子供(赤ちゃん・幼児)の年齢別の食事のしつけ方やマナー、いつからしつけをはじめたらよいのかなどについてご紹介します。
子供の食事のしつけは、ステップアップが基本!
食事のしつけやマナーですが、まだ未熟な赤ちゃん・幼児の頃はいきなりたくさんのことを身につけることはできません。
ステップアップしながら少しずつできることを増やしていきましょう。
赤ちゃん・幼児の食事のしつけを始める時期
食事のしつけを始めるのは【離乳食期】からがおすすめです。
さすがにまだミルクやお乳を飲んでいる乳児期には、ほとんどの赤ちゃんはしつけやマナーが理解できません。
しつけやマナーを覚えてもらうためには、離乳食期になり、食べることを好きになってもらう必要があります。
楽しく食事ができるようになると、しつけやマナーも教えていきやすいです。
離乳食の初めの頃は、食べ物を手で触って、ぐちゃぐちゃにしてしまうこともありますが、厳しくしかることは避けて大目に見てあげましょう。
食べることを好きになってもらうためには、
・おいしいね~ ・あ~ん
・もぐもぐ ・ぱくぱく
・きいろ(あか)だね~
などと、声をかけながら食べるとよいでしょう。
食べられたらほめてあげてくださいね!
・食器を、動物やキャラクター付きのものにするのもよい方法です
離乳食期の赤ちゃん・幼児にしつけやマナーを教えるコツ
しつけやマナーを教えるうえで一番大事なのは、
親も一緒に食事をするなどして見本を見せてあげることです。
もちろん、食べる真似でも大丈夫です。
・はじめは食べやすい食器にする
・工夫をして食べやすい食事にする
(こぼしにくい、つかみやすい、よごれにくいなど)
・失敗はあまり叱らずに、うまくいったらほめてあげる
親も一緒に食事をして、食べ方を教えてあげて、できたことに対して多めにほめてあげると良いです。
できなかったことをしかりすぎてしまうと、食事自体が嫌いになり、マナーを教えるどころではなくなってしまうこともあります。
子供の年齢別食事のしつけやマナーのコツ
1歳くらいの乳児のうちに身につけたいことは?
★手洗い
1歳くらいになれば、手洗いの練習も始められます。
はじめはうまく出来なくてもだんだんとできるようになっていきます。
小さいうちから、食事の前には手洗いを習慣を身につけていきましょう。
昔、よく言われていた「うがい」は、最近では必要ありません。
のどについたバイ菌を落とすつもりでガラガラとうがいをしてしまうと、逆にのどを痛めてしまい、風邪などにかかりやすくなる可能性があります。
うがいをしなくても、口やのどについたバイ菌のほとんどは、胃に入れば強力な胃酸で死滅します。
魔の2歳児、反抗期のしつけやマナーのコツは?
魔の2歳児という言葉があるように、2歳の頃には「食べたくない!」「これ嫌い!」といった感じで反抗期する子も出てきます。
あまり量を食べない子供の場合は、最初は簡単に食べきれる量にしておき、足らなかったら追加する方法をとると残す量も減り、だんだんとたくさん食べられるようになる子が多いとのこと。
★お箸にチャレンジ
2歳~3歳くらいになれば、スプーン・フォークからだんだんとお箸に変えていくのもよいでしょう。
お箸練習用のお箸(指を通すリングやくぼみ付き)が売っているので買ってみましょう。最近は100円ショップでも売っていますよ!
★姿勢は正しく
背筋を伸ばす、肘をつかない、器に手を添えるといった基本を身につけられる時期です。姿勢よく食べられるよう、机やイスなどを工夫してあげましょう。ワンプレートの食器から、ごはんやおかずごとに食器を分けるなど徐々に大人の環境に近づけていきましょう。
3歳以降の幼児は、マナーの習慣づけをしましょう
3歳以降になってくると、幼稚園・保育園・保育所などに預けることも増えてくると思います。
2歳までに身につけてきたマナーを習慣づけていき、他のみんなと楽しく、ルールやマナーを守って食べていけるよう指導してあげてください。
・好き嫌いをしない・・・ちゃんと何でもたべると病気にならない強い体になれるよ!と言い聞かせたり、味付けや調理法を変えてみるとよいでしょう。
・できるだけ残さない
・姿勢よく食べる
・口に物を入れたまましゃべらない
・きちんと座る
・ひじをつかない
など、習慣づけていきましょう。
悪い習慣が身についてしまうと、大きくなってから直すのは大変です。特に小学校に入ってからマナーを教えるのは本当に大変です。
今まで教えてきた食事のマナーやしつけを引き続き実践していきましょう。毎日続けることで、当たり前になっていきますよ!
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