子供のアトピーと乾燥性湿疹の違いは?原因と治療・保湿剤の正しい使い方

子供のアトピーと乾燥性湿疹の違い、それぞれの原因と治療、保湿剤の正しい使い方について詳しく解説します。

アトピーと乾燥性湿疹の違いは?

大きく症状を分けると、

●アトピー季節は関係なく痒く、かゆみが強い。なかなか完治しない。

●乾燥性湿疹乾燥する時期(秋・冬)だけかゆみが起きる。適切な治療をすれば治りやすい

二つの症状の共通点はかゆみがあることですが、原因が違います。

アトピー性皮膚炎とは

通称「アトピー」

年中、強いかゆみを感じる肌の病気です。

幼児期に発症したのちに、大人になると治ることもありますが、大人になっても続くことがあります。

年齢により、症状が異なります。

●乳児期
顔の口まわりや、頬に現れることが多く、赤くなり、痒がって掻きむしったり、顔を布団にこすり付けたりします。

乳児湿疹と似ていますが、長く続く場合はアトピー性湿疹だと診断されることが多いです。

●幼児期
耳たぶの下が切れる「耳切れ」や、両ひざ裏、両肘裏の強いかゆみを感じ、掻きむしってしまいます。

左右対称に発症することが多いです。

酷くなると、身体や顔にもかゆみが生じます。

痒くなる時間は、寝起き、運動後、就寝前と、強いかゆみが出る時間が決まっています。

掻いた肌は血がにじみ、肉が出てしまい、かさぶたになりますが、また痒くなり、血が出ても掻いてしまいます。

●成人期
中学生~大人になると、症状が治まることがありますが、ずっと続く場合もあります。

大人になると、ずっとかきむしられた肌は硬くなってしまい、色も黒ずんでしまいます。

痒い範囲も体全身の広がり、顔にも症状が現れます。

アトピー性皮膚炎の原因と治療とは

【原因】
アレルギーが原因であると考えられていますが、はっきりとした原因はまだ解明されていません。

アトピー性皮膚炎は、ハウスダストなどのアレルゲンや、汗などの刺激に肌が弱いことが原因だと考えられています。

食物アレルギーとアトピー性皮膚炎は別の病気だと考えられています。

「赤ちゃんの時に卵をたべるとアトピーやアレルギーになる」
と言われていた時期もありましたが、今はむしろ、除去するよりも食べた方がアレルギーになりにくいと言われています。

また、アトピー、アレルギー体質は遺伝すると考えられ、両親のどちらかがアトピーやアレルギーだと遺伝する可能性が高いと言われています。


【治療方法】
●保湿を心がける
肌のバリア機能が正常な肌よりも弱いため、保湿剤で保湿を心がけます。

ガサガサの状態は、刺激となり、さらにかゆみを感じやすくなります。

●ステロイドの塗り薬を塗る
医師の指示のもと正しく使用すれば、怖い薬ではありません。

早く皮膚を修復させ、これ以上掻かない肌を目指します。

●ヒスタミンを抑える薬を服用する
かゆみの原因である体内のヒスタミンを抑えることで、症状を和らげていく治療をします。

●規則正しい生活、バランスの良い食事を心がける
寝不足、ストレスは症状を悪化させます。

食生活もバランスの良い食事を意識し、お酒、砂糖の摂りすぎは気をつけましょう。

痒みが強くて、掻きむしってしまう時は、氷や水で冷やしましょう。

乾燥性湿疹炎とは

乾燥する時期にかゆみが生じます。

ガサガサと肌が乾燥することで、肌のバリア機能が失われてかゆみが生じます。

掻いてしまうとさらにが傷つき、刺激を感じやすくなり、かゆみが収まらなくなります。

かゆみが起きる場所は、身体全体や、すね、腕、目の周り、手足の指など、
乾燥しやすい所や、服がこすれて刺激になってしまう所が痒くなります。

痒くなる時間は、寝起き、入浴後、就寝前など、温度差が起きやすいタイミングが多いです。

乾燥する時期が終われば、かゆみも落ち着きますが、まだまだかゆい、症状がおさまらない場合は、
アレルギー性の皮膚炎の可能性がありますので、早めに皮膚科に受診しましょう。


乾燥性湿疹炎の原因と治療は

【原因】
肌が乾燥することでかゆみが生じますので、アレルギーが原因ではありません。

皮膚の皮脂が減り、バリア機能が弱まることで刺激となって痒くなるため、保湿を心がけていれば、かゆみは収まっていきます。

【治療】
●常に保湿剤で保湿を心がけましょう。
肌の乾燥の状態に合わせて、保湿ローション、軟膏などでこまめに保湿していくことで、肌を正常な状態に戻していきます。

●ポリエステルなどの化学繊維の服は避ける
肌刺激の少ない綿100%のものを選びましょう。

●寝不足やストレス、偏った食生活に気を付ける
規則正しい生活と食生活を送るように気をつけましょう。

保湿剤の正しい使い方

保湿剤は、皮膚科で処方されたものがオススメです。

市販の保湿剤でも良いのですが、香料は刺激になるので無香料の物を選びましょう。


保湿剤は、入浴後の使用が大切です。

入浴後に柔らかいタオルで軽く水気を取ったのち、浴室内でしっかり全身保湿剤を塗りましょう。

特に、乾燥が酷い所は就寝前に保湿剤を塗りなおすと効果がアップします。

起床後も、布団から出る前にもいつも痒くなるところに保湿剤を塗りましょう。


職場や、自宅で暖房を使用している時は、急激に空気が乾燥します。

常に保湿剤を常備し、乾燥やかゆみを感じたらすぐに塗りましょう。

保湿剤を使用するときは、清潔な手で塗りましょう。

子供のアトピーと乾燥性湿疹の違いは?原因と治療・保湿剤の正しい使い方 まとめ

アトピーと乾燥性湿疹の違いは

●アトピー…遺伝的要因、アレルギー体質、肌が繊細など、さまざまな原因がある。
すごく痒く、年中続く。

●乾燥性湿疹…乾燥した時期に発症しやすい。掻けば掻くほどひどくなる。
乾燥の時期が過ぎれば、収まることが多い。

そちらも共通していることは、
★痒い
★保湿が大事

保湿剤は消炎効果はないため、塗ればかゆみが収まるというわけではありません。

そのため、塗っても効果がないと思い込み、塗らずにいると、ますます悪化していきます。

保湿していけば、徐々に掻く回収が減り、少しずつ治っていきます。

どうしても痒くて仕方ない時は、掻かずに冷やすとかゆみが収まることがあります。

アトピーはなかなか治らない病気です、

治るのに何年もかかります。

●的確な治療 ●規則正しい生活 ●バランスの良い食事

を心がけ、根気よく治療していけば、治る可能性はありますので、諦めないで頑張りましょう。


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