日本の小学生(小学校高学年)~中学生の「死因ランキング・順位ベスト3」が驚きの結果に!。事件・事故・病気・自殺など考えられますが一体何が1位に?子供を亡くさないための予防法や不慮の事故の解説も。気を付けていただけたら幸いです。
2018年に発表の「2017年厚生労働省の人口動態統計」によると、
ちなみに、1歳~9歳の死因第1位はこの「不慮の事故」となります。
不慮の事故というのは、思いがけない事故、予想ができなかった事故、突然起きた事故のことです。
家庭内や、家の外に出かけた時・旅行の時や、学校などでおこるのですが、
例えば、
などが該当します。
厚生労働省の統計では「交通事故という項目」がないため、
交通事故はおそらく不慮の事故に含まれていると思われます。
不慮の事故を防ぐ方法としては、どんなことで死亡事故につながったかを学んでおき、備えることが重要です。
不慮の事故の中でも、小学生・中学生の場合は、特に交通事故が多いと思われます。
一緒に出掛けるときなどに「こういったケースで死んでしまった子が結構いるから注意しようね」と声をかけておくとよいでしょう。
ほかには、
などが考えられます。
若くして癌(悪性新生物)でこれだけたくさんの子供が亡くなっているのは驚きですよね。
大人では男女合わせて肺がん・大腸がん・胃がんが多いのですが、
小児ガンは、成人とは大きく異なっています。
小児がんは、発見が難しいのと、新陳代謝が高いことによる癌細胞の増殖が速いのが特徴ですが、
化学療法や、放射線による治療法の効果が高いとのこと。
小児ガンは、進行しないよう、早期の治療が重要です。
ささいな異常でも、何かおかしいと思ったらすぐに病院で診断してもらいましょう。
もし、ガンと診断された場合、小児ガンの治療症例が多い病院を紹介してもらうことも検討してください。
最近では、小児がんのうち8割程度が治るようになっています。
自殺による死因は2013・14・15・16年と4年連続で2位でしたが、2017年に戦後初めて1位となってしまいました。
先進国の中で若い世代で死因第1位が自殺なのは日本のみなんだそうです(韓国とほぼ同じ比率)。
全年齢での2017年の国内の日本人の自殺者は20465人でした。かなり多いように思えますが、全年齢では2003年をピークに毎年減少しています。
しかし、全年齢での自殺者数は大きく減っているのですが、
10代では、自殺者数は2000年頃からずっと横ばいで、なかなか減っていないのが現状です。
しかも、他の年代に比べて10代前半では、原因や動機がわからない自殺が特に多いとのこと。
前日まで元気だったのに、突然自殺といったように、突発的に自殺してしまうケースが多いのだそうです。
学校のこと・勉強・運動・いじめ・失恋・体の悩みなど、大人では何でもないことでも子供にとっては深刻に悩んでしまい、時には死んでしまいたい・・・と思ってしまうこともあります。
子供と一緒に、テレビや新聞などで自殺のニュースを見たときなどに、
★辛いことがあれば、なんでも相談してほしいこと、
★死ななくても引っ越し・転校するという方法もあること
を伝えておくとよいかもしれません。
普段から何でも悩みを相談してもらえる関係を作っていくことが重要です。
参考記事:
★小学生小学校4年5年6年いじめられる子供の性格特徴は?親の対応や解決策は?
★中学生・中学校での悪質な子供のいじめ。親ができる対策・対処法とは?
★子供のいじめが心配。いじめられないようにする対策は?
★子供がいじめられた・いじめられる前に親が出来る事・対処法
★【幼稚園・保育園】子供がいじめ・仲間はずれ…どうしたら?アドバイスや対策・対処法
★幼稚園保育園でいじめられる子供の性格は?親はどこまで対応?幼稚園の対応方法は?
★小学生小学校低学年いじめられる子供の性格特徴は?親の対応や先生の対応策は?
★子供のいじめの原因は何?原因別の対策法まとめ
参考:(厚生労働省)平成29年(2017)人口動態統計(確定数)の概況
0歳の死因1位は先天奇形・変形及び染色体異常
0歳の死因2位は周産期(出産前後)に特異的な呼吸障害等
0歳の死因3位は脳血管疾患
1~4歳の死因1位は先天奇形・変形及び染色体異常
1~4歳の死因2位は不慮の事故
1~4歳の死因3位は悪性新生物
5~9歳の死因1位は不慮の事故
5~9歳の死因2位は悪性新生物
5~9歳の死因3位は心疾患
1~9歳の総合的な死因1位は不慮の事故
1~9歳の総合的な死因2位は悪性新生物
1~9歳の総合的な死因3位は先天奇形・変形及び染色体異常
という結果になっています。
10歳未満での死因に「自殺」はトップ5に入っておりません。
10歳頃からは自ら命を絶ってしまう子供が増えています。