保育園落ちたブログのその後は?自分が落ちたらどうすればいい?

保育園落ちた日本死ね!!!のブログ記事を書いた主婦の方のその後はどうなったのかやツイッターアカウントの紹介、もし自分が保育園に落ちたらどうすればいいのか(幼稚園?保育園?こども園?保育所?)についてご紹介します。

「保育園落ちた日本死ね!!!」ブログのその後

2016年に保育園に落ちた日本死ね!といった言葉が流行語大賞トップ10入りしました。
「保育園落ちた日本死ね!!!」ブログは、匿名ダイアリーの匿名の記事として2016年2月15日に投稿されました。
ブログの内容はこちら


何なんだよ日本。

一億総活躍社会じゃねーのかよ。

昨日見事に保育園落ちたわ。

どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。

子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言ってるのに日本は何が不満なんだ?

何が少子化だよクソ。

・・・

オリンピックで何百億円無駄に使ってんだよ。

エンブレムとかどうでもいいから保育園作れよ。

有名なデザイナーに払う金あるなら保育園作れよ。

どうすんだよ会社やめなくちゃならねーだろ。
引用:https://anond.hatelabo.jp/20160215171759

その後、保育園に落ちてしまった保護者の方を中心に「私も落ちた!」とツイッターなどのSNSやブログなどにて大きく話題になりました。
保育園に落ちた人達を中心として、国会の前で、抗議デモも実施されましたし、ネットの署名活動でも多くの署名が集まりました。
その結果、「保育園落ちた日本死ね!!!」は国会でも取り上げられ、待機児童問題が議論されるようになりました。

その結果、わずかですが、保育園の数や、認定こども園の数も増え、2019年10月から幼児教育無償化も実施されるようになりました。
(ただ条件の良い保育施設がみつからず入園をあきらめた方は幼児教育無償化の恩恵は全くありません。それどころか対象者のために間接的に税金を納めているため実質マイナスです。幼児教育無償化よりも、保育園・こども園の数を増やして欲しいですよね・・・)

「保育園落ちた日本死ね!!!」ブログの筆者さんは、ハフポスト日本版のインタビューに対し、

・都内在住で30代前半の夫婦で男の子1人
・独り言のようなつもりで書きました
・あのブログは勢いで書いた
・復職したいが、認可保育所・許可外保育所すべてに落ちたので仕事を辞めなくてはならないと思う
・夫も、悩んでいる
・保活を続けているけれど・・・

と述べています。

また、匿名ブログの記事は修正されており、ツイッターアカウントのアドレスが下に追加されておりました。
こちらが「保育園落ちた日本死ね!!!」の方のツイッターアカウントです。
https://twitter.com/hoikuenochita

「保育園落ちた日本死ね!!!」の方のその後については、ツイッターを見返したのですがはっきりとは語られていませんでした。

インタビューでは、復職したい希望と、早く待機児童に関連する問題が解決していってほしいと述べておられました。また、2016年よりツイッターにて待機児童問題だけでなく、政治関係の話題についても色々つぶやかれています。想像になりますが、おそらくやむを得ずお仕事を退職され専業主婦をされておられるのではないかなと思います。

仕事を復職したかったり、仕事を始めたいと思っていても子供を保育園などに預けることができずに諦めてしまう方が減ってくれる日が来てほしいです。

待機児童について

2016年に「保育園落ちた日本死ね!!!」ブログがきっかけで、現状が世間に知れ渡るほど待機児童の問題は深刻であり、政府としても対策をしてきました。
その成果もあってか、2018年には待機児童は4年ぶりに減少しましたが、それでも待機児童の数はなんと約2万人という多さです。

ただ、待機児童は実際は入れなくて、空きができたら入りたい!と、待機している児童の数であり、
やむを得ず幼稚園や無認可保育園・保育所に入った場合や、泣く泣く仕事を辞め保育園に入るのをあきらめた方なども待機児童の人数に入っていないのです。

このような場合は、「隠れ待機児童」と呼ばれます。
この隠れ待機児童、2018年でも多かったので、2019年でもかなり多くの方が該当しそうです。
(実際、私の子供も保育園に入れずやむを得ず幼稚園に入りました・・・)

ちなみに、待機児童の約7割は都市部であり、首都圏や近畿圏に集中しています。

政府は待機児童ゼロを目指していますが、慢性的な保育士不足などにより、急激に状況が好転することは難しいようです。これから保育園活動をする方は、いち早く情報を手に入れておきましょう。

認可保育園落ちたら…認可外保育園(無認可保育園)に連絡

認可保育園に落ちてしまったら、無認可保育園を直接訪れるか、電話などで連絡してみることをお勧めします。

認可保育園と違い、無認可保育園は、園児を選ぶ基準が低く、単純に申し込まれた順番に決まっていく場合も多いため、無認可保育園でもいい!という気持ちがあるのであれば早めに連絡しましょう。

