子供が吐いた!でも熱はないし元気はある…これは病気

子供の吐く原因の病気と対処法を、熱なしあり元気ありなし別でご紹介します!
子供が吐いた!吐く原因の病気と対処法!熱なしあり元気ありなし別

子供の嘔吐にも様々な原因が

子供の嘔吐は親も見ていて辛いものです。

もちろん子供が一番辛いのですが、症状や対処法を知っていると、子供の辛さを和らげることができるかもしれません。

嘔吐には様々な原因があり、ウイルス、胃や腸の病気などそれぞれの症状と対処法を知っておきましょう。

※紹介している対処法はあくま家庭でできる対処の仕方で、病気を治すための治療法ではありません。
自己判断はせず、重症化する前になるべく早く医療機関に受診しましょう。

特に
●新生児、乳幼児 ●ぐったりしている ●何も飲むことができない
という場合は病院ですぐに適切な治療をしてもらいましょう。

感染性胃腸炎(ウイルス性)

原因は?症状は?

子供の嘔吐は、多くは感染性の胃腸炎(ウイルス性)が原因です。

に多く見られ、嘔吐下痢症とも言い、下痢を伴うことがほとんどです。

以下の2つのウイルス性胃腸炎が有名です。

ロタウイルス性胃腸炎
・原因…ロタウイルス
・症状…嘔吐と白く濁った水様の下痢を繰り返す。初期に高熱が出ることもある。

嘔吐と下痢で脱水症状を起こし、重症化することもあります。


ノロウイルス性胃腸炎
・原因…ノロウイルス
・症状…激しい嘔吐と下痢が続くが、2~3日で快方に向かう。

ロタウイルス性胃腸炎より症状としては軽いが、脱水症状などで重症化することもあるので注意しましょう。

対処法は?

どちらも特効薬はありません。

胃腸炎の症状を良くする薬を服用します。

脱水症状にならないよう、水分をとります。

電解質が含まれる経口補水液などをとりましょう。

場合によっては点滴を行うこともあります。

感染性胃腸炎(細菌性)

細菌性腸炎(胃腸炎)とも言い、主に食べ物を通して感染します。

子供にも感染、発症することがあります。

原因は?症状は?

・原因…サルモネラ菌、エルシニア、カンピロバクター、病原性大腸菌(O157など)

・症状…嘔吐、腹痛、血の混ざった粘りのある下痢、発熱。

対処法は?

電解質が含まれる経口補水液をとり、脱水症状の予防をするだけで良い場合もありますが、症状が重い場合は抗生物質を服薬します。

整腸剤も服用しますが、下痢止めは使いません。

腸重積(ちょうじゅうせき)

原因は?症状は?

生後半年から2歳ごろまでに見られます。

男の方に発症が多いようです。

2歳以降は少なくなりますが、5歳以降でも発症することもあります。

・原因…小腸の最後にある回腸が、大腸の中に入り込む(めり込む)ために、腸が詰まることが原因。血が流れず腸が壊死することも。

・症状…約15分ごとに激しい腹痛を起こす。嘔吐、便に血が混ざる。

対処法は?

必ず病院受診が必要です。

高圧の浣腸を行い、肛門からチューブを入れて水圧をかけて治します。

腸重積を繰り返す時は、手術が必要な場合もあります。

髄膜炎(ずいまくえん)

原因は?症状は?

ウイルス性(無菌性髄膜炎)細菌性(化膿性髄膜炎)が子供に多く見られます。

重篤化すると死に至ったり、後遺症が残ることがあり、注意が必要な病気です。

・原因…細菌やウイルスの影響で、脳を覆っている髄膜(クモ膜などの総称)が炎症を起こすため。

・症状…発熱、嘔吐、頭痛、吐き気など。けいれんや意識障害を起こすこともある。

対処法は?

嘔吐に頭痛、発熱がある場合は髄膜炎を疑いましょう。

速やかに受診し、髄液検査などを受けます。

ウイルス性の場合は解熱鎮痛剤などで対処療法を行います。

細菌性の場合は重篤化することがあるので、抗生物質の点滴などを行います。

脳腫瘍(のうしゅよう)

原因は?症状は?

脳にできる腫瘍により、吐くことがあります。

子供の悪性腫瘍では白血病に次いで多くみられるのが脳腫瘍です。

様々な種類の腫瘍(星細胞腫、胚腫など多数)があることが特徴です。

・原因…脳に腫瘍ができ、子供は3分の2が悪性の腫瘍。嘔吐は、脳に水がたまり、内圧が高くなることにより起こる。

・症状…嘔吐(突然吐くことがある)、頭痛、吐き気、歩行不安定など。

対処法は?

子供は症状を上手に伝えることができないので、発見が遅れることが多々あります。

治療法は手術、放射線療法、化学療法があります。

初期症状に、てんかん発作がある場合があります。

突然の嘔吐、頭痛が続く場合は受診が必要です。
子供の病気嘔吐の原因は?

アセトン血性嘔吐症

原因は?症状は?

以前は自家中毒と言われ、嘔吐の症状が無い時は普通に生活することができます。

幼児、学童期の症状とされていましたが、近年では大人でも発症することがあります。

・原因…精神的ストレス(不安、緊張など)、食事、運動のやり過ぎなど多岐に渡る。これらにより、脳と消化器官に連絡の不具合が起こり、嘔吐を起こすと考えられている。

・症状…吐き気、顔色不良の後に、嘔吐が続く。数時間、時には数日続く激しい嘔吐が特徴。嘔吐後にも吐き気が持続する。嘔吐物の中に胆汁、血液が混ざることもある。

対処法は?

嘔吐前、嘔吐時、症状が無い時の3つに分けて治療します。

・嘔吐前…吐き気がある時に、吐き気止めなどを服用し、嘔吐を防ぐ。

・嘔吐時…脱水症状にならないように、少量ずつ経口補水液などをとる。場合によっては点滴を行う。

・症状が無い時…嘔吐を引き起こすものを避ける。
予防薬を服用する(てんかん発作の薬など)。

その他~嘔吐の原因は?

頭を打った後

頭を打ってから、24時間以内の嘔吐には注意しましょう。

1~2回嘔吐した後に顔色も良く、機嫌や体調が良好であれば大丈夫ですが、以下の症状がある時はすぐに受診しましょう。

・けいれんを起こす
・意識が無い
・手足が思うように動かない

いずれかの症状があり、緊急を要する時は、救急車を呼びましょう。

異物を飲み込んだ時(誤飲)

0歳~2歳ぐらいまでは何でも口に入れたがります。

急に嘔吐した時など、呼吸が苦しそうな時などは、何かを飲み込んだ可能性があります。

・おもちゃ
・洗剤
・化粧品
・薬品

いずれも、親が処置をせずに、急いで受診、または救急車を呼びましょう。

誤飲をしないように、子供の周りの物には普段から注意しましょう。