をしていくと、弱点や問題点が見えてきます。

結果を踏まえて弱点を克服して、少しでも正答率アップを目指します。

模擬試験を始めて挑戦したときは、時間が足りなくて焦っていましたし、点数もぎりぎり不合格でした。

しかし、繰り返し挑戦することで、時間配分に慣れて時間内に見直しできるようになっていました。

この本番に近い模擬試験は、集中力を維持させるトレーニングになりますので、時間がある限り繰り返し挑戦しましょう。

過去問3回分では足りない時は、過去問専用テキストを購入しましょう。
★「英検 準2級 過去問」検索結果

受験日1週間前になったら

1週間前になったらラストスパートをかけます。子供なので、メンタル面のサポートや受験票の印刷などをして準備をします。

学習面は、単語をじっくり覚え、模擬試験を何度もします。模擬試験の結果を経て、苦手なところを勉強します。

・制限時間ギリギリまで見直しをする練習をする。(実際の受験では、パソコン画面の端に残り時間が表示されます)

・英語検定公式HPのS-CBTの試験の紹介動画を見て、どんな流れ、雰囲気か確認をする。

・英語検定公式HP「英検S-CBT 体験版」でパソコンを使って練習をする。(採点されませんが、本番の試験と同じ操作ができます)

・自分の名前、住所、申し込み時の電話番号(下4桁)、受験会場の名前を書けるように練習する。(難しい漢字はひらがなで書きました)

・親子ともに焦ってくるので、たまには息抜きをする。

1週間のラストスパートが大切です。

「自分はできる!」と自信が持てるように、学習しましょう。

親は焦りを隠し、サポートに徹しましょう。

小学校高学年になると、子供一人で勉強することも可能ですが、準2級以上になると合格率がぐっと下がります。

親のサポートがあったほうが、効率よく学習を進めることができるので、ぜひサポートしてあげましょう!

【英語が苦手な親でもできるサポート例】
・練習問題の丸付け

・時間や日程のスケジュール管理

・スピーキングテストの練習(試験官役)

・健康管理

・インターネットで情報収集

・応援

試験日当日も、保護者のサポートが必要になります。(送り迎え、受付サポート、英ナビで当日の健康チェック申告など)

新型コロナウイルスに感染する可能性がある状況では、手洗い、マスクなどの感染対策の他にも、不要な外出は控えましょう。(受験日の一か月前から、部活動や学校外での友達の遊びの約束も我慢してもらいました)

小学生向け(準2級)英検S-CBTに一発合格した勉強法!まとめ

英語検定準2級対策の勉強は、
・テキスト(わからないをわかるにかえる英検準2級)
・アプリ(スタディギア)
・公式HPの過去問

この3つを2か月ほど使って学習しました。

学習し始めのころは、わからないことが多いのでダラダラ学習しがちでしたが、残り1か月ぐらいからわかることが増えて勉強スピードがアップしていきました。

勉強のコツはこちら!

・リーディング・・・英単語が重要!語彙を少しでも増やしていく。

・ライディング・・・書き間違いが減るようにひたすら書いて練習!簡単な文章を組み立てて、質問に沿った答えが書けるように!

・リスニング・・・ひたすら聴いて耳を鍛える。間違えたらどこを聞き逃したのか聴きなおす。

・スピーキング・・・質疑応答の練習をする。音読も間違いなく読めるように練習する。イラストを見て、さっと説明できるように。

以上の学習方法で、合格できました!

わかることが多い、すらすら問題が解けると英語検定が面白くなり、やる気がアップするので、それまでは保護者の励ましが重要になります。

正直、だらだらする時期が必ず来ます。そのたびに「そんなにやる気ないならもうやめていいよ!」と怒ってしまう時期もあります。

それらのつらい時期を乗り越えて、合格した時の喜びは大きく、人生の良い経験のなるので、あきらめずに頑張りましょう!

実際にS-CBT受験の体験談は別ページでご紹介しています。参考にしてください。
小学4年生が英検S-CBT【準2級】体験談ブログ!小学生でも受験/合格可能!

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