PTAのメリットデメリットは何があるのかと、PTAに入らないとどうなるのかや、問題点や問題行動についてご紹介します。
PTAとはParents(親・保護者)、Teacher(先生)、Association(団体・組織)の頭文字をとったもので、保護者と先生からなる組織です。
PTAは、小学校・中学校、幼稚園・保育園・こども園などにあります。
地域の人たちも協力し合いながら運営をしています。本来は任意参加の団体組織です。
PTAは、第二次世界大戦が終わった後、1945年にGHQにより派遣されたアメリカ人の教育に関する専門家が提案し、文部科学省が広めて作られました。
PTAの活動内容は、学校や園により異なりますが、
★定期的に通学路に立ち、子供たちに交通安全を呼びかける
★学校や通学路の清掃活動
★交通安全・移動動物園・お芝居といった子供に喜んでもらえるイベントを行う
(学校・園によっては餅つき・親睦会・夏祭り・クリスマス会なども)
★子供たちに必要な備品を購入する
★バザーや模擬店などのイベントを行う(PTA運営費を稼ぐ意味合いも)
★新聞・雑誌・段ボールや古着、空き缶などの廃品回収や、ベルマーク集めを行う(こちらもPTA運営費を稼ぐため)
★行事での写真撮影・販売(PTA運営費を稼ぐ意味合いもある)
★卒業記念品の購入
などがあります。
★子供たちに喜んでもらえる。
★保護者同士のつながりができ、いろんな情報交換ができる。
(学校行事の情報・先生の情報・塾や習い事の情報など)
★先生と保護者、生徒との関係がより密接になり、何かあったときに気軽に相談できるようになる。
★PTA開催のイベントなどの際に、学校や子供の様子を見ることができる。
★【先生達のメリット】先生だけではできない部分を保護者に補ってもらえる
★自分の時間をとられてしまう
→時に、家事や仕事、趣味の時間を割いて活動しなければならない時もあります。
★人間関係が面倒・ストレスになる
→会議・イベント・打合せなどで、嫌な人とも付き合っていく必要があります。
→様々な考え方・意見を持った方がいるので対立することもあります。
→聞きたくもない他の親や子供の陰口が回ってくることも・・・
★入りたくなくても自動的に、全員加入の流れとなっている
→原則、全員参加となりますと説明されただけで、同意書などがない場合も多い。
→本来は入会したい人が届け出を出してもらう形が理想
★一般会員も、PTA活動を強制される。
★PTAの役員決めが強制であったり、抽選や押し付け合いになる
→立候補制が主流であるが、大変なPTAの役員(会長・副会長・庶務・会計・会計監査など)はやりたくない人が多い。
→ひどい場合は役員決めの際に出席していない人が役員にされたり・・・
→役員ができない家庭の事情や、病気の事情を伝えなくてはならないことも問題。
★PTA役員でなくとも、自分のクラスに伝達したり、会費を集めたりするクラス委員も意外と大変
★PTA会費が負担となる(学校により違いますが、年数百円から数千円とバラつきがある)
★会議や活動などのために私生活を犠牲にしなければならない場合も
→共働きなのに仕事を休んで活動とか、親を介護しているのになど。
★活動する人と活動しない人の差が激しい
→責任感のある人ばかりが活動し、負担が回ってくることも多い
★PTAに非加入の子供が不利益をこうむる。
→非加入の子だけ記念品をもらえなかったり、イベントに参加できなかったり
→PTAに関する連絡が回ってこない・PTAの連絡網が使えない
★PTAに非加入の保護者は、陰口をたたかれたり、仲間外れにされる場合も
★PTA自体を廃止し、先生方の参加しない保護者会や父母会といった組織が作られていたり、
やりたい人・有志を募り活動を行ったり、スタッフを雇って活動してもらっているところもあります。
★不必要な活動を削り、最低限の活動にしていく、活動縮小の動きも広まっています。
PTAをやってみた方の話では、大変だったけど意外とやってみて良かった!という意見も多くあります。
もし、時間に余裕があって人と接するのが苦でなければ、やってみてはいかがでしょうか?
【関連記事】
★PTA役員決めではどんなトラブルが起きる?予防策や回避策は?
★【役員決めのうまい断り方】を現役PTA役員が伝授!おすすめの方法
★子供の幼稚園のPTA、上手な断り方や退会方法・理由は何がある?
★子供の幼稚園のPTA、会長の仕事や副会長の仕事は何?