液体ミルク粉ミルクのメリットデメリット比較!値段や量、手間等

液体ミルクと粉ミルクのメリットとデメリットを値段や量・手間・保存性などについて比較しました!使い捨て哺乳瓶もご紹介!

液体ミルクと粉ミルクのメリットとデメリット比較


液体ミルクには、メリットとデメリットがあります。

2019年12月末現在発売されている液体ミルクはこの2種類です


液体ミルク【明治ほほえみらくらくミルク】の通常時の値段、価格、内容量、賞味期限ですが、
1本で¥215円+税で240ml入り、賞味期限は12か月、スチール缶入り

Amazon「液体ミルク【明治ほほえみらくらくミルク】」


液体ミルク【グリコアイクレオICREO】は、
1本で¥200円+税で125ml入り(量が明治のほぼ半分)、賞味期限は6か月です、紙パック入り

Amazon「液体ミルク【グリコアイクレオICREO】」

液体ミルクのメリット

手間なしで作れる!

哺乳瓶に注ぐだけでミルクができるので、赤ちゃんが泣いていてもすぐに飲ませてあげられます。

今までは、お湯を沸かし、粉ミルクを溶かし、赤ちゃんが飲める人肌の温度まで冷ます必要があり、とても時間がかかりました。
作っている間も、赤ちゃんは泣き続け、ママパパはストレスを感じていました。

粉ミルクからミルクを作る場合、ママの場合は慣れていて7~8分ほどでできることが多いそうですが、
パパの場合は色々手間取って10~15分位かかることが多いとのこと。

しかし、液体ミルクならミルクがほしいと赤ちゃんが泣いたら、注ぐだけなのでほんの10秒ほどでミルクをあげることができてしまいます!
特に、夜中の授乳タイムに液体ミルクは助かります。

また、祖父母や、粉ミルクからミルクを作ったことのない人に赤ちゃんの面倒を見てもらう場合などに
液体ミルクを一緒に渡してあげるのもおすすめです。

【結論】粉ミルクより、液体ミルクのほうが早くできて良い
★粉ミルク・・・×あげるまでに7~15分
★液体ミルク・・・◎あげるまでに、たったの10秒

常温・長期保存OKで非常食に

液体ミルクは常温で半年~1年保存可能になります。(ミルクメーカー、商品により異なります)

災害時には、避難所にきれいなお水や、お湯を沸かすための電気やガスなどがなくても簡単にミルクをあげることができます。

防災グッズの中に哺乳瓶と一緒に液体ミルクを入れておくと安心です!

また、災害時には哺乳瓶を消毒、洗浄が難しいため、使い捨て用哺乳瓶が便利です。


Clovis Baby(クロビスベビー) 【日本正規品】 ステリボトル 消毒不要使い捨て哺乳瓶(240ml)5個入り

【結論】粉ミルクも液体ミルクも引き分け
★粉ミルク・・・△未開封の場合、製造から1年~1年半くらい(開封後1か月)
★液体ミルク・・・△未開封の場合、製造から6か月~1年(開封後数時間)

商品により、保存可能期間は様々ですので、引き分けとしました。

お湯の準備の必要がなく・荷物も減ります!

液体ミルクは紙パックや缶に入っていて、持ち運びが簡単です。

粉ミルクを外出時に持っていく場合、哺乳瓶と一緒に調乳用のお湯も持っていく必要がありましたが、お湯が不要となり、お湯を準備する手間が減り・荷物も減ります!。

【結論】粉ミルクよりも液体ミルクのほうが楽で良い
★粉ミルク・・・×お湯が必要
★液体ミルク・・・◎お湯がいらない

液体ミルクのデメリット

価格が高い

粉ミルクより、価格が割高な傾向があります。2019年12月現在、液体ミルクと同じ量を粉ミルクから作る場合、2~4倍の価格となっています。

その理由としては、以下のようなものがあげられます。

★普通の粉ミルクよりも製造コストがかかる。
液体ミルクは栄養を壊すことなく長期保存させるために、手間がかかっています。

★粉ミルクより重く、スペースをとり、運搬コストなどがかかる。
輸送費用や、店頭での陳列スペースの問題により、価格が高くなってしまいます。

★製造メーカーの数がまだ少なく、価格競争がおきていないため。
2019年12月28日現在、日本国内のメーカーではグリコと明治の2社からしか販売されておりません。そのため価格競争が起きず値段が高い状態のままです。

★量産体制が整っていないため
まだ発売して時間が経っておらず大量生産体制が整っていません。そのためどうしても1個あたりの生産コストが高くなってしまっています。

【結論】液体ミルクよりも粉ミルクのほうが安くてよい
★粉ミルク・・・◎ かなり安い
★液体ミルク・・・× 高い(粉ミルクの2~4倍)

