経口負荷試験~子供が小麦アレルギー・卵アレルギーを克服した方法・体験談
私の子供が小麦アレルギー・卵アレルギーを克服した【経口負荷試験】という方法・体験談をお伝えします。アレルギー食品を大丈夫な量だけ少しずつ摂取していく、経口負荷試験という方法です。ずっと悩まれている方の参考になれば幸いです。
私の子供は結構アレルギー性皮膚炎に悩まされていました。初めは乳児湿疹がひどくて、小児科を受診。
簡易検査の結果、小麦と卵のアレルギーと判明。
ヒルロイドやステロイド、プロペトなどの塗り薬などを処方され、アレルギー食品はなるべく与えないようにとのアドバイスをもらいました。
万が一に備え、アナフィラキシーショックが起きた場合に飲む薬を処方されました。
その後、アレルギー検査の結果が分かってからは、離乳食などでは麦と卵を徹底的に除去して、お肌も清潔な状態に保ち、
しばらく薬を塗り続けたのですが、なかなか良くならないので、ワラをもつかむ気持ちで、皮膚科を3か所ほど回りました。
しかし後から考えると、これはあまり良くなかったようなのです。
小麦アレルギー卵アレルギーを克服した方法~経口負荷試験~とは?
何か月かに1度、定期的にアレルギーの血液検査を行ってもらっていたのですが、小麦と卵のアレルギーがなかなか治らないので、どうしたら治せるのかネットで調べていました。一体いつから麺類や、卵・牛乳食べていいのだろう?と疑問に思って調べていましたが、
という回答が多くありました。
参考:★麺類はいつから食べられる?アレルギー学会・協会検索の罠
本当のところはどうなのか、アレルギーに詳しい先生に相談したところ。
むしろ食べさせていった方が良いことが分かってきたようです。
口から入った食材は、体にとって良いものと体が認識する傾向があり、
お肌や目や鼻などの粘膜から入り込んだ食材は外敵・アレルゲンと判断されてしまうらしいのです。
(昔はできるだけ除去したほうが良いとされていましたが、日進月歩でアレルギーに関する真実は変わってきますので、ある番組でアレルギー対策について紹介していたように検索エンジンのオプションで、1年以内などで絞り込むと良いでしょう。)
【アレルギー食材を少しずつ与えながら、どれくらいなら家庭でも食べていって良いかの分量を見極める負荷試験を行って、家庭でも大丈夫な量のアレルギー食品を摂取して克服していこうという試み】
がされています。
摂取してから、分単位で、肌や呼吸、心拍数などに異常がないか様子を見ながら行っていきます。
異常が出たらすぐ対処できるように、通常は入院して、医師付き添いのもと行われます。
私の子供は、なかなか都合がつかなかったので、アレルギーの値と年齢体重などから、これ位なら食べて良いという分量を教えてくださいました。
家庭にてアレルギー食品を与える場合は、本当に少ない量から与えるようにし、少しでも調子が悪いようであれば、すぐに医者に相談するようにとアドバイスをいただきました。
少しでも異常があれば、アレルギーを抑える飲み薬、ザジテンまたはクラリチンを飲むようにと指示されました。
これ位の量でしたら何も症状が出ず、大丈夫だったと伝えると、分量を少し増やしてみても良いと提案されました。
1~2年、根気よく続けていった結果、次第にアレルギー症状もよくなり、
普通に食事しても全然大丈夫になりました。
卵や小麦粉といえば、普段のほとんどの食事に含まれているので、頭の痛い問題でしたが、治ってくれて本当によかったと思っています。
今では、こういった負荷試験というものがあることを知っていただけたらと思います。
ご注意:本記事を読んで、アレルギー食品の負荷試験を、独自で分量を判断して実行することは危険ですのでやめて下さい。
必ず、アレルギーの専門医に相談し、先生と一緒に克服していくようにして下さいね。
アレルギー科があれば、そちらを受診します。なければ小児科に相談しましょう。症状に応じて内科・皮膚科でも良いでしょう。
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