わかりやすいアドラー心理学子育て講座!アドラー心理学で親も子供も気持ちが楽になる!子育てに役立つ!さらに発達障害児にも効果的?!
アドラー心理学とは、オーストリア出身の精神科医、アルフレッド・アドラーが創始し、その後継者たちが発展させた心理学の理論です。
「個人心理学」が正式名称ですが、個人のみに焦点を合わせるなど誤解されやすく、日本ではこの名称はあまり使われていません。
アドラー心理学がまとめられた本としては、「嫌われる勇気」があります。
「嫌われる勇気」は、タイトルのとおり、今の自分を受け入れて、嫌われる勇気・幸せになる勇気を持ち、前にすすんんでいくことの大切さを教えてくれます。
これらの勇気をもつことができれば、自ら変わり、幸せになることができるということを、哲人と青年との対話形式で教えてくれます。
まわりの世界をどうとらえるかによって、変わることができるわけなのです。嫌われないように、気をつかって生きる生き方こそが、問題をうみだすのだと、解説しています。
「学歴がないからいい仕事に就けない・・・」と自分の劣等感を、言い訳に使うのではなく、
「いい仕事がつけるように努力しよう」現状を変える力に変えていきましょうとも解説しています。
まわりを敵と思わず、味方と思いましょう。アドラー心理学は、まわりや他人を変えるのではなく、【自分が変わるための教え】です。
他者からの評価を期待して他者の期待どおりに生きる必要はない。他者の人生を生きる必要はない。そうすれば、幸せになれるのだと。
アドラーは
★精神面と社会的な面で自立することと、
★社会と調和して暮らすこと
を育児の目標にしています。
そのためには
★自分に能力があるという意識と
★まわりの人々は「敵ではなく」「自分の仲間である」という意識
が重要であるといっています。
自立するために必要なことは、
ことです。
これらは、現代の子育てのキーポイントである、
自己肯定感を育くむことにつながります。
怒る(叱る)ことは、上から見ているという事になります。
子供が、「親が正しいと思うこと」をしなかった結果、
怒る・叱る行動にでているわけなのです。
怒りの感情のまま、(叱ったり、叩いたり)といった行動を起こすことで、よくなるどころか、悪化してしまうことが多いとアドラーは考えます。
そこで、親として怒りたい・叱りたいという感情が出てきたとき、
【場所を変えたり、気持ちを切りかえたり】して、いったん、その感情をなくしてしまうことをすすめています。そして冷静になってから、どうして、なぜ、何に対して怒っていたのか冷静に伝えるようにします。
ダメな行動が起きたときは、子供と同じ目線に立って話し合ってみましょう。
×悪い例
「叩いちゃダメでしょ!」と怒るだけ。
これでは、怒られたことしか記憶に残らないうえに、自分が納得していない場合は、また同じことを繰り返してしまいます。
○良い例
いったん怒りたい気持ちを抑えて、冷静になってから、
「どうしてお友達を叩いてしまったの?」と理由を聞いてみましょう。
すると、「おもちゃを取られて嫌だった」などという理由を話してくれるはずです。その理由に対して、適切な声をかけましょう。
例えば、
「叩くと、相手は痛いし、嫌な気持ちになるよ。まずは「返して」って言ってみたらどうかな?」
と、声をかけてみるなどです。
叱られて育った子供は、自分から考えたり、決めたりできず、
怒られるから・叱られるからという理由でやらなくなるだけであり、
本当の意味で自立しているとは言えないのです。
あくまで、親は、
【自分で解決できる手助け・援助をしてあげる】
ことが大事なのです。
親としては子供を褒めたいものですが、褒めるということは上から目線、つまり上下関係を作ることにつながります。
親も子供も対等である、仲間であるということを意識して、褒める代わりに一緒に喜びましょう。
×「偉いね!やればできるんだね!」
○「100点取れたんだね!いっぱい勉強した成果だね!お母さん嬉しいよ!」
そうすることで、
×「親にほめられるために、頑張る」のではなく、
〇「良い点数が取れるよう」に自ら頑張るようになれるのです。
アドラー心理学では、怒らず、叱らずに、勇気付けをすることを大切にしています。
発達障害児は、場の雰囲気を読めない、自分勝手な行動を起こす…などなど、その特性を理解していないと、否定的な関わりをしてしまいがちです。
発達障害児、一人ひとりが持つ良さや強みを生かすために、勇気を付けてあげましょう。
アドラー心理学では褒めることをしません。
褒めずに、どうやって勇気付けるのかというと・・・
その言葉掛けの方法は、
褒めなくても、これだけの言葉掛けができます。
どれも勇気が持てる言葉ですよね。
子育ての中で、ぜひ使ってみてください!