幼児(3歳4歳5歳6歳児頃)や小学生の子供のしつけの方法やしかり方のコツをご紹介。
子育てでの「しつけ」と「しかる」こと
しつけとは、人間が生きていく社会の中で、
【規則や礼儀を守れるように訓練すること(ほめること・しかり方)】
を指します。
しかるとは、相手に対して、
【よくない言葉や、行動などを、強い口調にて責める・怒ること】
を指します。
最近では「しからない子育て」を推奨したり、子供が悪いことをしても全くしからない人もいます。
・自分や他人が、跡が残るような大怪我をする場合
・他人や公共のものを壊したり
・大勢の人に迷惑がかかるような場合には
しかります。
その際でも強い口調ではなく、なぜいけないのかきちんと理由を伝えます。
幼児・子供のしつけのポイントは?しかり方のコツは?
子供は、成長伴い、反論・反抗するようになってきます。自分の意見や意思を出すことができるようになった証拠です!
また、しかっても同じことを繰り返す子供もいますが、子供はなかなか1回では覚えることができないものだと思って多めに見てあげるとよいでしょう。
根気強く言うか、繰り返さないように注意の仕方を変えてみるのもよいと思います。
★他人を傷つける
お友達を叩いたり噛んだりしてケガをさせた場合はしかる必要があります。
相手が嫌がっている、痛がっていることを十分に伝えてあげましょう。
また、電車の中で大声でわめいたり、飲食店の中で走り回ったりしているときもしかるときです。
★命の危険がある
ベランダに登ったり、道に飛び出したりするなどは、注意しておかないと大変なことになります。傘を振り回すなど、周囲の人に危害を加える可能性のある行動もやめさせましょう。
★感情的にしからない(怒らない)
腹が立って、感情的にしかってしまっては、子供は、しかられたことが強く印象に残っているだけで、【気を付けてほしいことが伝わらない】ことも多いです。
感情的に強く怒ってしまった場合は、「さっきは強く怒ってしまってごめんね」といったように軽く誤って、どうして怒ってしまったのか、どうなって欲しかったのかを伝えることもよい方法と思います。
★暴力は厳禁
なぜダメなのかが幼児・子供には理解できません。しっかり説明してあげましょう。言うこと聞かないからと叩いたり殴ったりするのは逆効果です。
何に怒られているかわからず、叩かれた痛みと心のショックしか覚えていません。叩いた親自身もどんどんエスカレートしていき、日常的な虐待に発展してしまう可能性があります。
★長々としからない
とくに幼児は、いくつも同時に言われても混乱してしまいます。短く簡潔に伝えてあげましょう。伝えたいことだけしっかりと。
例「お友達がケガをするから叩いてはいけないよ」といった感じにです。
★言ったことは曲げない
言われたことに矛盾があると、幼児はどうしたらよいかわからなくなってしまいます。一度言ったことを変える場合は、理由をわかりやすく伝えるようにするとよいでしょう。
★人格を否定しない
「こんなことをするのはうちの子ではない」「バカじゃないの」「ダメな子ね」など、人格を否定することは特によくないことです。
★しかった後が大切
親からしかられることは悲しいことです。しかった後の愛情表現をお忘れなく。ぎゅっと優しく抱きしめてあげましょう。
★しかるときは真剣に
たとえば、背中を見せ、家事をしながらしかっても、なかなか本質は伝わらないものです。仕事・家事・育児など、忙しい毎日と思いますが、子供と向き合って座り、目をみながら伝えることも大切です。
★すぐにしかりましょう
なかなかしかりにくい場面もあるものですが、【その場ですぐにしかる】のがポイントです。
幼児の場合、あとから言われても、覚えていないことも多いですし、キョトンとしてしまうものです。
しからなくてもよいときは?
★知らなかったことが原因
幼児・子供には、まだまだ知らないことがたくさんあります。知らないことが原因の失敗については、なぜダメなのかを優しく教えてあげることが大切です。
★頑張ってもできないこともある
お着替えが上手にできない、おねしょなど、自分の意思ではどうにもならないこともあります。その場合、しかると逆に委縮してしまうだけで、良くならないことが多いので、注意が必要です。
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