小学校に通う小学生4年5年6年のいじめ。いじめられる子供の性格・特徴や、いじめられた親の対応、解決策と、小学校4年5年6年の虐めの特徴や解決するためのアドバイスもご紹介。
小学校における小学生高学年4年5年6年のいじめの特徴とはどのようなものでしょうか?
小学校の高学年(4年5年6年)の子供のいじめになると、陰湿性が高くなり、集団で一人を苛める傾向があります。
いじめられている子はとても嫌な思いをしていますが、いじめている側は楽しいのでいじめという感覚はありません。
大抵のいじめっ子は注意すると「いじめていない、遊んでいるだけ」と言い返します。
しかし、やられている子供は嫌がっている限り、立派ないじめです。
酷くなると「クラス 対 1人」に発展することもあります。
実際にあった高学年の虐めの実例を紹介します。
男の子の場合、暴力や暴言などが多く、
女の子は無視や仲間外れなどが多いようです。
集団で行うため、加害者一人一人の加害者意識は薄く、エスカレートしていく可能性があります。
いじめっ子が、集団になる理由の一つとして、
一人、力のあるボスがいると、いじめの矛先を自分に向けさせないため、防衛するためにいじめっ子のグループに入って、いじめに参加してしまうことがあります。
どんな性格の子が、いじめのターゲットにされやすいのでしょうか?
いじめっ子は、自分より弱い子や、劣等感を感じる子を狙います。
自分より勉強ができるからむかつく、自分は親から愛されていないのに、大事にされている子が憎いなど、コンプレックスからいじめるパターンもあります。
おとなしい、口ベタな子は、やり返すこともできず、先生や親にいじめられたことを伝えられないので、標的にされやすい傾向があります。
また、いじめられたことを親にうまく伝えることができず、親も長い間気づかずに、深刻な状況になってしまう場合もあります。
ちょっとした行動の変化に気を付け、早めに対策をとり、解決に向かえるとよいですね。
いじめに苦しむ子供は、態度や行動がいつもと違う、変わったなと親が思うようなサインがでます。
親、先生は子供のSOSのサイン、特徴に気が付き、対策を取ってあげましょう。
まず、よくいじめが分かるのは、「学校に行きたがらない」ことです。
もちろん、暑い・寒い・眠い・学校の勉強や体育や行事が辛いといった理由もあると思いますが、いじめの可能性が高いことが多いです。
低学年のうちは、楽しそうに通っていたのに、急にいじめが始まり、不登校になることもあります。
さらにストレスでいっぱいになると、身体に症状が現れ、学校を行くのがつらくて朝になると頭痛や腹痛が起きることがあります。
これらの症状が出ると、
「行きたくなくても学校に行きなさい!」
「叩かれたらやり返しなさい!」
など、辛い時に叱責してしまうと、
「自分の事、分かってくれない。誰にも相談できないんだ。」とさらに心を閉ざしてしまい、まずます悪い状態に悪化していきます。
では、子供がいじめられているかもしれない、気が付いたとき、親はどうしたら良いのでしょうか?
子供を助けてあげるための対応をご紹介します。
★悪質な嫌がらせの場合は、学校や警察にいち早く対応してもらう必要があります。
嫌がらせが、犯罪行為ではない場合、
など、まずはお子さんの心のケアをしてあげてください。
毎日辛いおもいをして、学校に行っていたのですから、ほめてあげましょう。
自分がいじめられているという事実を親や先生に伝えることは、かなりの勇気が必要いります。
「言ってくれてうれしかった」という気持ちを素直に伝えると、これからも何かあった時に相談してくれるはずです。
「安心できる場所を用意」してあげていじめの内容を聞いてみましょう。
いじめがどうして始まったのかきっかけや、こうしたらこうされたといったことを聞き、それぞれのケースに応じて子供と一緒に解決策を考えてみましょう。
親としては、わが子の肩を持ちたくなる気持ちはよくわかりますが、いじめは、いじめている子・いじめられる子両方に原因がある場合が多いので、その視点も忘れずに聞くとよい解決策が見つかることがあります。
いじめっ子が単に面白がってやっているのか、何かわが子の言動がいけなかったのか、いじめっ子がどうして、どんな気持ちでいじめているのかや、どうすればいじめをやめてくれるのか、対策を考えて試してみましょう。
どうしても対策が思いつかない、うまくいかないよう場合には【学校の担任の先生などに相談】しましょう。
クラス全体にいじめられている場合、落ち着くまで休ませても良いでしょう。
休ませている間に、解決するために親と先生が話し合って、行動に移していく必要があります。
すぐにいじめっ子の親に連絡するのはNGです。
なぜなら、親同士が話し合うと、必ずこじれて、今後の学校生活に支障が出るからです。いじめてくる子の親は、いじめを平気でできる子供を育てた親です。話が通じる親とは限らないため、直接話すのは危険です。
イジメがまだ始まったばかりや、エスカレートしていないようなら、連絡帳や電話で相談しましょう。
結構深刻であったり、なかなか解決する様子がない場合は、先生に相談する時間を作ってもらい、ゆっくり相談しましょう。
相談するときは、なるべく子供の訴えをメモに残しておき、
という点を具体的に伝えると、分かりやすく先生に伝わります。
担任の先生は、どんな対応策をしてくれることがベストなのでしょうか?
