宿題を学校に忘れた、持っていくものを家に忘れた…など、忘れ物が多い子供の原因と対策をご紹介します。あまりにも忘れ物が多い場合は、ADHD・発達障害の可能性があるかもしれません。
子供が学校で使う物はたくさんあり、忘れ物がないように気を付けていても、忘れてしまうことがあります。
子供が忘れがちな物です。
など、見てみると、大切な物ばかりです。
中には、毎日使うもの、忘れると授業に支障をきたすものがあるので、忘れないように注意する必要があります。
みんなが忘れ物をしたくてしている訳ではありませんが、どのような状況で忘れるのでしょうか。
・朝急いでいる時
・寝る前までに準備をしていない時
・学校に持って行く物を、毎日違う場所に置いている
・学校で、次の日の時間割を(ノートなどに)書いていない
・準備物のプリントを見ていない(親に見せていない)
・忘れ物がないか確認していない
これらの原因を解決するように毎日気を付けていれば、忘れ物が減っていきます。
原因ごとに解決方法をご紹介します。
朝の時間が慌ただしくなり、持って行く物の見直しをする余裕がありません。
せっかく玄関に持ち物を用意してあげても、急いで出かけていくために忘れられたままになることがあります。
まずは、布団に入る時間を30分づつ早めてみましょう。
早く寝れば、早く起きれるようになります。
「遊ぶから準備は後で!」などと、いつも後回しにしていると、準備が遅くなる、準備をしないという悪循環が起きてしまいます。
遊んでいると、準備しないといけない状況すら忘れてしまい、そのまま翌朝を迎えてしまいます。
毎日することで、宿題や明日の準備が習慣化していきます。
物があふれていると、どこに何があるのか分かりません。
整理整頓ができておらず、そのような状況で物を置く場所が決まっていないと…忘れ物につながりますよね。
特にランドセルや、なくしがちな名札など、帰ってきたらまずそこへ置くようにしましょう。
特に低学年の時は、次の日の準備など見通しを持って行動することが苦手です。その時に親がしっかり関わっていないと、準備ができない、やりたくない…という子供になってしまいます。
習慣付けが必要な低学年の内は、親もサポートしてあげましょう。
まずは「一緒に明日の準備をしよう」と誘い、一緒に準備をしましょう。
(高学年の子供でも、忘れ物が多い時は一緒にやってみましょう)
そのうち、一人でできるようになったら、「明日の準備できたかな?」を確認だけしましょう。
ADHDの症状として、集中力が続かない、気が散りやすい、忘れっぽいなどの「不注意」という症状があります。
この不注意が原因で、他の事に注意が向いてしまうったりすると、忘れ物をしてしまいます。
ADHDの症状である「不注意」は脳の欠陥からくるものであり、その人の特性(性格)でもあります。
「忘れ物が多い=ADHDや発達障害」という事ではなく、「その可能性がある」というだけです。
あまりに程度がひどい場合は、一度専門の先生にチェックしてもらいましょう。
ADHDや発達障害の場合、早期に発見し、薬の服用やトレーニングなどを行うことにより症状の改善がみられる場合があります。
★子供がADHD(注意欠如多動性障害)?病院の選び方・治療方法や薬はある?
親任せにすると、自分では何もしなくなる…という訳ではありません。
特に低学年時の親の関わりは大切です。
しっかりと関わりながら忘れ物対策をすると、身に付くこと間違いなしです。
以下に見ていきましょう!
早起きができなければ、朝は慌ただしい時間になります。
早寝早起きを心がけて、朝の時間的余裕を作ってあげましょう。
まずは物を減らしましょう。
物であふれかえると、どこに何があるか分かりません。
その上で、親子で物の置き場所を決めていきましょう。
特に、学校で使う物は見えやすい、置きやすい場所が良いでしょう。
棚やかごを使うのも効果的です。
面倒くさいことは後回しにしがちですが、寝る前に翌日の準備をすれば、翌朝にもう一度チェックができます。
習慣づくまでは親子で取り組みましょう。
体育=体操服
水泳=水着、スイミングキャップ、バスタオル
などと、準備をしながら親子で(頭の中に)イメージしてみましょう。
イメージが難しい時は、目で見ながら確認することから始めても構いません。
繰り返すことで、何が必要か?という事を、頭の中で考えながら準備することができるようになります。
宿題が後回しになったり、終わっていないと、明日の準備ができません。
宿題が終わっていないと、ランドセルの中から教科書などを出すことになり、忘れ物につながります。
習慣づけるために、低学年時は一緒に机に向かって宿題に取り組むことも必要です。
明日の準備ができたら褒めましょう。
当たり前の事であっても、子供は褒められると嬉しいものです。
「忘れ物をしないぞ!」という意識や、自信にもつながっていくことでしょう。
親も子供と一緒に、翌日の準備をすると良いでしょう。
子供は親をよく見ています。
親が身をもって示すことで、子供には良いお手本となるはずです。
これで、親も忘れ物をせず、一石二鳥ですね!
★記憶力がない子供の記憶力を上げる方法!食べ物やトレーニング方法