妊娠中の赤ちゃんのダウン症の検査の種類や検査費用、確率や精度はどうなのかご紹介。それぞれの検査はいつからいつまで受けられるのか、検査を受ける妊婦さんの割合はどれ位なのか解説します。

高齢父親・母親高齢出産で自閉症や発達障害児が生まれる確率が高い?

監修|りふれ整体院 整体師 清水
医学は日々進歩していますので最新の検査方法が登場したり、検査費用が変わったりします。あくまで2019年時点の参考としてご覧いただければ幸いです。

妊婦さんのダウン症検査の種類と検査費用や時期~いつ受けられる?

エコー検査で外見的な判断

生まれてからであれば外見的な特徴でダウン症を疑えますが、妊娠中でもエコー検査の画像・映像を見ることで外見的な判断ができます。

エコー検査には、平面(2D)だけではなく、3D(立体的)、4D(立体的な動画)のエコーもあります。

胎児の外見的な特徴として、

・心臓の動きや形に異常がある
・首の後ろにむくみ(こぶのようなもの)がみられる
・指の数に異常がある
・手足や指が短い

 などがあります。

エコー検査でこれらの異常や疑いが見つかってから、はじめてダウン症の詳細検査が行われます。

以下順番に見ていきましょう。

ダウン症検査方法その1~ 母体血清マーカーテスト(血液検査)

エコー検査で異常の疑いがある場合に、初めに行われることが多いのがこの血液検査です。

ダウン症検査方法~ 母体血清マーカーテスト(血液検査)

★リスクが少ない
 妊婦の血液を採取し(少量)、胎児の染色体異常を調べます。

・費用:1~2万円
・いつ受けられる?:妊娠11週頃から
・流産のリスク無し
・他の検査に比べて精度が低い

 という特徴があります。

まずはこの血液検査を受けて、ダウン症の疑いが高い場合に他の検査を行うことが多いようです。

ダウン症検査方法その2~羊水検査

ダウン症検査方法その2~羊水検査

★精度が高い
妊婦のお腹に注射器を刺して羊水を取り、その中に含まれる胎児の細胞から染色体異常があるかを調べます。

エコーなどを使い、赤ちゃんのいない部分を確認してから注射器を指します。

・費用:10~15万円
・いつ受けられる?:妊娠15~18週に受けられる
流産のリスクがある(0.3%程度)
・精度が高い(99%以上)

 という特徴があります。

流産のリスクが少なからずある理由としては・・・
小さいながらも注射器を指す際に穴が開くため、「感染症」や「破水」、「出血」等の危険性があるのと、
赤ちゃんが急に動いて「赤ちゃんやへその尾など」を針の部分で傷つけてしまう危険性があります。

ダウン症児の確定診断に用いられることがあります。

ダウン症検査方法その3~絨毛検査(じゅうもうけんさ)

★妊娠初期に検査できる

妊婦のお腹に注射器を刺す、または子宮頸部にカテーテルを挿入して、「胎盤の絨毛」を採取し、胎児の細胞を検査します。

絨毛は、ひだひだの毛のような細胞です。胎盤にある絨毛部分を採取します。

・費用:10~20万円
・いつ受けられる?:妊娠10~14週頃
流産のリスクがある(約1%程度)
・精度が高い(99%以上)

 という特徴があります。

羊水検査に比べると妊娠中の早い時期に検査できます。

ただ羊水検査と同じく注射器を使用するため、「感染症」や「破水」、「出血」等の危険性があるため、
羊水検査と同程度から少し高めの流産リスクがあります。

ダウン症検査方法その4~新型出生前診断(NIPT)

★最新の検査方法
2011年にアメリカで始まった診断方法です。

妊婦の血液中の遺伝子情報を解析することにより、胎児の染色体異常を検査する方法です。

・費用:約20万円
・いつ受けられる?:妊娠10週以降
・流産のリスク無し
・精度が高い(99%以上)

 という特徴があります。

しかし、他の検査と大きく違うところがあり、
以下のどれか一つの条件を満たす必要があります。

・高齢の妊娠である(出産予定日が35歳以上)
・両親のどちらかに染色体異常がある
・過去にダウン症児を妊娠、出産したことがある
・事前検査で胎児の染色体の数に異常がある可能性が指摘されている

このいずれかの条件を満たしたうえで、遺伝カウンセリングを受け、検査についての理解が十分な人に限り、この新型出生前診断を受けることができます。

ダウン症検査はいつ受ける?妊婦が受ける割合は?

DNA検査

受ける時期はダウン症検査によって決まる

これまで見てきたように、ダウン症検査により、それぞれ妊娠何週目ごろから受けることができるかが決まってきます。

まずはエコー検査、その後に各種検査という流れが一般的ですが、
高齢出産が増えた現代では、はじめに新型出生前診断を受ける(高齢の妊娠の方のみ)ことも増えてくることが予想されます。

ダウン症検査を受ける割合

新型出生前診断は
2013年~2016年までに3万人
を超える妊婦さんが新型出生前診断を受けたと言われています。
 
羊水検査においては、統計を取り始めた
1998年~2006年までは年間約1万件
でしたが、

それ以降は徐々に増加し、
2012年は約2万件弱
となっています。

母体血清マーカーテストにおいては、同じく統計を取り始めた
1998年が約2万1千件

その後、減少することもありましたが、
2012年は約2万1千件超となっています。

また、2014年の調査によると、何らかの出生前診断を受けた、
あるいはこれから受ける妊婦さんの割合は17%となっています。

ダウン症検査は保険適用される?

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ダウン症検査費用は全額自己負担!

国民健康保険や社会保険は、怪我や病気の【治療】にかかる費用にのみ適用されます。

そのため、ダウン症検査における費用は「治療」とはみなされず、これらの保険は適用されないことになっています。自治体からの助成、医療費控除もありません。

美容整形、ホワイトニング、痩身などと同じ扱いになってしまうわけなのです。

全額自己負担が原則です。

ダウン症検査を検討する際は医師や家族としっかり相談を

これまで見てきたように、ダウン症検査には様々な種類があり、金額や流産のリスクの問題もあります。

命の選別や倫理的な問題も議論されていますが、私自身はどうしても親族・家庭・夫婦の事情でダウン症の子供を育てていく自信がないという場合には仕方がないかなと思います。

医師や夫婦間・家族・親族ともしっかりと話し合い、情報を収集し検査を受けるか決められるとよいでしょう。

何かしらの参考になりましたら幸いです。

監修:整体院・整体師の清水似顔絵監修|りふれ整体院 整体師 清水
人体の仕組みや健康系の多くの知識と経験を積み、10年以上前に開業。施術の傍ら行っている子育ての経験も生かし、執筆・監修を行う。