幼稚園、保育園のクラス替えの決め方をご紹介!クラス替えの時期はいつで誰が決めるのか、希望は通るのか、仲の良い友達は別々にされてしまうのか、仲の悪い子同士はちゃんと離してもらえるのかといった疑問にお答えします。
まず、実はクラス替えについての指針はありません。園によってバラバラです。
どんな風に決めているのか、様々な保育士さん、先生の話を元にご紹介します。
・人数が少なく、1クラスしかない場合は、当たり前ですがそのまま進級します。
2クラス以上ある場合は、【園の方針】によって
・クラス替えを全く行わない場合
もあれば、
・毎年変わる場合
・年中でのみ変える場合
など様々です。
幼稚園保育園のクラス替えは、誰が決めているのか気になりますよね。
実は、こちらも園によって決め方は様々です。
入園したての子供、幼稚園であれば年少クラスであれば、
園長先生または経営・経理関係を行う理事長が一人で決めてしまう場合もあります。
よくあるのは、学級を受け持つ予定の担任の先生と、主任、園長先生または理事長らで
職員会議を行って決める場合です。補助の先生も加わる場合もあります。
決める場合には、次にご紹介する、様々な内容を考慮した上で決定します。
クラス替えをする上の基準としては・・・
幼児期は1か月違うだけでも能力や発達の差があります。
特に3月生まれの子と4月生まれの子は約1年もの差があります。
運動会や学芸会などで、偏りが出ないように均等にする場合が多いです。
また、お誕生日会を毎月行うためにも均等にします。
男の子も女の子もできる限り均等になるように割り振ることが多いです。
いろんな子と仲良くしてもらいたいため、
家が近い子だけでなく、遠い子もまぜて均等にする場合が多いです。
ただ、例外はあります。
年長さんのように、次の学年で小学生になる場合で、
いくつかの小学校に別れてしまう幼稚園・保育園の場合、
同じ学校区の子を固める場合もあります。
バスのコース・ルートの都合も考慮してクラス分けする場合もあります。
遅い時間帯のバスの子・早い時間帯のバスの子・バスを利用しない子を均等にする場合もあります。
リーダータイプ、しっかりしている子、ムードメーカー、活発な子、怒りやすい子、
落ち着きがない子、言うことを聞かない子、おとなしい子などが
偏らないようにバランスよくする場合が多いです。
トラブルを起こしやすい子の対応に慣れた先生がいれば、その先生の元に
多めに割り振る場合もあります。
誕生月・月齢で均等に割り振った場合でも、発達具合に偏りができる場合があります。
運動会や音楽会・学芸会といった発表会などで差が出ないよう、均等にする場合が多いです。
ただ、発達具合・能力を考慮して、特別な教育指導を行うクラスを設ける場合もあります。
入園時のアンケートなど(園により面接や能力テスト)で判断する場合と、前年までの状況から判断する場合があります。
食べ物や動物アレルギーなどがある子供は、先生の経験や対応できる先生の数などを考慮して
均等にする場合と固める場合があります。
子供に障害がある場合は、支援をする補助の先生が必要となります。
障害の度合いや、補助の先生の人数などにより均等にするか、固めるかが考慮されます。
子供としても親としても、できれば仲の良いこと一緒になって欲しい!と願うところですが、
仲の良い子供同士は、違うクラスにされる場合が多いです。
その理由は、いろいろな子と仲良くなってほしいためです。
ただ、これにも例外があり、子供の成長のために欠かせないと判断した場合や、
他の要素を重視した場合などには仲の良いお友達同士を一緒にすることもあります。
こちらも心配ですよね・・・
仲の悪い子供同士は、違うクラスにする場合が多いようです。
ひどいケンカをしたり、いじめや暴力などの問題がおきた場合は特に違うクラスに分けることが多いです。
延長保育を利用する子としない子の偏りができないように考慮する場合もあります。
★保護者同士の仲が悪い場合は別々にする傾向
★クレームの多い保護者はベテランの先生にまわされる傾向
実は、これも幼稚園・保育園によります。
先生や園長先生・理事長などが納得するような理由であれば、希望が通る場合もあります。
ただ、**くんと仲がいいから同じクラスにしてください!
とだけ希望を出しても、通常は聞いてもらえない可能性が高いでしょう。
先生方は、色々なお友達と接して刺激を受けて成長していってほしいと考えているからです。
**くんからいじめや暴力を受けていて、園に通うのも嫌がっていました・・・
といったような理由・希望であれば、聞いてもらえるかもしれません。
不登校(不登園?)になってしまったり、トラブルが起こるのは避けたいはずです。
最初にご紹介したように、幼稚園保育園のクラス替えの決め方は、
園の方針や先生方の方針により決められます。
クラス替えの時期も、全くしない場合や、年中さんで1度だけする場合、
毎年クラス替えをする場合など様々です。
園長先生や理事長が一人で決める場合もありますし、
先生方・学年主任・補助の先生なども含めて全員で話し合って決める場合もあります。
クラス替えの判断材料としては、
などがあります。
仲の良い子同士も、仲の悪い子同士も別々にされることが多いです。
クラス替えの希望・要望は、園長先生や理事長・先生方が納得する理由であれば通る場合もあります。
これらの要素を総合的に判断して、クラス替えは決定されます。
基本的には、子供の心と体の成長を第一に考えられて決められています。
参考になりましたら幸いです。