子供に失敗を経験させるべきこと・させるべきでないことと理由

失敗は成功のもと!という言葉がありますが、子供には「失敗を経験させるべきこと」と「経験させるべきでないこと」があります。それぞれ理由もあわせてご紹介します。

失敗を経験させるべきことは、前もって注意したり手を出さないことが大事!

失敗を経験させるべきことについては、前もって注意したり手を出して止めたりしないようにしましょう。

まだ幼くて自分ではなぜ失敗したのかわからない場合もあります。そんな時は親や保護者が理由を教えてあげたり、励ましたりしてサポートしてあげてください!

サポートがないと、何度も失敗を繰り返して挫折したり、よくない状況に慣れてしまうので注意が必要です。

子供がする失敗にはどのようなものがある?

失敗といっても色々ありますが、一例をご紹介します。
管理人独自で判断した、経験すべきものは〇、経験すべきでないものは×がついています。
時と場合、状況による場合は△です。

〇・軽いけがをしてしまう(跡に残らない自然に治る小さなけが)
〇・服を前後ろ逆に着てしまった
〇・パンツをはき忘れた
〇・おもらしをしてしまった
〇・飲み物や食べ物をこぼしてしまう
〇・お金を使いすぎてしまった
〇・落とし物をしてしまった
〇・忘れ物をしてしまった
〇・先生に怒られてしまった
〇・テストで間違えてしまった
〇・受験に不合格してしまった(高校受験・大学受験は別)
〇・お友達とケンカをしてしまった
〇・育てていた植物をダメ(枯れる・病気等)にしてしまった
△・迷子になってしまった(安全で見つかる可能性の高い場所なら〇)
△・石や段差につまづいてころんでしまう〇・手を洗わなかった結果、腹痛になってしまう
△・遅刻をしてしまった(1・2度怒られて反省するなら〇)
△・お友達のものを勝手に持ってきてしまった(返して仲直りできる関係なら〇)
△・お友達のものを壊してしまった(弁償できる程度のものなら〇)
△・飼っていた動物を死なせてしまった(悲しみがわかるなら〇、楽しむようなら×)
×・他人・他者をケガさせてしまった。
×・他人・他者のものを壊してしまった
×・悪いことや犯罪行為をして補導されてしまった
×・大けがをしてしまう(跡に残るようなけが)
×・友達を故意に傷つけてしまった

では、どんな時に失敗を経験させるべきではないのか、経験させるべきなのかを見ていきましょう。

失敗を経験させるべきでないこと

子供に大きな危険がある場合

跡が残るような大きなケガをしたり、後遺症の残る病気になる場合など、後の人生に悪影響がある場合は親が未然に防いであげましょう。

小さなケガや病気になるような行動は、今後辛い思いをしないように気を付けることができるため、無理に防ぐ必要はありません。

犯罪を犯したり、巻き込まれる可能性がある場合

これは言うまでもなく、経験させるべきものではないですね。得られるものがほとんどありません。

失敗を経験することにより、挫折したり自信がなくなってしまう場合

失敗した結果、今後の人生にプラスにならないような失敗は経験しないほうが良いです。

そのような失敗をしてしまった場合、ご両親・保護者の方がフォローしてあげてください。

失敗と感じない・なぜ失敗したのか理解できない場合(言葉の理解がまだ未熟な場合など)

子供が、失敗と感じなかったり、なぜ失敗してしまったのか理解できない場合は失敗から何も学べません

親が子供と話して、失敗であることや、なぜ失敗してしまったのか教えてあげられるのであればよいですが、理解力には年齢・個人差があります。成長の度合いに応じて失敗を経験させるべきかどうか判断してください。

失敗を経験させるべきこと

失敗を経験させるべきでないこと以外は、いろんな経験をすると良いでしょう。もちろん、わざと失敗する必要はありません。

失敗は成功の元!と言われるように、色々と失敗したほうがプラスになりやすいです。

大事なのは、

すでに起こってしまった失敗を元に今後の予防・成功につなげてくれる

こと。

失敗を経験すると、考える力を育むこともできます。なぜ失敗したのか、どうしたら今後失敗しないか、もし子供自身で解決できないうちはご両親・保護者の方がサポートしてあげてくださいね。

成功体験もたくさん経験させてあげましょう!

失敗経験だけでなく、もちろん成功体験もたくさん経験させるとよいでしょう。成功したことが、自信につながり、新しいことへの挑戦や、継続する意欲となります。

何かしらの参考になれば幸いです。

管理人