学校のコロナ感染危険場所と対策!通学中/教室/トイレ/手洗い場等

小学校・中学校・高校等の学校での新型コロナウイルス感染危険場所と予防法・対策法を紹介。電車やバスでの通学中や帰宅中、廊下や教室、運動場や体育館での体育やトイレ、給食、手洗い場は大丈夫なのか紹介します。お子さんの大切な命を守るためにも自己防衛できるよう、気を付けるべき場所を教えてあげてください。

監修|りふれ整体院 整体師 清水

新型コロナウイルスは学校感染する可能性がある?

まずは結論からですが、新型コロナウイルスは学校感染する可能性が十分にあります
子供は特に無症状の割合が多く、発熱などの症状がないため、感染を知らずに登校してしまう例が起きています。

学校再開後、実際に学校感染してしまった小学校・中学校の事例をご紹介します。

5月25日に再開した北九州市の守恒小学校では、5月28日に女子児童1人の感染が確認。
5月31日には、新たに【5/28女子児童と同じクラス】の女子児童3人、男子児童1人の感染が確認され、合計で5人がコロナに感染し「クラスター」の発生が確認されました。
引用:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200531/k10012452781000.html

5月31日の4人は無症状とのこと。感染発覚まで自宅待機などの自粛は行っていなかった可能性も高く、さらなる感染拡大が心配されます。

また、同日5月31日に、北九州市の市立中学校2校でも、1人ずつ感染が確認されています。
6月1日にも、北九州市の同小学校での濃厚接触者として1人の感染が確認されました。

感染症対策が万全ではない小学校・中学校・高校で新型コロナウイルス感染を予防するためには、自己防衛を強化するのが一番です。

まず、対策をご紹介した後に、学校や通学中での危険個所のご紹介をします。

学校や通学中・自宅での新型コロナウイルスの感染リスクを下げる方法・対策


引用:https://www.mhlw.go.jp/content/000617981.pdf

【学校・通学中での対策】
★子供の体温測定や体調確認(自宅や学校で)
★石鹸やハンドソープを使ったしっかりした手洗いをこまめにする
★頭や顔、体を触りすぎない
★口すすぎ(激しいうがいはNG。軽くならOK)
★アルコール消毒
★マスク(フェイスシールド)を着用する
★マスクの外側を触らない(ウイルス付着の可能性があるため)
★不必要なものには触らない
★不必要な会話をしない
★不必要な近接・接触を避ける
★こまめに換気をする(窓のカギやフレームなどを触ったら消毒したり手を洗う)


引用:https://www.mhlw.go.jp/content/000617981.pdf

【子供が学校から自宅に帰った後の対策】
★使い捨てマスクは、危険部位を触らないように紐だけを持ち、袋に包んで捨てる。
★布マスクは、早めに漂白・すすぎ洗い・洗濯などをしてウイルスを落とす。
★自宅に帰ったらランドセルや、教科書、筆記用具などを消毒する。
★石鹸やハンドソープを使ったしっかりした手洗い
★口すすぎ(激しいうがいはNG。軽くならOK)
★顔を洗う・全身シャワーを浴びる
★服を着替える。
★アルコール消毒
★次亜塩素酸ナトリウム液での消毒(0.05%以上。ハイター・ブリーチなどで作ります)。

手洗いや消毒方法、次亜塩素酸ナトリウム液の作り方(0.05%にします)】
花王の(キッチン)ハイター:水1Lに25mL(商品付属のキャップ1杯)
カネヨ石鹸のカネヨ(キッチン)ブリーチ:水1Lに10ml(商品付属のキャップ1/2杯)
ミツエイの(キッチン)ブリーチ:水1Lに10ml(商品付属のキャップ1/2杯)

通学中や学校で感染しやすい場所と感染しにくい場所や、場面

学校の中はもちろん、自宅と学校との通学・登下校の間でも感染リスクは色々あります。

【感染しにくい場所・場面】


・一人で通学・下校する場合

登下校以外のどの場所・場面でも感染リスクがあります。

基本的には先生方が対策を行ってくれていると思われますが、コロナ対策の専門家ではありませんし、定期的に消毒・換気するのには限界があるので、生徒さん自身も気をつけるようにしましょう。

【自宅から学校への登下校(通学・帰宅)】での感染しやすい場所・場面

他の生徒との会話や接触
★靴を履くとき(外で出かけたウイルスがついている可能性)
★出かける際の自宅のドアノブ
★通学帽子やランドセル
★通学団で行く場合の集合場所、会話や接触
★通学団で通学中、会話や接触
★信号の押しボタン
★子供用の横断用の旗
★道中のゴミ。特にゴミ収集日のゴミ。
★バス(スクールバスも)・・・手すりやイス、窓やドア、つり革、会話や接触。
★電車・・・改札、階段やエスカレーターの手すり、ホームにあるイス、トイレ、手すりやイス、窓やドア、会話や接触。
★自家用車通学・・・車のドア、イス、手すり、窓など、会話や接触。
★校門での他の生徒や先生との接触

【昇降口・下駄箱】での感染しやすい場所・場面

★他の生徒との会話や接触
★下駄箱や靴(特に靴の裏)にウイルス付着の可能性。
★雨の日の場合、傘にも付着している可能性
★ゴミ箱まわり(ふたがないと危険)