先生の対応は、親身になってくれているか、くれないかで決まります。
先生の協力なくして、解決はしません。
相談する側も、怒りにまかせて訴えるだけでは、先生も困ってしまいます。
あくまで解決するために、先生にお願いしなければいけないので、冷静にお願いしましょう。
それでも、誠意のある対応が望めないのなら、学年主任や教頭、校長先生などに相談しましょう。
先生に相談する以外、親はできる解決策はあるのでしょうか?
いじめっ子の親へ抗議するのは、最終手段です。
極力控えましょう。
いじめっ子は、大人が動き出したことが分かれば見つかることを恐れていじめが収まることがあります。
もし、直接自分の子供がいじめられている現場を見てしまったら、現行犯で注意しても良いと思います。
「今の事、先生に報告するから」「今していたことを、あなたのお父さんお母さんに報告してもいい?」と言うと、「こいつを苛めると親が出てくる」とわかり、収まるかもしれません。
しかし、すべての親がそんな強気な態度が取れるわけではないと思います。
直接注意することができなければ、目撃したことを先生に報告しましょう。
あまりにもひどい場合は、相手の親へ、先生から報告してもらいましょう。
小学校高学年4年5年6年の虐めについてまとめます。
●いじめられた子は、なかなか親に言えないことが多いです。
学校に行きたがらない、体に傷がある、持ち物がひどく汚れているといった、何か様子がおかしい、いじめられている感じがする場合には、担任の先生に相談しましょう。
●いじめは深刻な内容になり、集団でいじめてくる。
●自分の子供の話をじっくり聞いてあげましょう。
●それでも解決しないようなら、
さらに上の先生か、同じクラスのママさん、自治体の相談できるところに相談する(ページ一番したに相談窓口があります)。
●クラス替えの時期まで乗り越える
いじめられた子は、大人になっても忘れられないほどの心の傷を受けるでしょう。
ほとんどの立派に育った大人は、いじめられた経験があるそうです。
いじめられた痛みを知った子供は、優しい大人へ成長できます。
いじめられて辛い今、一番の支えは親や兄弟、家族です。
親もきっと我が子同様に心が痛いですよね。
4月になれば、クラス替えがあります。
通常の学校の対応として、いじめられっこグループはバラバラのクラスになることが多いそうですし、クラスが変われば、新しい人間関係が築けるでしょう。
いじめられた子にも、何かしらのいじめられる原因があることが多いので、
再びいじめにあわないよう、いじめられた子も変わっていけるとよいですね。
事件や事故などで緊急性を要する場合は迷わず【110番】または、警察署にて相談してください。
緊急性がない場合の警察への相談は【#9110(シャープ9110です。全国共通、通話料有料)】
最寄りの警察署の相談窓口へつながります。
子供が悩んでいる場合、自分で相談できる番号がこちら
(電話で相談に乗ってくれるよと、メモをわたしてあげるとよいでしょう)
★24時間子供SOSダイヤル(文部科学省が設置)
0120-0-78310(なやみいおう)・・・24時間フリーダイヤル無料です
★いじめで学校に行きたくない・誰かから虐待されたといった人権相談
0120-007-110・・・(フリーダイヤル無料・平日午前8:30~17:15)