幼児や子供が幼稚園・保育園・保育所・小学校などで集団生活をする際にかかりやすい病気はどんなものがあり、特に気を付ける病気は何があるのかご紹介します。

監修|りふれ整体院 整体師 清水

子供が生まれてから病気になりやすいのはいつ?

子供が生まれてから、まず病気になりやすいのは、
★生後半年(生後6か月)頃
です。生まれてから赤ちゃんは、お母さんからもらった免疫で守られます。

しかし、生後3か月頃からだんだんと免疫がなくなり、生後半年位(生後6か月位)にはかなり免疫がなくなってしまいます。

次には、親元から離れ、集団生活を送る、
★幼稚園・保育園・保育所や、小学校に初めて通い出す頃
です。たくさんの人と接することとなり、様々な病原菌と触れ合うようになります。

集団生活でかかりやすい病気はどんなものがある?

子供の花粉症とは?
集団生活をしていく上でかかりやすい病気には、ウィルス性のものと、細菌性のものがあります。
また、1年を通してかかりやすい病気と、特定の季節にのみ流行するものがあります。(ただ、最近では海外との行き来が盛んなため、季節を問わず病気が流行る傾向があります)

では、集団生活をしていくうえでどんな病気にかかりやすいのか、見ていきましょう。

風邪症候群(かぜ)

★症状:発熱やせき、たん、鼻水、喉の痛み、だるさ、頭痛、くしゃみなど

皆さんよくご存じの一番メジャーな病気です。

ウィルスや細菌(ほとんどがウィルス性)が、鼻やのどの粘膜より侵入
治るまで一週間程度かかることが多いです。成人は1年に平均2~3回、児童ではもっと数が多くなります。

風邪の原因ウィルスは数百種類もあるため、インフルエンザや一部のウィルスを除き、一般的な風邪に対するワクチンや特効薬は開発されていません

RSウイルス感染症

★症状:一般的な風邪の症状に加えて、高熱と「気管支炎や肺炎」といった呼吸器系の疾患が特徴です。

こちらも風邪の一種ですが、特に初感染の乳幼児は重症化しやすいため、風邪と区別されることがありあます。

10月~3月頃が流行期とされていましたが、近年では海外との行き来が盛んなため、1年じゅうみられるようになりました。

インフルエンザ

インフルエンザ新薬ゾフルーザ

★症状:発熱(高熱)やせき、たん、鼻水、喉の痛み、だるさ、頭痛、くしゃみなどの症状がおきます。

鼻やのどの粘膜よりインフルエンザウィルスが侵入・感染し、風邪と似たような症状がでます。

ウィルスの感染力が強く、高熱が出たり、肺炎や脳症のように重症化する場合もあるため、風邪症候群(かぜ)と区別されることが多いです。

予防のためには、手洗い・マスクの着用、適度な睡眠・運動・バランスの取れた食事、できるだけ人込みを避けるなどが重要です。
インフルエンザに対してはワクチンが作られており、効果的な予防法となっています。

また、特効薬とまでは言えないが、2019年5月現在、罹患期間が1日ほど短縮となるタミフル・ゾフルーザ、リレンザなどの薬が開発・販売されている。
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感染性胃腸炎(ウイルス性胃腸炎)

★主にウィルスが胃腸に入り込んで、主に腹痛、下痢、嘔吐、発熱などの症状がおきる点が特徴です。

「おなかの風邪」や、嘔吐下痢症などともよばれています。

原因ウィルスとして多いのは、ノロウイルスやロタウイルス、アデノウィルスなどですが、細菌や寄生虫が引き起こす場合もあります。

ウィルスのついた食品を食べたり、感染者の嘔吐物(口からはいたもの)や、排せつ物(便)から経口感染(口から感染)します。

秋から冬にむけて流行することが多かったのですが、近年では海外との行き来が盛んなため、1年じゅうみられるようになりました。

ロタウィルスのみ予防接種・ワクチンがありますが、任意接種となっています。

トイレの後や、料理を調理する際、食事をする前などには、石けんを使いしっかり手を洗います。

嘔吐物や排せつ物を処理をする場合、エプロンや使い捨てのマスクや手袋などを着用し、直接触れないように気を付けます。
処理後は石けんを使い、しっかりと手を洗います。

溶連菌感染症

★症状:発熱や喉の痛み、頭痛、発疹、吐き気の他、いちご舌(舌に赤いぶつぶつ)ができるのが特徴です。個人差があり、風邪と見分けがつきにくい場合もあります。

溶血性連鎖球菌という細菌が感染することにより発症します。

2歳~10歳の子供が感染しやすい病気ですが大人も感染します。

11月~4月に秋から春に向けて流行します。 

飛沫感染(せきや鼻水、つばなどに含まれ、口や鼻から感染)と、接触感染(皮膚から感染)します。

患者に直接触れたり、タオルや食器を共用しないように気を付けます。

手足口病(3大夏風邪)

