妊娠中妊婦はプールや海に入って大丈夫なのでしょうか?
妊娠初期、中期、後期や臨月はプールや海に入って大丈夫なのでしょうか?
妊婦さんはあまり海やプールに入らないほうがいいといわれます。
なぜ妊婦さんはひかえたほうがよいのでしょうか?
●感染症に気をつける
●妊娠中は疲れやすい
●体調を崩しやすい
抵抗力が落ちているので、水中にいる細菌やウイルスに感染する危険があります。
妊娠中にプールや海に入る際の注意点です。
妊娠前に比べると、体調不良を起こしやすいので、細心の注意を払いましょう。
水温が低い時、体が冷えて血行が悪くなり、お腹の張りの原因となります。
プールに入るときは温水プールが良いでしょう。
海水浴や川でも、長時間の入水は避けましょう。
血行不良やミネラルバランスが悪くなると、足がつりやすくなります。
この場合脚を伸ばし、すぐに休むようにしましょう。
妊娠中は屋外で紫外線を浴びていると、体力消耗、皮膚の炎症、ホルモンの関係で色素沈着を起こしやすい状態となってしまいます。
日焼け止めなど事前の対策をしておくとよいでしょう。
妊婦さんは何を基準に海やプールへ入るようにしたらよいのでしょう?
妊娠時期の経過を追ってみてみましょう。
妊娠初期はプールや海に入れる?=×:できる限りやめましょう
妊娠初期はまだ不安定な状態なので、安静にしていないといけない時期です。
プールや海に入ることはやめましょう。
また体調も崩しやすいことから、足をつけるくらいなら支障はないですが、無理をしたり激しく運動が伴うと危険を伴うことがあります。
妊娠中期はプールや海は大丈夫?=△:許可があれば大丈夫
妊娠中期はいわいる安定期といわれる時期で、比較的体調も安定しているときです。
医師の許可があれば、海やプールも入ることは可能です。
ただし水中に入る時間は考慮しましょう。
長時間入り体を冷やすことは避けてくださいね。
また激しい水泳やスキューバダイビングなどは論外です。
妊娠後期、臨月はプールや海は大丈夫?=△:許可があれば大丈夫
妊娠後期は、体調に気を付けながら、少しならプールや海に入っても良いでしょう。
しかし、妊娠後期は体調が不安定なうえに、いつ出産になるかわからないので、水中で泳いだり、腹圧がかかるようなことは避けたほうが良いです。
また水中では破水に気が付きにくいということがあります。
あくまで海やプールには入る時は、必ず医師と相談することが大切です。
一人で判断すると、急な変化に対応できないことがあるので、注意しましょう。
どうしても、妊娠中に泳ぎたい場合、「マタニティースイミング」を利用すると良いでしょう。
スイミングスクールで、「マタニティースイミング」というプログラムを行っているところがあります。
これは、妊婦さんがプールの中で運動することで、妊娠中の運動不足や、腰痛や肩こりなど不調を和らげようとするものです。
妊娠中であることが配慮され、安全に運動できるように、専用のインストラクターが指導をしてくれるので、安心です。
水中の呼吸は、分娩時の呼吸に似ているので、出産時にも役立ちます。
妊娠はうれしいことですが、体調管理は重要です。
ただでさえ不安定な体調になりやすく、疲れやすいものです。
そのため、
中期以降は、入る前に主治医に相談し、無理のないように入りましょう。
少しでも不調がある場合は、ひどくなる可能性があるため、入水は控えた方が良いでしょう。
海やプールで泳ぐのは気持ちよいことですが、無理をせず休憩を取りながら、海やプールに入って楽しんでくださいね。