ダウン症児の詩全文発見【オランダへようこそ】英語原文も!ドラマコウノドリ2最終回
ドラマ「コウノドリ2」最終回の劇中で出てきた、出生前診断を希望し、染色体異常の【ダウン症候群】が発覚した高山夫妻が渡された、詩【オランダへようこそ(Welcome to Holland)】の翻訳された日本語訳全文と英語原文を発見しましたのでご紹介します!
鈴ノ木ユウの漫画原作のTBSドラマ「コウノドリ2」は
産婦人科の医師と妊娠・出産、母親・父親と赤ちゃんの感動と元気をもらえる物語。
17年12月22日(金)に最終回を迎えました。
http://www.tbs.co.jp/kounodori/
少しだけダウン症候群についてご紹介し、その後、詩【オランダへようこそ】をご紹介します。
ドラマ「コウノドリ2」で出てきた【ダウン症候群】とは?
【ダウン症候群】とは・・・
体細胞の21番染色体が 1本余分に存在し、計3本(トリソミー症)となることで発症する、先天性疾患群。
身体的発達の遅延、特徴的な顔つき、軽度の知的障害などの症状が現れる。
ダウン症候群には、まだしっかりとした治療法は見つかっていません。
教育と・早めのケアにより症状が改善される可能性があるとのこと。
【オランダへようこそ】の日本語訳全文を発見!
ダウン症児・障害児の両親や親族を元気をくれる詩【オランダへようこそ】には、英語原文が存在します(英語原文については次項にて解説いたします)。
ダウン症のあるお子さんのための母子手帳の役割を果たす手帳【子育て手帳「+Happy しあわせのたね」】が、
全米ダウン症協会発行の「すばらしい可能性のある未来へ~ご懐妊&新生児のご両親へのガイド」の許可を得て、翻訳・掲載しています。
この子育て手帳「+Happy しあわせのたね」の方が、英語の詩を書いた方々から許可を得て日本語訳に翻訳したとのことです。
私はよく「障がいのある子を育てるのってどんな感じ?」と、聞かれることがあります。 そんな時私は、障がい児を育てるというユニークな経験をしたことがない人でも、それがどんな感じかわかるようにこんな話をします。
赤ちゃんの誕生を待つまでの間は、まるで、素敵な旅行の計画を立てるみたい。 例えば、旅先はイタリア。山ほどガイドブックを買いこみ、楽しい計画を立てる。コロシアム、ミケランジェロのダビデ像、ベニスのゴンドラ。簡単なイタリア語も覚えるかもしれない。とてもワクワクします。
そして、何カ月も待ち望んだその日がついにやってきます。 荷物を詰め込んで、いよいよ出発。数時間後、あなたを乗せた飛行機が着陸。 そして、客室乗務員がやってきて、こう言うのです。「オランダへようこそ!」 「オランダ!?」 「オランダってどういうこと?? 私は、イタリア行の手続きをし、イタリアにいるはずなのに。ずっと、イタリアに行くことが夢だったのに」
でも、飛行計画は変更になり、飛行機はオランダに着陸したのです。あなたは、ここにいなくてはなりません。 ここで大切なことは、飢えや病気だらけの、こわくてよごれた嫌な場所に連れてこられたわけではないということ。 ただ、ちょっと「違う場所」だっただけ。
だから、あなたは新しいガイドブックを買いに行かなくちゃ。 それから、今まで知らなかった新しいことばを覚えないとね。 そうすればきっと、これまで会ったことのない人たちとの新しい出会いがあるはず。 ただ、ちょっと「違う場所」だっただけ。 イタリアよりもゆったりとした時間が流れ、イタリアのような華やかさはないかもしれない。 でも、しばらくそこにいて、呼吸をととのえて、まわりを見渡してみると、オランダには風車があり、チューリップが咲き、レンブラントの絵画だってあることに気付くはず。
でも、まわりの人たちは、イタリアに行ったり来たりしています。そして、そこで過ごす時間がどれだけ素晴らしいかを自慢するかもしれないのです。 きっと、あなたはこの先ずっと「私も、イタリアへ行くはずだった。そのつもりだったのに。」と、いうのでしょう。
心の痛みは決して、決して、消えることはありません。
だって、失った夢はあまりに大きすぎるから。でも、イタリアに行けなかったことをいつまでも嘆いていたら、オランダならではの素晴らしさ、オランダにこそある愛しいものを、心から楽しむことはないでしょう。
この詩、ダウン症協会が発行したものですが、ダウン症のご両親だけでなく、お子さんの様々な病気や怪我などで悩んでいるご両親にも元気をくれる詩ですよね。
ドラマコウノドリ中では、ご両親だけでなく、【ご両親のご両親(おじいちゃんおばあちゃん)や親族や知人】への理解を得るためにも使われていましたね。
素晴らしい・楽しい経験もできることを伝えてくれます。
【オランダへようこそ】の英語原文・英語全文は実在!発見しました!
【オランダへようこそ】の英語原文・英語全文は実在!発見しました!
英語原文のタイトルは【Welcome to Holland】です。
【BY EMILY PERL KINGSLEY】とあるように、1987年にダウン症のお子さんを持つ「エミリー・パール・キングスレー」さんが書いた詩のようです。
全文については、引用元:【http://www.ndss.org/resources/a-parents-perspective/
】からご覧ください
コウノドリのダウン症候群の両親のための詩【オランダへようこそ】へツイッターの反響は?
オランダへようこそ。これってダウン症の子供を持つお母さんだけでなく、思い通りの人生を歩めなかった全ての人に響く詩だ。
痛みが消えることがないって受け止めて貰いつつ、前に進む力を与えて貰える、優しい優しい詩。
#コウノドリ— ユーリ (@momo_ice) 2017年12月22日
「オランダへようこそ」に、涙が溢れた。妊娠、出産だけでなく、全てに通じる言葉だと思った。生きていると悩みはつきない。でもそれにとらわれて現状を嘆いてばかりいると、今そこにある小さな幸せを見逃してしまうかもしれない。人生は短い。自分が変われば、世界も変わるかもしれない。#コウノドリ
— かき☺ (@kirakira_bozu) 2017年12月22日
今夜の「コウノドリ2」最終回、また号泣!「ようこそオランダへ」は子育てに頑張るお母さん皆のための詩でもあるよね。#コウノドリ最終回 #子育て #オランダへようこそ
— cohanaco (@cohanacko1) 2017年12月22日
今、コウノドリを見ています。
オランダへようこそ。心に重く積もる詩。
確かに、ここは思い描いた場所じゃなかった。イタリアが羨ましい。憧れは強い。でも、オランダも素敵な所たくさんあるよ。— 音のない森♪(by.PG) (@yukinoiro51) 2017年12月23日
ドラマをご覧になられた多くの方が感動しました。
赤ちゃんを産む前の方・妊活中の方、妊娠中や出産後、子育て中の方、子育てを終えた方々、障害や病気の有無に関係なく元気をくれた
名作【オランダへようこそ】
の英語原文・日本語訳・ツイッターのみなさんの反応のご紹介でした。
再びコウノドリの続編「コウノドリ3」、やってほしいですね!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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