3大夏風邪とよばれる病気の1つです。

★症状:手足や口の中や口の周りに水膨れ状の発疹が現れるのが特徴です。

夏によく流行する夏風邪の一つです。5歳以下の子供がなりやすい病気です。
エンテロウイルスやコクサッキーウイルスが原因の感染症です。

集団生活をする限り、多くの子供が感染する病気です。

治癒後も便などからウィルスが排出されることがある点と、感染しても症状のでない人もいるため感染予防が難しい病気です。
現在、予防に効果的なワクチンや薬はありませんが、症状は軽く、感染することにより免疫ができます。

石けんを使いしっかり手洗いをし、タオルや食器を共用しないように気を付けます。

ヘルパンギーナ(3大夏風邪)

3大夏風邪とよばれる病気の1つです。

★症状:39度を超すような高熱が出て、のどが赤くはれ、のどのあたりに小さな水泡ができます。
のどの強い痛みを伴い、食事や飲み物を飲むのが困難となるため、脱水症状に気を付ける必要があります。

特に6~8月の真夏によく流行する夏風邪の一つです。コクサッキーウイルスA群が主な原因ですが、
原因となるウィルスには型がたくさんあり、何度もかかることがあります。

アデノウイルス感染症(3大夏風邪・咽頭結膜熱)

3大夏風邪とよばれる病気の1つです。

★症状:4~5日も高熱が出て、のどが腫れ、目(結膜炎)や胃腸(下痢や腹痛)にも症状が出ることがあります。

特に6~8月の真夏によく流行する夏風邪の一つです。比較的症状が重いため、普通の風邪と区別されることが多いです。昔は消毒がしっかりされていないプールにてよく流行ったためプール熱ともいわれていました。

ヒトメタニューモウイルス感染症

★症状:せき、鼻水、熱などに加えて、気管支炎や肺炎など、呼吸器の症状が出ることが多いのが特徴です。

乳幼児と高齢者は重症化する恐れがあるので注意が必要。

3~6月の春から初夏にかけて流行する風邪の一つです。ヒトメタニューモウイルス(hMPV)が原因です。

普通に集団生活していると、ほとんどの子が感染する病気です。

子供は病気を繰り返して強くなります

必要以上に気を付けたり・きれいにする必要はない

重大な病気でなければ、集団生活が始まるからといって、極端に気を付けたりきれいにする必要はありません。
幼稚園・保育園・保育所・小学校へ通うようになり、集団生活を送るようになると、様々な感染症にかかりやすくなります。ただ、子供は病気を繰り返して強くなっていきます。

軽い咳や鼻水が出るくらいで元気あれば、登園してもよいでしょう。

高熱が出たり、ひどいせきが出たり、極端に調子が悪そう(食欲がない、元気がない、嘔吐や下痢)であれば、休ませたり、医療機関を受診することをおすすめします。

幼児期にきれいな環境にいると大人になってから大変!

重大な病気がないのに、以下のようなことをしてしまっていませんか?

★極端に家の中をきれいにしている
★常時マスクを着用、
★手洗い、うがいを徹底(うがいは近年効果が疑問視されています)
★洋服は汚れたらすぐ着替える
★食器もしっかり滅菌
★外出を控える・人ごみに行かない
★公園へ行かない・お友達と遊ばない

幼児期に、病気になってほしくない!という気持ちから、きれいにしすぎていると、病気に対する免疫力がつかず
中学生・高校生の大事な時期や、大人になってから病気がちになる可能性があります。

運動会・体育祭、遠足や修学旅行、共通テストや高校受験・大学受験の時などに病気になってほしくないですよね。

何かしらの参考になりましたら幸いです。

監修:整体院・整体師の清水似顔絵監修|りふれ整体院 整体師 清水
人体の仕組みや健康系の多くの知識と経験を積み、10年以上前に開業。施術の傍ら行っている子育ての経験も生かし、執筆・監修を行う。