先生の座る位置や玄関の挨拶例、お茶やお茶菓子などの家庭訪問のマナーをご紹介します!
家庭訪問で、先生への挨拶の仕方に決まった形はありません。
家にお客様を迎えるように行えば大丈夫です。
挨拶の言葉ですが、もちろん友達感覚ではいけません。
あくまで、お客様を迎えるという姿勢を忘れないようにしましょう。
( )内は、天候のことなどでも良いでしょう。
(暑い中)、(雨の中)などでも大丈夫です。
家庭訪問と言えば、以前は室内で行うことが一般的でしたが、現在は玄関先で行うことも増えてきているようです。
理由としては、
・お互い手間がかかる
・先生は早く生徒の家をまわりたい
など、先生・保護者両方の負担軽減のためです。
学校からの手紙で、玄関で行うと明記してある場合もあります。
暗黙の了解のもと、玄関で行う場合もありますので、情報収集は行っておきましょう。
知り合いの保護者がいない場合は、先生が来られた際に聞く、または事前に先生や学校に聞いてみると良いでしょう。
先生の対応にもよりますが、まずは座ることを勧めましょう。
座布団は用意しておき、スペースが十分ある場合は椅子を用意しても構いません。
いずれも、事前に用意しておきましょう。
座る位置は、玄関に向かって左側、先生から見ると右側が良いでしょう。
先生が、立ったままでとおっしゃった場合は、立ったままでも構いません。
柔軟に対応できるようにしておきましょう。
上座はお客様に座っていただく場所で、出入り口から遠い場所(反対の場所)になります。
和室の場合は床の間がある場所(方向)になります。
和室以外でも、出入り口から遠い場所(反対の場所)で構いません。
先生には基本的に、この上座に座ってもらうと良いでしょう。
ここが上座です、などと説明、案内はいりませんので、自然に座っていただくように案内しましょう。
実は、先生は上座のことはあまり気にしていませんので、先生が自分で選んで座られたら、そこが上座でなくても構いません。
ただ、上座のことを心構えとして知っておくことは必要でしょう。
最近では、学校からの手紙に「お茶などは不要です」などの明記があることも多く、その場合は出さなくても大丈夫です。
そうでない場合も、お茶やお菓子を出さなくても失礼には当たりません。
先生も、まずは子供を知るために来られますので、気にされないことがほとんどでしょう。
ただ、わざわざ足を運んでくださった先生のために、おもてなしの気持ちとしてお茶やお菓子を出すことは悪いことではありません。
玄関で済ませる場合は、来られる直前に用意しておくと、席を外す手間が省けて良いでしょう。
ペットボトルを用意して帰りがけに渡すのも良いかもしれませんね。
飲み物を出す場合は、コーヒー、紅茶、お茶(緑茶、ほうじ茶など)…悩みますが、緑茶は好き嫌いが少なく、お客様に出すには適していますので緑茶で良いでしょう。
ただ、暑い日は冷やした緑茶や麦茶を出しても喜ばれるかもしれません。
先生もお菓子を目当てに来るわけではなく、短い時間で話をするので食べている暇はありません。
あくまで、お茶の横に添える程度で構いません。
・一口で食べることができる饅頭
・クッキー
・チョコレート
・せんべい
いずれも個別包装の物が良いでしょう。
いざと言う時に、持ち帰りができます。
先生は何十人の生徒の家庭を訪ねているので、毎回お茶やお菓子を食べたり飲んだりしていると、トイレが近くなったり、お腹がいっぱいになってしまい、スムーズに訪問できずに困ってしまう事があるようです。
話したいことなど、事前にメモにまとめて、用意しておくと先生は助かるでしょう。