小学生・中学生の子供たちに大流行のフォートナイト(FORTNITE)。15歳以上対象・推奨のレーティングCのゲームですが15歳未満の幼児・未就学児/小学生/中学生はプレイして良いのか悪いのかや、遊ぶ際の注意点などをご紹介します。
★基本料金無料(ダウンロード無料・月額利用料無料)のオンラインゲームです。
課金要素はありますが、普通に遊ぶには一切お金は必要ありません。課金しても強い武器が手に入ったりはしません。
ただ、課金すると「特別なキャラクター」を手に入れたり「特別なクエスト」が受けられたり、「武器などの見た目」を変えたり、待合室や勝った時など使う「特殊なダンス」を踊れるようになります。
★対応ハードは、パソコン(PC/Mac)、Xbox、PlayStation、Nintendo Switch、(Androidスマホやタブレット)です。
パソコンは高性能なものが必要となります。Androidは公式サイトのみからのダウンロードとなります(Google Playからはダウンロードできません)。iPhoneやiPadなどのiOSではプレイできなくなってしまいました。
また、Nintendo Switchでも、空き容量を大きく使用します。
★メインの遊び方は、他のプレイヤーを銃や爆発物、武器や乗り物などで敵を倒し【100人のプレイヤーの中から1人に勝ち残る】ことです。
1人で戦う【ソロ】、2人のペアで戦う【デュオ】、4人のペアで戦う【スクワッド】、50人対50人で戦う【チームランブル】や、自分で建物を建築して自分だけのワールドを作る【クリエイティブ】、敵の出てこない【バトルラボ】といったモードがあります。
★インターネット接続が必須のオンラインゲームです。
インターネット上の他のプレイヤーが敵になったり、ゲームモードによっては仲間になることもあります。友達や知り合いなどと一緒にプレイすることができます。
★ボイスチャット(声を使って話をする)をしながら、プレイできます。
友達や知人と話しながらプレイできます。
★ゲーム上で出会った人ともフレンド登録ができます
知人や友達だけでなく、ゲーム上で一緒にプレイした人と仲良くなり、フレンド登録することも可能です。
フォートナイトは、特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構「CERO」により、15歳以上対象・推奨であるとの判断が下されています。
では、どんな点が15歳以上(15歳未満・14歳以下)は注意が必要と判断されたのか見ていきましょう。
対象年齢・推奨年齢が決定される項目としてはいくつかあります。CEROの項目としては以下のものがあります。
〔性表現系〕
●キス
●抱擁
●下着の露出
●性行為
●裸体
●性的なものを想起させる表現
●不倫
●排泄
●性風俗業
●水着・コスチューム
〔暴力表現〕
●出血描写
●身体の分離・欠損描写
●死体描写
●殺傷
●恐怖
●対戦格闘・ケンカ描写
〔反社会的行為表現系〕
●犯罪描写
●麻薬等薬物
●虐待
●非合法な飲酒及び喫煙
●非合法なギャンブル
●近親姦・性犯罪等
●売春・買春
●自殺・自傷
●人身売買等
〔言語・思想関連表現系〕
●言語関連の不適切な描写
●思想関連の不適切な描写
これらの項目に基づいて、以下のとおり対象年齢が決定されます。
画像:https://www.cero.gr.jp/publics/index/17/
★推定となりますが、長い間プレイしてみて、フォートナイトが当てはまると考えられる項目は
あたりと思われます。
ちなみに、性的な表現はほとんどありません。
敵や友達のキャラクターを攻撃したり倒しても、出血したり、死体が放置されたりということもありません。
これらの点から、年齢制限が少しゆるめの【15歳以上】になったのだと思われます。
★友達の数が増えた
小学校では多くの子がフォートナイトをプレイしているため、共通の話題ができ、友達が増えます。
★ボイスチャットで長期休暇や休みの日、雨の日にも友達と交流できます。
