子供のうつ病とはどんな症状?無気力、元気がないなど、病院へ行く前の子供のうつ病診断チェックシートもご紹介します。
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子供のうつ病とは?どんな症状?

大人も子供もなります

うつ病とは、脳内の神経を伝達する物質が減る病気です。

ノルアドレナリンやセロトニンと呼ばれる神経伝達物質が減ることで、精神的に不安定になったり、やる気が減少したりします。

何事にも無気力になり、憂うつな気分になり、頑張ることができない状態と言えます。

以前は、子供のうつ病は認識されていませんでしたが、最近の調査では多くの患者がいることが分かってきました。

 ・小学生の0.5~2.5%
 ・中学生・高校生の2~8%

 これは、1クラスに1~4人は、うつ病の子供がいる計算になります。

子供のうつ病の症状は?

基本的には大人と同じような症状があります。

症状の現れ方には個人差がありますが、「体に現れる症状」「心に現れる症状」の2つに分かれます。

「体に現れる症状」
 ・眠れない
 ・食べることができない(食欲が無い)
 ・すぐに疲れる
 ・体がだるい
「心に現れる症状」
 ・憂うつになる
 ・マイナスな思考になる
 ・自分を責める
 ・何事にも興味がわかない
 ・集中力がない
 ・考えることができない

これらすべての症状が現れるわけではありません。

また、体と心の症状で、どちらかが強く出る場合もあります。

特に体の症状の場合は、うつ病とは他の病気を疑い、なかなか診断がつかない場合があるので、注意したいところです。

これらの症状が2週間続いたら要注意です。

すぐに受診をしましょう。

子供のうつ病に特有の症状

子供は自分の気持ちを、まだ上手く表せないことが多く、大人とは違った症状を見せることがあります。

 ・イライラする
 ・不登校になる
 ・頭痛、腹痛などを訴える

これらの症状は、不登校など引きこもり時の典型的な症状なので、うつ病とは区別がつきにくいですが子供の様子を見て、受診することが大切です。

うつ病の悪化に注意!

うつ病は、放っておいても治る病気ではありません。

親や子供自身が気づかないまま悪化することは十分に考えられます。

 ・死にたい…
 ・消えたい…

などと思い、自殺を考えたり、自殺を試みたりするようになります。

死に直結する怖い病気であるということを、親はしっかりと認識しておきましょう。

病院へ行く前のうつ病診断チェックシート

病院へ行く前のうつ病診断チェックシート

どんな病院がいいの?

小児科などの一般的な病院では治療ができません。

 ・精神科
 ・児童精神科

 などを受診しましょう。

精神科(児童精神科)を受診するのがためらわれる、または精神科(児童精神科)のことがよくわからない時は、地域で相談できるところがあります。

 ・学校のスクールカウンセラー
 ・精神保健福祉センター
 ・保健所

まずは、簡単な話を聞くだけでも良いので、相談してみましょう。

うつ病診断チェックシートについて

病院を受診する前に、子供の状態を知っておくことは必要です。

受診時に子供の状況を詳しく説明することができます。

また、チェックシートにより、うつ病の傾向があるかどうかの簡易的な判断をすることができます。

以下の項目をチェックしてみましょう。子供が自分でできない場合は、親が子供の様子を見て判断し、チェックしても良いでしょう。

□家の中にこもり、学校に行かない日が多い

□生活や勉強などで集中することができない

□勉強に身が入っておらずだんだん成績が落ちている

□精神状態が不安定である(怒る・泣く・心配症など)

□頭がぼんやりして、考えをまとめることができない

□頭が痛い、お腹が痛い、微熱などの症状が続いている

□動悸やめまいなどの症状がある

□夜の寝つきが悪く、朝起きるのも遅い

□食欲が無くなってきている

普通の小学生でもある程度は当てはまりますが、これらの項目の数が多いと、うつ病の可能性があるわけです。

この項目のうち、5つ以上が当てはまったら、うつ病の可能性があります。
3~4つであっても要注意です。

うつ病は、早期の適切な対応が、症状を軽減させ早い回復につながりますので、
病院を受診するきっかけになってもらえればと思います。

子供に病院へ行くよ!といっても聞かない可能性もあります。
その際は、保護者の方が電話にて、病院に相談し、どう対応したらよいかのアドバイスを受けると良いでしょう。

うつ病の子供への接し方

うつ病は病気です。必ず治る病気ですが、気持ち次第!と、励ましたり、明るく接するのは逆効果になります。

 ・いつでも見守っているという気持ちで接する
 ・気持ちを受け止める
 ・できたことを認める

うつ病の子供は頑張ることができない状態ですので、まずはその状態を受け止め、子供が安心できる環境を作りましょう。

回復を焦らず、ゆっくり休んで、ストレスを減らし、新しい生活を一緒に作っていくスタンスが大切です。