初めての出産だと、どんな状況で分娩に挑むのか、足の開き方や、どんな姿勢をしたらよいのかわからないと思います。分娩台に乗ってからの足の開き方やおすすめの姿勢をご紹介します。
分娩室とは、その名の通り分娩するところです。
陣痛が始まって、いきなり分娩室に入ることはありません。(陣痛室・分娩室が一緒の病院の場合はすぐに入ります)
陣痛が10分くらいの間隔になったら病院に連絡し、入院となります。(病院までの距離も関係しますので、絶対ではありません。)
大概の医院や病院では、分娩室に入る前に「陣痛室」というところに入ります。
陣痛室では、陣痛間隔が短くなるのを待ちます。
そしてその後、診察をして子宮口が開いていれば分娩室へ移ります。
分娩室に移るということは、分娩台に上がるということです。
分娩台に上がるタイミングの目安は、陣痛間隔が1~2分になるころです。
分娩台の形は、背もたれがある椅子の様な形で、脚をのせる部分が開きます。
分娩時、産道や胎児の様子が見えるように開脚する形となっています。
背もたれはリクライニングとなっています。
というのも、産婦さんの体格や子宮の位置、胎児の大きさや向きや動き方によって、痛みの位置や楽な姿勢が異なるためです。
そして自然分娩の場合は開脚姿勢のまま分娩台を利用します。
楽な姿勢も大事ですが、いざ出産というときは、いきみやすい姿勢というものを重視しますので、リクライニングや開脚角度によって調節していきます。
分娩台はほかの役割もあり、緊急時はそのまま手術台になることがあります。
帝王切開となるケースもあるので、すぐ対応できるようになっています。
帝王切開は事前に計画して手術する場合と、
母子ともに危険な状態となったときに緊急手術として行う場合とがあります。
いずれにしても、どんな状況にも対応できるよう設置されているので、恥ずかしい、痛いという心情もわかりますが、出産時はそんな感情も忘れてしまいます。
安心して、安全なお産に取り組みましょう。
数時間後には新しい家族が見えてきます。もう少しです。
分娩台での脚の開き方は、とにかく「少しでも楽な姿勢」ということです。
脚の開きは、個人差があり、開脚が苦手な人もいますし、開くことで痛みを感じる人もいます。
脚の開き方ですが、ふくらはぎのあたりに足を乗せることができるようになっており、ベストな足の開き方は助産師や、担当医が固定してくれます。
分娩中は痛みが大きくて、早く終わってくれという気持ちで、恥ずかしいと思っている余裕はありません。
陣痛などでただでさえ痛みがあります。
少しでも楽な姿勢がいいですよね。
多い分娩の姿勢とは、
実際に分娩に挑んでいるときは、
「あ、この姿勢がいい!」
という感じがあります。
楽な姿勢は分娩中に変わったりします。
その時に楽な姿勢を取りましょう。
その他は背もたれの角度です。
腰に負担がかかるので、背もたれと開脚姿勢を合わせて一番楽な姿勢を選んでください。
それと呼吸の仕方も大切です。
スタッフが声をかけるので、その声に合わせて呼吸をしましょう。
赤ちゃんは動いているので、一瞬で楽だと思う姿勢が変わることもあります。
そばにいる看護師や助産師に伝えてください。
出産状況によっては対応できないこともありますが、できる限り安心してもらうために対応してくれるはずです。
安心で苦痛の少ないお産のために、情報を少しでも知っておくと違うと思いますよ。