子供の反抗期はいつ何回?幼児・小学生・中学生の対応方法と接し方

子供の反抗期はいつ、何回あるのか?反抗期の幼児・小学生・中学生の特徴と対応方法と接し方をご紹介します。
子供の反抗期はいつ何回?幼児・小学生・中学生の対応方法と接し方

子供の反抗期はいつ?何回あるの?特徴と対応方法

子供の反抗期は第1次反抗期と第2次反抗期の2度!

子供の成長において反抗期は必要ですが、難しく感じるものです。

大きな反抗期は2度訪れると言われています。

・第1次反抗期(2歳ごろ)
・第2次反抗期(小学生高学年~中学生のころ)

※第1次反抗期と第2次反抗期の間に中間反抗期が来る子もいます。

2度の反抗期は、いずれも意味があり、反抗期の特徴や対応の仕方、接し方などをしっかりと理解しておきたいところです。

幼児期2歳(イヤイヤ期)の反抗期の特徴と対応方法

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第1次反抗期(イヤイヤ期)

「イヤイヤ期」とも呼ばれる第1次反抗期は、2歳ごろに訪れます。

自我の芽生えの早い子供では1歳半ごろから訪れる場合もあります。

特徴として、

・自己主張が激しい
・自主的な言動が増える

などが挙げられます。

「イヤ!」を連発するこのころは、一人で何でもやろうとし、親が手伝うことを嫌がったりします。

これは、自我が芽生えてきた証拠で、自分でできる!ということをアピールしたい時期でもあります。

もちろん、まだまだ2歳です。

上手くいかないことが多く、かんしゃくを起こしたりもします。

対応や接し方は?

この時期の子供には、時間をかけて温かく見守る事が必要です。

感情的に怒ったり、ダメ!と否定したりすることはやめましょう。

失敗が多いのは当たり前です。

始めたことを最後まで待ち、やりたいようにやらせてあげましょう。

そして、そのチャレンジを褒めることが自信につながっていきます。

また、この時期は、
「おもちゃを買って!」
「まだまだ(公園で)遊ぶ!」
などなど、わがままも増えるころです。

思い通りにはいかないこともある、ということも少しずつ伝えていきましょう。

小学生低学年の反抗期 特徴と対応方法

小学生低学年の反抗期

中間反抗期 特徴と対応方法

小学生低学年のころ、第1次反抗期や第2次反抗期ほど激しくはありませんが、中間反抗期と呼ばれる時期が来ます。

特徴として、

・親に口答えをする
・イライラした様子を見せる
・注意しても聞こうとしない

などが挙げられます。

この中でも、特に口答えが多くなると言われています。

また、親から早寝早起きなど、生活態度についてうるさく注意されても、聞く耳を持とうとしません。

ただし、このような言動は、他の時期の反抗期と同様に、自我が育っている証拠で、自分の考えで行動したいという、成長の表れとも言えます。

対応や接し方は?

まずは、おおらかに受け入れることです。

第1次反抗期の時と同じように、見守ることが必要です。

また、口答えをする、という事は、裏を返せば自己主張をしているという事です。

これを頭ごなしに否定すると、自分の意見は聞き入られない…と、消極的な性格になることも考えられます。

ただし、受け入れることは、何でも願いを聞くこととは違います。

自分の行動や言動に責任が持てるように、例えば「片づけは嫌だ!」と言う時は「自分でできることはしよう」などと、具体的にはっきりと伝えていきましょう。

小学生高学年~中学生の反抗期 特徴と対応方法

小学生高学年~中学生の反抗期

第2次反抗期 特徴と対応方法

中間反抗期が終わり、少しの間をおいて第2次反抗期が始まります。

小学生高学年から中学生の思春期のころに訪れます。

特徴として、

・親に甘えない(頼らない)
・生意気な口を聞く
・言葉が乱暴になる
・口数が少なくなる

などが挙げられます。

この中でも、親に甘えない(頼らない)という気持ちは、自立心の芽生えからくるものです。

自我が芽生えてくる第1次反抗期に比べると、その点が大きな違いになります。

自立とは、簡単に言えば子供から大人になるという事です。

子供の心が大人の心に成長しようとしているので、不安定な時期でもあります。

だから、様々な反抗的な態度をとってしまうのです。

この時期はそれまでの家族との生活から、友達や恋人との関係が中心の生活に変わっていきます。

親との距離は広がり、親以外の色々な考え方などに興味を持ち、吸収していきます。

また、子供によっては、親以外の学校の教師など、生活に関係する大人たちに対して反抗することもあります。

対応や接し方は?

親から自立していこうとするこの時期は、ある程度の距離をとることが必要です。

ただし、距離をとることは放任するわけではありません。

助けが必要な時は、いつでも手を差し伸べることができるように見守りましょう。

話を聞こうとする姿勢も大切です。

言葉が乱暴になったからと、同じような言葉を返すのはいけません。

どこかに、話を聞いて欲しいというサインがあるはずです。

しっかりと向き合って話を聞いてあげましょう。

また、子供扱いをやめることも大切です。

大人になろうともがいている時期です。

そんな子供を一人の大人として受け入れることで、子供も、認めてもらえていると感じるはずです。

反抗期は終わります!

反抗期は終わります!

親の成長が必要

第1次反抗期、中間反抗期、そして第2次反抗期と子供と接していると、毎日が嵐のように過ぎていくことでしょう。

終わりが見えなくて、焦ることもあると思います。

しかし、第2次反抗期も高校生になると少しずつ落ち着いていくと言われています。

反抗期は必ず終わります。

それを待つ親も成長が必要です。

子供が反抗期を通して成長していくように、親も変わっていくことが大切です。

子供が心配だからと、反抗期にしてはいけない親の行動があります。

●ガミガミ言ってしまう
●スマホを勝手に見る
●友達関係に口を出す
●行動をいちいちチェックする

など・・・

子供が心配だから、気になってついつい干渉してしまう親の気持ちもわかりますが、ますます反抗を強めてしまい、親子の絆が壊れてしまう可能性があります。

プライバシーを侵害するようなこと、傷つけてしまうようなことはしないようにしましょう。

そして、子供が大人になり、親元を離れた時、親のありがたさ、大切さが分かるようになると思います。

反抗されて、今は大変だと思いますが、頑張って乗り切りましょう。

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