 認可保育園に比べて保育料が高い「認可外保育園(無認可保育園)」ですが、
2019年10月からの幼児教育無償化の動きに伴い、補助金が出るようになります。

・0~2歳時の場合は月額、最大42,000円(住民税非課税世帯のみ)
・3~5歳児の場合は月額、最大37,000円

無認可保育園でも、しっかりとした理念のもと、手厚い保育、個性的な保育をしている園も多くありますので、ホームページやママ友などから情報を集めてみましょう。

ただ、幼児教育無償化の条件を満たす保育施設に入れなければ、無償化の恩恵は全くありません。それどころか、間接的に税金で他の人の無償化お金を支払うことになるわけです。
無償化よりも保育園全入(保育園を希望する人全員入れる)を実現させてほしいものですよね。

保育園落ちたら…幼稚園に入る

年齢にもよりますが、幼稚園を選ぶことも考えましょう。
幼稚園は基本的には3歳児からですが、2歳児から対応している幼稚園もあります。

特に気になるのは、保育時間ですが、
公立の幼稚園は午前中帰りであったり、1時位で終了となることが多いですが、
その後の延長保育をしてくれる幼稚園もあります。

この延長保育の時間は幼稚園によりバラバラで、
私の子供の公立幼稚園は当時14時30分頃まででしたが、現在は16時30分頃まで延長できるようになりました。

私立の幼稚園では、独自に決めることができるため、18時まで延長保育をしている場合もあります。
この延長保育を長い時間行ってくれる園を選べば、保育園と変わらない時間預けることができます。

幼稚園のマイナス面

幼稚園のマイナス面をあげてみると、

・お昼寝がない
・給食がない
・おやつが出ない(持参の場合あり)
・夕食が出ない(持参の場合あり)
・延長保育の時間が短い(保育園は19時までが多い)
・0~2歳児の保育がない

これらのマイナス面をクリアできれば、幼稚園の延長保育には教育的要素もあり
(一緒に何かを作ったり遊んだりする他、英会話、ダンス教室などがあるところも)、
十分に活用できそうです。

保育園落ちたら…認定こども園に入る

認定こども園は、教育と保育どちらも行っている園になります。幼稚園の良いところに加えて、保育園の機能も持ち合わせています。
年齢層も幅広く、0歳から6歳までのお友達と交流が可能で、幼稚園とは違った人間性を育むことができます。

保育園に落ちてしまったとしても、もしかすると認定こども園の空きがあるかもしれませんので、連絡・申し込みをしてみましょう。

認定こども園のマイナス面・デメリット

マイナス面をあげてみると、

・保育園と同じく、希望者が多い場合は入園の審査がある。
・幼稚園のように、平日の行事が多い場合があり、保護者の参加が負担となることも。
・認定こども園自体の数はまだ多くない。

保育園落ちたら…地域型保育(小規模保育、家庭的保育)を利用する

 待機児童解消のために実施されている保育形式です。

・小規模保育…0~2歳児を対象、定員19名以下
・家庭的保育…0~2歳児を対象、定員5名以下(家庭的保育者の自宅等で保育)

 いずれも、申し込みは認可保育園と同じ時期ですが、4月以降も随時受け入れをしていますので、地域で実施しているかを確認の上、申し込みましょう。どちらも少人数の保育なので、家庭的で落ち着いた保育を行っています。

保育園落ちたら…育児休暇を延長する

 子供を家で見ることを選択する場合は、育児休暇を延長することを考える必要があります。
平成29年から育児休暇は最長2年まで延長することができるようになりました。
また、育休手当も同じように最長2年間受給できるようになっています。

 子供が保育園に入所できないなどの理由があると認められます(妊娠、家族の介護などの理由でも認められます)。
正規職員だけでなく、アルバイトやパートでも育児休暇を延長することができます。
延長ができたら、保育園の2次募集に応募したりなど入園のための活動が行えますね。

 この制度を利用すれば、例えば…

・育児休暇を活用して2歳まで家で見る
・2歳から3歳までは民間保育(無認可の保育園など)を利用する
・3歳児からは幼稚園を利用する(場合によっては延長保育も)

 という方法もありますので、積極的に活用したい制度です。

 また、0歳から2歳ぐらいまでは病気に罹りやすい年齢ですので、
かえって家で見ている方が健康に過ごせるというメリットもあります。

保育園落ちたら…その他の対処法

仕事を退職する

 思い切って仕事を辞めて、子供を育てるという方法もありますが、
収入が無くなるという大きな問題が出てきます。

世帯の収入が安定していればその選択肢もありますが、保育園の入園はより一層難しくなります
(保育園入園は仕事をしていること~保育に欠ける~が条件)。

引っ越す

 前述のように待機児童が多い地域では、いくら待っても保育園に入園できない可能性があります。
家族の転勤などの機会があれば引っ越すことも選択肢の一つかもしれません。
ただ、引っ越した先も待機児童が多い…などとならないように、しっかりと調べておきましょう。

家族・親戚等にお願いする

頼める家族や親せきがいないから保育園に入りたいという方がほとんどとは思いますが、
無理を承知で、家族や親せき等に頼み込んでみてはいかがでしょうか?
場合によっては謝礼を支払うのもよいかと思います。
ただ、トラブルにならないよう、注意が必要です。

管理人