【階段・廊下】での感染しやすい場所・場面


★他の生徒との接触。
★手すりや壁・窓にもウイルス付着の可能性
★ゴミ箱まわり(ふたがないと危険)

【トイレ】での感染しやすい場所・場面

★他の生徒との接触。
★マスク(つけているときに触ってしまう・着脱時)
★スリッパ、水を流すボタンや水栓
★便器
★トイレットペーパー・ペーパーホルダー
★手洗い場の鏡、蛇口・水栓・石鹸・石鹸を出すためのボタン
★ゴミ箱まわり(ふたがないと危険)
★サニタリーボックス(使用済み生理用品などを入れる汚物入れ。ふたがないと危険)

【教室】での感染しやすい場所・場面


★先生やクラスメイト、他の生徒との会話や接触
★マスク(つけているときに触ってしまう・着脱時)
★教室の外の荷物かけ(かけている場合)
★教室出入口のドア
★各教室のベランダ・バルコニー出入口のドア
★窓(外窓・教室と廊下の間の窓)
★カーテン
★ロッカー
★手すり(ある場合)
★自分の机・給食用・作業用の机・先生の机
★共用の教材
★イス
★教壇
★テレビやディスプレイ・スクリーン
★教室備え付けの本
★教科書
★筆記用具(鉛筆・消しゴム・定規など)
★黒板消し
★チョーク
★学級日誌
★飾ってある工作
★花瓶
★ランドセル(開閉部や、持つところなど)
★机の下の道具箱
★体操服
★教科書
★ハンカチ・ふきんなど
★ゴミ箱まわり(鼻をかんだティッシュなどふたがないと危険)

【教室での給食】での感染しやすい場所・場面

★給食用白衣(帽子・ガウン・マスクなどの着脱時)
★マスク(つけているときに触ってしまう・着脱時)
★給食を運ぶ際
★食器(お皿・お椀・箸・スプーンなど)
★給食を器に入れる「おたま」「トング」「しゃもじ」
★牛乳パックや果物
★ハンカチ・ふきんなど

【体育館や体育の授業】での感染しやすい場所・場面

★先生やクラスメイト、他の生徒との会話や接触
★体育館用の運動シューズ
★体育館の下駄箱やトイレ、洗面所
★体育館の入り口のドア
★体育館の床・壁・手すり
★体育館の演台やマイク
★体育館の舞台幕
★体育館内のドア
★体育館のボール、縄、マット、ポールやカラーコーンなどの備品

【運動場や体育の授業】での感染しやすい場所・場面

★先生やクラスメイト、他の生徒との会話や接触
★下駄箱(運動靴への履き替え)
★ボールや縄、竹馬、テニスラケットなど
★ゼッケンやユニフォーム、運動帽、たすき、マット
★サッカーゴール
★鉄棒
★野球のフェンス
★ラインひき

【プール】での感染しやすい場所・場面

(基本的に、今年はプールの授業は行わない所が多いと思います)
★先生やクラスメイト、他の生徒との会話や接触
★教室や更衣室での着替え
★消毒槽や、シャワー、階段などの手すり
★入口のドアやフェンス
★ビート版・うきわ・アームリング・スイムヘルパーなどの補助道具
★水中の足ふみ台
★水慣れ用のリングやおもちゃ
★プールサイド
★コースロープ
★飛び込み台
★壁やフェンス
★フェイスタオル・バスタオル

【理科室】での感染しやすい場所・場面

★先生やクラスメイト、他の生徒との会話や接触
★イス・机・机の下の教科書などを入れるスペース
★洗い場(蛇口など)
★実験器具・実験器具の戸棚
★ドアや窓
★黒板・ホワイトボード・黒板消し・ホワイトボード消し
★テレビ関連
★ゴミ箱まわり(ふたがないと危険)

【音楽室】での感染しやすい場所・場面

★先生やクラスメイト、他の生徒との会話や接触
★イス・机
★譜面台
★楽器(ピアニカ・リコーダー)など
★黒板・ホワイトボード・黒板消し・ホワイトボード消し
★テレビ関連
★ドアや窓
★教科書
★ゴミ箱まわり(ふたがないと危険)

【保健室】での感染しやすい場所・場面

★先生やクラスメイト、他の生徒との会話や接触
特にコロナの疑いがある体調の悪い子が来ている場合もあるので注意が必要。
先生がきちんと対策を行っていれば良いですが、換気や消毒が不完全な場合もあります。
ケガなどの場合は早めに処置を受けて長居しないようにしましょう。
★ドアや窓
★ベッド周りやカーテン
★イス・机
★薬品棚
★薬箱
★体温計やピンセット、氷枕、検査器具
★ゴミ箱まわり(ふたがないと危険)

【職員室】での感染しやすい場所・場面

★先生やクラスメイト、他の生徒との会話や接触
★職員室自体、用事が住んだら長居をしないように気を付けましょう。
★ドアや窓
★先生の机やイス、教科書、プリント類、学習道具など

監修|りふれ整体院 整体師 清水
人体の仕組みや健康系の多くの知識と経験を積み、10年以上前に開業。施術の傍ら行っている子育ての経験も生かし、執筆・監修を行っています。
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