長期休暇やコロナで休学中の時も連絡を取り合うことができました。
★オンラインゲームでのマナーを学ぶことができます。
お友達や知らない人とのチームプレイの場合、自分がされたら不快なことを他の人にしないように話し合うことができます。
暴言や、自分勝手な行動、足をひっぱるような行動はよくないことを学べます。
★ゲームにはまりすぎて学業がおそろかになる
・1回あたりのプレイ時間が長い
ゲームは自分や仲間が倒されるまで続きます。1戦は長いと30分程度必要となります
・何度もプレイしたくなる中毒性がある
1位になれないと悔しくて何度もプレイしてしまいます。学校の勉強がおそろかになってしまう子供もいるそうです。
★1日1時間といった親と決めたゲーム時間制限を守りにくい
1戦あたりの時間がバラバラなので、きっちり1時間といったことがなかなか難しいです。
あと10分あるからもう1戦!といった感じでプレイすると、10~20分は時間オーバーすることも多いです。
★イライラする
他のプレイヤーやボス・ヘンチマンと呼ばれる子分などに倒されると、悔しい気持ちが出てイライラします。
★言葉遣いが悪くなる
子供たちの会話を聞いていると、
「なんだコイツ! ウザイ! 死ね! ぶち殺す! ひき殺す! 殺してやる!」
といった言葉が普通に飛び交っています。言いたい放題言ってしまうこともあるようです。
相手の表情顔が見えないので、相手に間違って伝わったりすることもあります。
★銃や武器などに興味を持つ
様々な銃や武器が登場するため、自然とそれらに興味を持ってしまいます。
★知らない人とトラブルになる可能性
友達や知人ならよいですが、一緒にゲームでプレイした人や、全くプレイしたことのない人からフレンド登録申請が来たりすることもあります。
安易に登録申請を受け入れてしまうと、迷惑行為を受けたり、犯罪に巻き込まれる可能性もあります。
知らない人からの登録ができないようにしたり、名前を匿名モードにしたりときちんと設定を見直しましょう。
★子供が、勝手に課金する危険性も
全く無料で遊ぶことも可能ですが、魅力的なキャラクター、エモート(ダンスやアイコンなど)、デザイン変更などが用意されているので課金したくなる可能性も高いです。
勝手に課金をしたり、他人にゲーム内通過やアイテムを送金してしまう可能性もあるのできちんと制限をかけておく必要があります。
★幼児・未就学児には早いと思う。
銃や武器で倒しあうゲームなので、成長に悪影響が出る可能性があります。周りの子もあまりプレイしていないはずです。幼いうちからプレイするメリットは少なめです。
★【物事の分別がつき、ルールを守れる】小学生以上(中学生も)ならプレイOK。
小学生といっても現実世界でやってよいこと、悪いことの区別がついている子とついていない子がいます。
小学校1年生・2年生はまだ早いかもしれません。小学校3年生くらいになると分別がついている子が増えてきます。小学校高学年や中学生であれば、親が問題ないと判断したのであればプレイOKでしょう。
現実世界で「銃や武器は使用していけないこと」「なぐり合い・殺し合いは良くないこと」といった物事の分別がついていれば問題ないでしょう。
オンラインゲームでのマナーについてもきちんと話し合っておくと良いでしょう。
こういったゲームは学業がおそろかになる子供も多いため、1日のプレイ時間を決めたりする必要はありそうです。
★課金する場合はきちんと話し合ってから。
子供はどんどん色々なキャラクターやエモート(ダンス)などを欲しがります。無制限に使わせるととんでもない金額になるので注意しましょう。
★ボイスチャットやフレンド登録は注意が必要。
見ず知らずの人とボイスチャットをしたり、フレンド登録するのはおすすめできません。詐欺やトラブルの原因になることもあります。友達や知人のみに限定しましょう。
15歳以上推奨ゲームである以上、一度、親や保護者がプレイしてみて、オンラインゲームでの注意点を話し合ったりして、大丈夫かどうか判断してからプレイ許可を与えほうが無難です。