自閉症の原因はの一つとして、
妊娠中のタバコ・アルコール・ストレスや不摂生なのでしょうか?
自閉症の原因について考えます。
タバコに限らず、アルコールなども子どもの健康、そして妊娠中の胎児に悪影響というのは、良く知られることとなりました。
それでは、自閉症の原因に、妊娠中の喫煙やアルコールなどは当てはまるのか、見ていきたいと思います。
自閉症発症の原因を探る研究は、まだまだ新しい分野であり、様々な研究がなされています。
その中でも
の、3つについて盛んに研究されているようです。
この中でもよく言われていることが、生まれつきの脳障害が原因ということです。
これは、両親にはどうしようもできないことですね。
妊娠中は、正しい食事、生活などをして、母体と胎児に悪影響のあるものを避けなければいけません。
悪影響を与える物とは、
などが挙げられます。
例えば、アルコールを妊娠中に飲むことで、お腹の赤ちゃんにもアルコールは回ってしまう…と考えると、決して良いことはありませんよね。
タバコには、様々な有害物質が含まれており、副流煙でも同じです。
喫煙の本数が多いほど早産率が高まると言われています。
お母さんの飲酒により、お腹の赤ちゃんのアルコール濃度が高くなり、たとえ少量でも発育・発達に影響を及ぼします。
幾つか挙げると
・発育遅延や成長障害
・精神遅滞や多動症などの中枢神経障害
・小頭症などの頭蓋顔面奇形
・関節異常などの奇形
などがあり、これらは「胎児性アルコール症候群」とよばれています。
ストレスに関しては医学的なデータが少ないようですが、
妊娠中に感じるストレスが赤ちゃんの遺伝子にも影響する
という研究結果があり、ストレスを感じないように過ごすことは大切です。
妊娠中にファストフードなどを食べすぎる…いわゆる不摂生で高血圧症や糖尿病になることもあります。
気を付けたいところですが、我慢することでストレスにつながらないように、ある程度を心掛けたいですね。
ただ、絶対に止めたい物は
異常を伴って生まれてきてから後悔するのでは遅すぎます。
お父さんお母さん、二人三脚で取り組むのもいいですよね。
過度なタバコやアルコールはダメ、ではなく、絶対に止めましょう!
喫煙が自閉症の原因になるのか、ということは、実は明確な研究結果が出ておらず、
例えば、母方祖母の喫煙が孫に影響する
という、いまいちよく分からない説があったりします。
なぜ、
・父型祖母は大丈夫なのか?
・父・母の喫煙は?
と、謎は深まりますね。
妊娠中のアルコール摂取量別に自閉症の発症率を調べたところ、どれも発症のリスクは変わらないという研究結果があるそうです。
一方で、妊娠中に飲酒を続けたことで自閉症の子どもが生まれた、というブログ記事も見ます。
とにかく、妊娠中の喫煙やアルコールが自閉症の原因か?ということについては、明確な答えもなく、憶測の域を出ないものが多くあります。
ただ、原因の一因にはなる可能性があります。
喫煙とアルコールは避けることが正解ですね。
いくつかの説がありますのでご紹介します。
このような説などがありますが、ストレスは、人によって強さや時期が違うので実証するのが難しいでしょう。
喫煙して、お酒を飲み、ファストフードを食べ続け…こうなると、妊娠中でなくとも身体に悪いですよね。
これまで見てきたように、不摂生はそれ自体が、自閉症の原因につながる可能性を含んでいることは明らかです。
結局のところ、妊娠中の喫煙やアルコール、ストレスなどは、はっきりとは自閉症の原因であるとは言えません。
未解明な部分が多いとはいえ、たくさんの研究、議論がなされており、タバコやアルコール、ストレスが自閉症の可能性は大いにありそうということがわかってきています。
もし心配であれば、特に妊娠中はお腹の中の赤ちゃんのためにも、喫煙やアルコールをできる限り控え、ストレスに気を付けることは大切ですね。