小学校に通う小学生低学年(1年2年3年)のいじめ。いじめられる子供の性格特徴や、いじめられた親の対応、先生の対応策についてご紹介します。小学校低学年の虐めの特徴や解決するためのアドバイスもご紹介。
小学校における小学生低学年のいじめの特徴をご紹介します。、
小学校の低学年の子供は、まだ陰湿性は低いことが多いです。
集団でいじめることは少なく、あくまで自分が楽しみたいからからかったり、相手が嫌がることをします。
いじめられている子はとても嫌な想いをしていますが、いじめている側は楽しいのでいじめという感覚はありません。
まだ先生や大人の言う事を素直に聞くことができる年齢なので、注意して収まることもありますが、なかなかやめない子もいます。
どんな性格の子が、いじめのターゲットにされやすいのでしょうか?
いじめる子は自分は傷つきたくないために、自分よりも弱い子を狙います。
おとなしい、口ベタな子は、やり返すこともできず、先生や親にいじめられたことを伝えられないので、格好の標的になります。
親にうまく伝えることができないので、親も気づかずに子供だけ辛い想いをすることになります。
ちょっとした行動の変化に気が付き、早めに対策をとり、解決に向かいましょう。
いじめに苦しむ子供は、態度や行動がいつもと違う、変わったなと親が思うようなサインがでます。
親、先生は子供のSOSのサイン、特徴に気が付き、対策を取ってあげましょう。
目に見えない場合で、よくいじめが分かるのは、「学校に行きたがらない」こと。
理由を聞いてみると、いじめられていることを話してくれる場合もあります。
学校で受けたストレスが家庭で吹き出し、親や兄弟に乱暴な発言、行動を起こすこともあります。
さらにストレスが一杯になると、身体に症状が現れ、学校を行くのがつらくて朝になると頭痛や腹痛が起きることがあります。
もし、いじめが原因でこれらの症状が出ているときに、
「なんでそんなこと言うの?」
「行きたくなくても学校に行きなさい!」
「お兄ちゃんなんだから、弟を叩いちゃダメでしょう!」
など、辛い時にしてしまうと、
「自分の事、分かってくれない。誰にも相談できないんだ。」とさらに心を閉ざしてしまい、ますます悪い状態に悪化してしまいます。
では、子供がいじめられているかもしれないと気が付いたとき、親がとるべき対応策です。
子供を助けてあげるための対応をご紹介します。
★悪質な嫌がらせの場合は、学校や警察にいち早く対応してもらう必要があります。
嫌がらせが、犯罪行為ではない場合、
など、まずはお子さんの心のケアをしてあげてください。
毎日辛いおもいをして、学校に行っていたのですから、ほめてあげましょう。
自分がいじめられているという事実を親や先生に伝えることも、かなりの勇気が必要です。
「言ってくれてうれしかった」という気持ちを素直に伝えると、これからも何かあった時に相談してくれるはずです。
大事なことは「安心できる場所を用意してあげる事」です。
いじめがどうして始まったのかきっかけや、こうしたらこうされたといったことを聞き、それぞれのケースに応じて子供と一緒に解決策を考えてみましょう。
親としては、わが子の肩を持ちたくなる気持ちはよくわかりますが、いじめは、いじめている子・いじめられる子両方に原因がある場合が多いので、その視点も忘れずに聞くとよい解決策が見つかることがあります。
いじめっ子が単に面白がってやっているのか、何かわが子の言動がいけなかったのか、いじめっ子がどうして、どんな気持ちでいじめているのかや、どうすればいじめをやめてくれるのか、対策を考えて試してみましょう。
どうしても対策が思いつかない、うまくいかないよう場合には【学校の担任の先生などに相談】しましょう。
クラス全体にいじめられている場合、落ち着くまで休ませても良いでしょう。
休ませている間に、解決するために親と先生が話し合って、行動に移していく必要があります。
すぐにいじめっ子の親に連絡するのはNGです。
なぜなら、親同士が話し合うと、必ずこじれて、今後の学校生活に支障が出るからです。いじめてくる子の親は、いじめを平気でできる子供を育てた親です。話が通じる親とは限らないため、直接話すのは危険です。
イジメがまだ始まったばかりや、エスカレートしていないようなら、連絡帳や電話で相談しましょう。
結構深刻であったり、なかなか解決する様子がない場合は、先生に相談する時間を作ってもらい、ゆっくり相談しましょう。
相談するときは、なるべく子供の訴えをメモに残しておき、
という点を具体的に伝えると、分かりやすく先生に伝わります。
担任の先生は、どんな対応策をしてくれることがベストなのでしょうか?
先生の対応は、親身になってくれているか、くれないかで決まります。
先生の協力なくして、解決はしません。
相談する側も、怒りにまかせて訴えるだけでは、先生も困ってしまいます。
あくまで解決するために、先生にお願いしなければいけないので、冷静にお願いしましょう。
それでも、誠意のある対応が望めないのなら、学年主任や教頭、校長先生などに相談しましょう。
小学校低学年のいじめは、からかいや遊びの延長線で、深刻性が低いことがあります。
ただし、悪質な暴力行為や暴行、窃盗、脅迫などの犯罪行為が見られたらいち早く学校の先生や警察に相談しましょう。
進級した際にも、前の学年でいじめられていた子が引き続きいじめられるということもあります。
高学年になればなるほど、いじめの内容も悪質化する傾向があります。
低学年のうちから、注意をして、早いうちに解決できるよう手助けをしてあげてください。
子供のつらそうなサインを感じたら、すぐに先生に相談しましょう。
また、子供同士のもめごとは、積極的に親が出て行っては悪化することがありますので、先生に任せてみるのもよい方法です。
それでも解決しない場合は、担任よりも上の先生や、自治体の子供相談窓口に問い合わせてみましょう。
事件や事故などで緊急性を要する場合は迷わず【110番】または、警察署にて相談してください。
緊急性がない場合の警察への相談は【#9110(シャープ9110です。全国共通、通話料有料)】
最寄りの警察署の相談窓口へつながります。
子供が悩んでいる場合、自分で相談できる番号がこちら
(電話で相談に乗ってくれるよと、メモをわたしてあげるとよいでしょう)
★24時間子供SOSダイヤル(文部科学省が設置)
0120-0-78310(なやみいおう)・・・24時間フリーダイヤル無料です
★いじめで学校に行きたくない・誰かから虐待されたといった人権相談
0120-007-110・・・(フリーダイヤル無料・平日午前8:30~17:15)
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