【兄弟喧嘩の親の対応】止める止めない?殴り合いの時どうする?

兄弟喧嘩(兄妹・姉妹・姉弟)の時の親の対応として止める?べきか止めない?べきか迷いますよね。
親が仲裁に入った方が良いのか、殴り合いに発展したら親はどうしたら良いのかをご紹介します。実は兄弟喧嘩には悪いことばかりでなく成長にプラスの面もあるんですよ!

兄弟喧嘩の時の親の対応や役割~止める?止めない?

兄弟喧嘩は悪いことではない!止めずに見守ることも大切

「喧嘩は悪い」ことばかりではありません。喧嘩には何かしらの理由があり、お互いに主張があります。

お互いの主張を上手く収めることができず喧嘩に発展してしまうのですが、社会に出たときに、どうすればこういった事態を解決できるのかを身につけるよい機会になります。

★相手がどんなことで傷ついたり、誤解するのか知ることができる
★自分の考えを伝えられるようになる
★相手の気持ちを考えられるようになる
★どれくらいの力加減をするとどれくらい痛いのかを知ることができる

など、ケンカには良い面・学ぶべき点があります。

学校でお友達と仲良くやっていく上で大切なことも学べるわけなのです。

喧嘩は成長の一つとしてとらえるようにしましょう。

怪我には気をつけたいですが、時には見守ることも必要です。

親は子供にできる限り手をあげず、言葉で解決をはかりましょう

親としては、子供達は言ってもなかなかいうことを聞かないので、手をあげてしまいたくなるお気持ちはよくわかります。

ただ、痛みを伴うやり方では、根本的な解決にならないことがほとんどです。
納得できず、痛い思いをしたことだけが強くのこってしまいます。心も体も傷つき、兄弟にできない分、学校のクラスメイトなどにも同じように手をあげてしまう可能性があります。

親はお互いの主張を伝える橋渡しを

兄弟喧嘩は基本的には、手が出ない間はそのまま止めずに見守りましょう。ただ、喧嘩の後、お互いに悪い感情を残さないように、気持ちを伝えあうことが大切です。

子供の時は、まだお互い上手く気持ちを伝えることが難しいので、親は双方の気持ちを聞き出して伝える、橋渡しの役割をするとよいでしょう。

状況だけ見て、どちらが悪いか決めつけない

喧嘩は、状況だけを見てどちらが悪いと決めつけるのはあまりよくありません。兄弟げんかに至るには、両方に原因がある場合が多いです。

★おもちゃを勝手に取られた
★おかしを食べられた

という場合でも、
勝手に食べられたり、取られるような場所に置いておいた側も悪い場合があります。

ただ、まれに

★片方がむしゃくしゃして、理由もなく八つ当たりしただけ

の場合もあります。

その場だけで判断して、どちらが悪いと決めつけずに、まずはお互いの意見を聞いてみてから判断しましょう。

お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだからやめなさい!は要注意

理由もなく、

・お兄ちゃんなんだからやめなさい!
・お姉ちゃんなんだから我慢しなさい!

などと言うのはやめましょう。

上の子は、自分が悪い、自分がいけない…と自信を無くしてしまいます。上の子だからこそ、喧嘩の時には話を聞いて、ケアをしてあげましょう。

兄弟喧嘩、殴り合いをした時は止める?止めない?


殴り合いになった場合、大けがの可能性・大事な物が壊れる可能性がある場合には止めることをおすすめします。

★顔や急所などへの攻撃がある場合、
★跡に残るような攻撃がある場合、
★大けがをする可能性がある場合や、
★大事な物が壊れてしまう可能性がある場合

にはケンカを止めましょう。

ひどい怪我や、物に被害が及ばないようでしたら、喧嘩を止めないで見守るのも選択肢の一つとしてあります。

できれば、普段からけんかに関するルールを決めておく

喧嘩があることを前提にルールを決めるのは良くありませんが、兄弟や友達に対してのルールやマナーとして、決めておくのは良いことです。

・兄弟(お友達)を叩かない、殴らない(特に顔や急所)
・兄弟(お友達)に物を投げない
・兄弟(お友達)引っ張らない、押さない

細かくルールすればまだありそうですが、「叩かない、殴らない」だけでも十分です。

そうすることで、より一層仲良くできることを、普段から伝えておきましょう。

相手を思いやる気持ちを持つ機会に

子供の頃は一度や二度、手が出ることがあるものです。繰り返さないようにするためにも、手が出るとお互いに痛みを伴うことを知り、相手を思いやる気持ちを持てるようにしましょう。

・殴る(手が出る)と相手が傷つく

 ・殴る(手が出る)と自分も嫌な気持ちになる

 ・殴る(手が出る)ことでは何も解決できない

この事を理解していけば、同じことを繰り返したくないと思い、兄弟(相手)を思いやる気持ちが出てきます。喧嘩の時に殴る・手を出すのを我慢できた時は、褒めてあげましょう。

叱って直すより、褒めて直すことがおすすめです!

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