インフルエンザ予防接種の免疫期間と、インフルエンザ注射はいつ打つと一番効果的なのか解説します。
生後6か月以上~12歳までは2回ずつ接種で、接種間隔は2~4週間です。
13歳以上は1回接種で大丈夫ですが、2回接種することもできます。
(接種間隔はおよそ1~4週間)
小さな子供の場合、1回の接種では十分な免疫ができないので、2回接種が推奨されています。
生後6カ月までは母親からの免疫が残っているので、インフルエンザには罹患しにくいようです。
1回接種法では、1~2週間後に免疫力が上昇し始め、1カ月後にはピークに達します。
2回接種法でも同様の間隔ですが、1カ月後のピークに2回目を接種すると効果的のようです。
1、2回接種法とも、接種してから1カ月後にピークが来るのは同じのようです。
インフルエンザ予防接種を行うと、体内に免疫ができます。
これにより、体内にウイルスが侵入する「感染」を防ぐことはできませんが、体内の免疫がウイルスを退治して「発症」を防ぎます。
幼児期や高齢者は、インフルエンザに罹患しないことで、肺炎などの合併症を防ぐことも期待できます。
1回接種法では、
免疫力は接種後2週間から上昇し、3~4カ月後までは効果が続きます。
2回接種法では、
免疫力が上昇のピークを迎える1カ月後に2回目を接種した場合、
接種後3~6カ月まで効果が続きます。
また1回接種法に比べて、2回接種法の方が、インフルエンザを予防する抗体が作られる可能性が高いと言われています。
毎年、冬が近づくとインフルエンザ流行のニュースが流れます。
基本的に気温が低く、乾燥した冬の時期に流行しますが、近年は春以降や夏終盤などにも学級閉鎖が見られたりして、流行が把握しづらくなっています。
しかし、多くの罹患者を出すピークは
冬(12月以降)であることに間違いはありません。
インフルエンザの流行期間や免疫力の有効期間を考慮して、逆算して考えると良いでしょう。
1回接種法では11月に、遅くとも11月末までには接種すると良いでしょう。
2回接種法では、1回目を10月、2回目を11月に接種するのが望ましいですが、
1回目が遅くなった場合でも接種間隔を短くして11月中には済ませておきたいところです。