赤ちゃんの抱っこの仕方(横抱きと縦抱き)をご紹介!母親・父親になりたてのパパママ必見です。赤ちゃんが嫌がる場合にも。
赤ちゃんは首がしっかり発達しておらず、正しく抱っこしないと首の神経を傷つけて後遺症が残ってしまう場合もあります。首がすわる(自分で頭を動かすことができる)ようになるまでは気を付けましょう。
最悪の場合、亡くなってしまう場合もあります。
赤ちゃんの首がすわる(自分で頭を動かすことができる)時期は、早い子で1~2か月、平均で3~4か月位。かかりつけの産婦人科・小児科や、乳児検診の時に、首がすわったかどうか診てもらいましょう。
生まれてすぐ(新生児)の2~3か月の赤ちゃんはまだ首がすわっておらず、首も体もグニャグニャしているので、大人の腕と体を使って支えてあげる事がコツです。
首がすわる前は横抱きメインになります。縦抱きは安定しづらいのでNGです。
1、寝ている赤ちゃんの首の後ろに片腕を入れます。ヒジの内側が首の後ろ~頭の付け根に来るまで腕を入れます。
2、もう片方の腕を赤ちゃんのおしりから背中にかけて腕を入れていきます。両足の間から腕を入れ、ヒジに赤ちゃんのおしりが当たり、腕全体で背中を支えます。
3、両腕を自分の体に引き寄せ、赤ちゃんの体と自分の体を密着させます。両ヒジの内側で、赤ちゃんの頭とおしりを固定してあげる事で首が安定します。
体と体を密着させることで安定感と安心感を、赤ちゃんは感じることができ、抱っこしている方も、赤ちゃんの体重が分散され、腕への負担を減らします。
首がすわる前は、ミルク後ゲップをさせる時のみ縦抱きをします。
首がすわっていない場合はNG!縦抱きをすると落としてしまう可能性があります。首がすわるまでは横抱きにしましょう。
1、片手の手のひらで、寝ている赤ちゃんの首~頭の後ろを支えます。反対の手は赤ちゃんのおしりを支えます。
2、赤ちゃんの体に覆いかぶせるように体と体を密着させます。体を起こした時に、赤ちゃん全体を自分の体にもたれさせるように起こします。
起こした時は赤ちゃんの首をずっと支えてあげてください。ゲップをさせる時は、赤ちゃんの顔が自分の肩のあたりにくるとやりやすいです。寝かせる時は、赤ちゃんの頭をしっかりと手のひらで支えて寝かせてあげましょう。
まず、赤ちゃんを抱っこし、イスか床に座ります。おしりを大人の太モモの上に置き、おしりを支えていた腕を抜きます。
抜いた腕でミルクをあげます。頭を支えている腕は辛くなってくるので、ソファーの肘掛や、授乳クッションにもたれかけると楽になります。
首がすわると縦抱きが楽にできるようになります。縦抱きの方が、赤ちゃんにとって景色がよく見えるので喜びます。横抱きの仕方は、首がすわる前の抱き方と同じです。
片腕を赤ちゃんの脇に通し、抱え込むように腕の上に両脇をのせます。反対の腕は、赤ちゃんのおしりを腕に乗せるようにします。
赤ちゃんの体と、自分の体を密着させるようにすると、安定して楽です。体がしっかりしてきたら、お尻だけ支えれば抱っこできますが、急に動いて落ちることがあるので背中を支えてあげましょう。
赤ちゃんを抱っこするときに注意することがあります。
赤ちゃんの体は日に日に重くなっていきます。まだ歩けない月齢は、1日に何回もだっこするので、腕全体と体を使って抱っこしましょう。赤ちゃんの重さを自分の体に乗せるようにしっかり抱き寄せれば、体重が体にかかって少し楽になります。
赤ちゃんの体がしっかりしてくると、片手で抱っこしている方を見かける時がありますが、危険です!
赤ちゃんが急に動き、落としてしまう可能性があるので、しっかり両手で抱っこしてあげましょう。
赤ちゃんを毎日抱っこしていたり、特に女性は授乳を1日何回もしていると、腕が痛くなってきます。腕の腱(筋肉のつけね)に負担がかかり、炎症すると【腱鞘炎】になってしまいます。
腱鞘炎は治るのに時間がかかるうえ、赤ちゃんのだっこが辛くなってしまいます。腱鞘炎にならないように、腕を休めつつ、負担がかからない抱き方を心がけましょう。
赤ちゃんが泣く時は、「お腹が空いた・さみしい・暑い寒い・痛い」などパパママに何かを不満を伝えたい時です。そんな時に、抱っこの前にやさしく声掛けをしてから抱っこしてあげましょう。声をかけながら、ママパパの顔が見えるように抱っこしてあげると、きっと安心、喜びを感じるでしょう。