通常、自宅で使う場合は粉ミルク、外出先では液体ミルクと使い分けると経済的です。

開封後、保存できない

開封前は長期保存可能ですが、開封後は余りや飲み残しを後で赤ちゃんに飲ませることはできません。
開封後は雑菌が付着する可能性が高まり、付着した菌がミルクの栄養を使って大量に繁殖してしまうからです。

まだ雑菌に免疫が少ない赤ちゃんに飲ませると、最悪命にかかわることがあります。飲み残しや余りものは使い切りましょう。

また、一度開封した後は、栄養面も変化してしていきます。余りを密封容器に入れて冷蔵庫に入れておけば大丈夫じゃないの?と、思いがちですが、完全に安全であるとは限りませんので、やめたほうが無難です。

【結論】液体ミルクよりも粉ミルクのほうが長く持つ
★粉ミルク・・・〇 開封後1か月持つ(調乳後は保存できない)
★液体ミルク・・・× 開封後は数時間しかもたない

哺乳瓶に移し替えないといけない

大人のように、ストローでそのまま飲めるのなら楽なのに、赤ちゃんはまだ哺乳瓶でないと飲むことはできません。(5か月以降なら、ストローで吸って飲み物を飲めるようになる子もいます)

液体ミルクと哺乳瓶はセットで用意する必要があります。

災害時には、綺麗なお水を自由に使うことができないので、哺乳瓶を毎回洗うことは難しく、衛生面も心配です。使い捨ての哺乳瓶があると便利なのですが、まだ日本でも数は少ないのが現状です。

外国では「ニップルと呼ばれる使い捨ての乳首」が液体ミルクとセットで販売されていて、ミルクの容器に取り付けるだけで飲むことができる商品があり、大変便利です。

使い捨て哺乳瓶が欲しい!という要望がたくさん出ているとのことで、ミルクメーカーとしても開発・発売を検討しているところもあるそうです。
→発売されていました!5個セットで約1500円+税位です(1個300円+税)


【日本正規品】使い捨て哺乳瓶(240ml)5個入りはこちら(単体では送料がかかるので、哺乳瓶のページの下に表示されている液体ミルクとセットでの購入がおすすめです)

【結論】液体ミルクも粉ミルクも同じ
★粉ミルク・・・△ 粉を入れて調乳する必要がある
★液体ミルク・・・△ 哺乳瓶に移し替える必要がある

量の調節が難しい

液体ミルクグリコアイクレオの1パックの量は125mlです。赤ちゃんがミルクを飲む量は月齢により異なり、ぴったり125ml飲めることは難しいです。

離乳食を始める前の月齢の赤ちゃんが飲む量は、

生後月齢 ミルク量(ml) 1日の授乳回数
0~2週間 80 7
2週間~1か月 100 7
1~2か月 140 6
2~3か月 160 6
3~4か月 200 5
4~5か月 200~220 5

となっており、1パック(125ml)よりも微妙に上下します。まだ月齢が小さい場合は余ってしまったり、月齢が大きい場合は2パック必要になったりします。

しかも、一度液体ミルクの容器を開封すると、保存はできないので、量が調整しにくいという問題があります。

【結論】粉ミルクの勝ち!
★粉ミルク・・・〇 必要な分量だけ作ることができる
★液体ミルク・・・× 1パック・1缶の量が決まっているので調節できない

完全母乳の子は粉ミルクや液体ミルクを飲まないことも

完全母乳で育てられた赤ちゃんは、哺乳瓶を嫌がることがあります。

人間の乳首に似せるように開発された商品もたくさんありますが、完全母乳の子はママのおっぱいではない!とすぐにわかってしまうようです。

2011年3月11日に起きた東日本大震災の時、ママはショックで母乳が出なくなってしまいました。しかし、完全母乳で育てられた赤ちゃんは、お腹が空いているのに哺乳瓶のミルクを拒否し、弱ってしまっていました。ママもどうしていいかわからず、テレビ中継でSOSを出しました。それを見た母乳が出る他のママさんが、その子の元へ駆け付け、ママに代わって授乳してあげることでその赤ちゃんは助かりました。


今後、災害対策として液体ミルクを使いたいと考えている場合は、混合(母乳+ミルク)にて育てることをお勧めします。哺乳瓶に対する抵抗をなくしておくと、災害以外にも、祖父母や保育園に預ける時も楽ですよ!


やっと日本で発売開始された液体ミルク。とても便利で全国のママパパの育児の負担が減りそうですが、価格面や保存性・量の面などでまだ課題も多いので、ミルクメーカーに頑張って開発を進めてもらいたいですね。

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