子供の習い事「そろばん」にはどんな効果があり、費用はいくらくらいか気になりますよね。
そろばんのメリットデメリットや体験談あわせてご紹介いたします。
習い事【そろばん】の効果は?
そろばんには、暗算に強くなる、数字に強くなるという以外にも様々な効果があると言われています。
集中力
そろばんの検定では、決められた時間に、決められた問題数を解かなくてはいけません。そのためには指先の動きに集中します。指は脳と密接な関係があり、脳を育てます。このことが、集中力を強くしていきます。
記憶力
そろばんでは暗算を使いますが、これは珠算式暗算と言い、右脳を使います。反対に普通の試験などで用いる、算数式暗算は左脳を使いますが、すぐに忘れてしまうようです。
右脳で記憶すると長く記憶がとどまります。右脳を鍛えるそろばん式の暗算(珠算式暗算)は記憶力を強くします。
情報処理力
そろばんは、数字をミスなく読み取り、計算して処理します。その量は膨大で、そろばんを続けると、10桁の数字も計算できてしまうほどです。
文字(数字)を見て、計算する能力は、情報を処理する力を強くします。
観察力(注意深さ)
そろばんの練習を繰り返すと、数字を注意深く読みとる能力が高まります。
注意深く数字を見ることが、観察する行動を強くすることにつながっていきます。
発想力
珠算式暗算の時には右脳を使いますが、問題を解決したり、発明したりする発想力は右脳から生まれると言われています。
物事を生み出す力、発想力はこれからの子供たちには必要です。
速読力、速聴力
そろばんの練習の中には、読上算があり、読み手の問題を聞き、正しく計算していきます。
このことで、速く聞き取る力と、速く読む力が鍛えられていきます。
習い事【そろばん】の費用はいくらくらい?
週に1回~4回が主なようですが、週2回以上を勧められることが多いようです。
・週1回で4000円~5000円
・週2回以上で6000円~8000円
ほどです。
にも、教室によっては
・教材代
・冷暖房費などの設備費
などが必要になります。
教材代は月謝に含まれることもありますので、詳しくは各教室に問い合わせてみましょう。
そろばんのメリット・デメリットとは
【そろばん】のメリット
・九九が覚えられる
・計算が早くなる
・資格(検定)が取れる(日本珠算連盟、全国珠算教育連盟)
・月謝が安い
そろばんの効果でも述べましたが、集中力などもしっかりとつきます。
算数は小学生が一番苦手な科目です。
これが克服できるのは魅力ですね。最近は「脳トレ(特に右脳)」になる習い事としても注目されているようです。
【そろばん】のデメリット
そろばんはメリットが多いのですが、
・計算の道具として、現代では役に立たない(電卓・スマホ・パソコン等)
・小さい子供には楽しくない
・難しくなって嫌になったり、飽きてしまう子供もいる
・計算方法を工夫しなくなる(そろばん方式で行う)
・習い事としては地味なイメージがある
教室に通う回数が多いため、他の習い事の数を減らす必要がでてきます。
(通う時間が自由の教室もあり、他の習い事と同時に通えます)
また、バレーやピアノ、サッカーなどに比べると地味なイメージはありますよね。
現代では、電卓、スマホ・パソコン(エクセル計算ソフト)もあり、実用性としては低いかもしれません。
どんな習い事でもそうですが、子供にとっては楽しくないと思う子もいるようです。
(体験を受けてみて、判断するとよいでしょう。)
【そろばん】を習った体験談まとめ
そろばんを習った方の体験談をまとめました。
習ってよかったという意見がほとんどです。
「小学生のころは計算ドリルを1ページ1分以内で、暗算で解けていました。暗算のおかげで算数、数学の素養ができたのか、理系の科目は得意でした」
「中途半端にならないよう、小学生の間は通い、6段を取りました。国立大まで行き、大手の会社に勤めています。妹は2年間しか通わず、1級まで。その後は専門学校どまりでした」
「算数や数字に対して、恐怖心がなくなります。算数や数学が好きでなくても、苦しまないで済みます」
「せっかちで、早とちりな性格でしたが、一定時間集中してそろばんに取り組むことで、落ち着きも出て、注意力がつきました」
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