ついに解禁された液体ミルク
液体ミルクのメリットとデメリット、今まで発売がなぜダメだったのかをご紹介します。

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ついに日本で解禁!液体ミルク

今まで日本で販売されていた赤ちゃん用ミルクは、「粉ミルク」しかありませんでしたが、ついに日本でも液体ミルクが発売開始になりました!

日本製の液体ミルク第1号は、
2019年3月11日ミルクメーカーのグリコから「液体ミルクアイクレオ」

もともと液体ミルクは、2016年4月14日に起きた熊本大震災時水と電力の不足から粉ミルクが使えなかったため、液体ミルクを輸入して被災者に配っていました。

そのことから、災害時には、液体ミルクの必要性が認識され、各ミルクメーカーが開発を進めていました。

2019年3月11日現在では、森永、明治などのミルクメーカーの液体ミルクは発売していません。
(今後発売予定)

液体ミルク今までなぜダメだったの?

液体ミルク値段、価格と通販はある?

母乳神話、衛生面など課題が…

液体ミルクは外国では当たり前のようにお店で販売されていて、赤ちゃんに飲ませています。

しかし、日本では液体ミルクは全く販売されていませんでした。

今までなぜ日本はダメだったのか?

衛生面で問題がある?栄養に問題が?あげると病気になっちゃうの??
など、日本のママパパは不安を感じると思います。

実は、今まで液体ミルクが製造、販売されていなかった理由は、

●日本政府は「母乳で赤ちゃんを育ててほしい」と考えている。
●政府は粉ミルクがあるから、液体ミルクの必要性を感じていなかった。
●液体ミルクを製造、販売するためには、政府から許可をわざわざとらないといけない。
●衛生面、品質保持をクリアするためには、高い技術の研究とコストがかかるため、メーカーが二の足を踏んでいた。

など。

wikiによると、

液体ミルクが国内販売されない大きな要因の一つとして、『乳及び乳製品の成分規格等に関する省令』において、乳児用粉ミルクである「調製粉乳」は定義されているが、液体状の乳児用ミルクに関しては定義されていなかったことが大きい。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%B3%E5%85%90%E7%94%A8%E6%B6%B2%E4%BD%93%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%82%AF
ということが一番の理由のようです。

特別用途食品(妊婦さんや赤ちゃんなどが補助的に栄養を摂る食品)のひとつとして「粉ミルク」だけは認められていましたが、液体ミルクは認められていませんでしたが、熊本地震以降ミルクメーカーや日本小児科学会が液体ミルクの必要性を政府に訴え、2018年8月8日「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令が改正されて液体ミルクを製造、販売できるようになりました。

また、WHO(世界保健機関)が完全母乳で育てることを推奨しているため、日本政府も「赤ちゃんは母乳で育てましょう」(母乳神話)と啓発していたので、新しいミルクの参入に消極的だったようです。

震災時に配られた外国製の液体ミルクの安全性が怖くて使えなかった、ということが北海道地震の時にありました。



2019年3月に液体ミルクアイクレオの発売で、ようやく国産の液体ミルクが使えるようになりました。

液体ミルクのメリットとデメリット

液体ミルクが常温であげて大丈夫な理由
液体ミルクには、メリットとデメリットがあります。

液体ミルクのメリット

手間なしで作れる!

哺乳瓶に注ぐだけでミルクができるので、赤ちゃんが泣いていてもすぐに飲ませてあげられます。

今までお湯で作ったミルクを人肌の温度まで冷ますのはとても時間がかかりました。

その間、赤ちゃんは泣き続け、ママパパはストレスを感じていました。

それが簡単になりますので、特に夜中の授乳タイムに液体ミルクは助かります。

常温・長期保存OKで非常食に

液体ミルクは常温で半年~1年保存可能になります。
(ミルクメーカー、商品により異なります)

また、災害時、お水や電気がなくても注ぐだけなので、避難所でも簡単にミルクを作ることができます。

防災グッズの中に哺乳瓶と一緒にたくさん入れておきましょう。

災害時には、消毒、洗浄ができない可能性があります。
そんな時は使い捨て用哺乳瓶が便利です。


Clovis Baby(クロビスベビー) 【日本正規品】 ステリボトル 消毒不要使い捨て哺乳瓶(240ml)5個入り

持ち運び簡単!

液体ミルクは紙パックや缶に入っているので、持ち運びが簡単です。

粉ミルクを外出時に持っていく場合、調乳用のお湯も持っていく必要がありましたが、液体ミルクなら哺乳瓶を一緒に持っていくだけ!

荷物が減ります

液体ミルクのデメリット

価格が高い

液体ミルクは栄養を壊すことなく長期保存させるために、普通の粉ミルクよりも製造にコストがかかっています。

そのため、液体ミルクの価格は粉ミルクよりも割高になっています。

開封後、保存できない

開封前は長期保存可能ですが、開封後は余りや飲み残しを後で赤ちゃんに飲ませることはできません。

開封後は雑菌が付着する可能性が高まり、付着した菌はミルクの栄養を使って大量に繁殖します。

まだ雑菌に免疫が少ない赤ちゃんに飲ませると、最悪命にかかわることがありますので、飲み残しや余りものはその場で使い切りましょう。

また、栄養面も変化してしまう可能性があります。

余りを密封容器に入れて冷蔵庫に入れておけば大丈夫じゃないの?と、思いがちですが、完全に安全であるとは限りませんので、やめましょう。

哺乳瓶に移し替えないといけない

大人のように、ストローでそのまま飲めるのなら楽なのに、赤ちゃんはまだ哺乳瓶でないと飲むことはできません。
(5か月以降なら、ストローで吸って飲み物を飲めるようになる子もいます)

そのため、液体ミルクと哺乳瓶はセットで用意する必要があります。

災害時、綺麗なお水が自由に使うことができないので、哺乳瓶を毎回洗うことは難しいでしょう。

不衛生な環境になる可能性もあるので、哺乳瓶の衛生面も心配になります。

そのため、使い捨ての哺乳瓶を用意する必要がありますが、まだ日本でも数は少ないのが現状です。

外国では、「ニップル」と呼ばれる使い捨ての乳首が液体ミルクとセットで販売されていて、ミルクの容器に取り付けるだけで飲むことができる商品があり、大変便利です。

まだ日本では、紙パックや缶の液体ミルクしかないので、課題の一つです。

量の調節が難しい

液体ミルクグリコアイクレオの1パックの量は125mlです。

赤ちゃんがミルクを飲む量は月齢により異なり、ぴったり125ml飲めることは難しいです。

離乳食を始める前の月齢の赤ちゃんが飲む量ですが…

生後月齢 ミルク量(ml) 1日の授乳回数
0~2週間 80 7
2週間~1か月 100 7
1~2か月 140 6
2~3か月 160 6
3~4か月 200 5
4~5か月 200~220 5

1パック(125ml)よりも微妙に上下します。

まだ月齢が小さい場合は余ってしまい、5か月ぐらいの子には1パックでは少なく、2パックでは多いのです。

しかも、一度液体ミルクの容器を開封すると、保存はできないので、量が調整しにくいという事です。

完全母乳の子は飲まないかも

完全母乳で育てられた赤ちゃんは、哺乳瓶を嫌がることがあります。

人間の乳首に似せるように開発された商品がたくさんありますが、完全母乳の子はママのおっぱいではない!とすぐにわかってしまうようです。

2011年3月11日に起きた東日本大震災の時、ママはショックで母乳が出なくなってしまいました。

しかし。完全母乳で育てられた赤ちゃんは、お腹が空いているのに哺乳瓶のミルクを拒否し、弱ってしまっていました。

ママもどうしていいかわからず、テレビ中継でSOSを出しました。

それを見た母乳が出る他のママさんが、その子の元へ駆け付け、ママに代わって授乳してあげたので、その赤ちゃんは助かりました。



今後、災害対策で液体ミルクを使いたいと考えている場合は、混合(母乳+ミルク)をお勧めします。

哺乳瓶に抵抗がないと、災害以外にも、祖父母や保育園に預ける時も楽です。


やっと日本で発売開始された液体ミルク。

とても便利で全国のママパパの育児の負担が減りそうですが、まだまだ課題も多いので、ミルクメーカーに頑張って開発を進めてもらいたいですね。



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