長い間続いた「大学入試センター試験」がとうとう廃止に。いつまで・何年まで実施されるのかと、廃止理由、2019年度(2020年)の日程はいつからいつまでなのかと廃止後の「大学入学共通テスト」の詳細や試行調査(お試し練習試験)のリンクもご紹介!

大学入試センター試験廃止の理由と廃止後の大学入学共通テスト詳細

2019年度(2020年1月)の大学入試センター試験はいつからいつまで?

センター試験は、毎年、1月13日以降の最初の土曜日・日曜日の2日間に行われています。

2019年度(2020年1月)の大学入試センター試験は、
2020年1月18日(土曜日)・19日(日曜日)
の2日間になります。

大学入試センター試験廃止はいつまで(何年まで)行われる?

文部科学省は「大学入試センター試験」を、
2020年1月(2019年度)の実施を最後に廃止し、次年度から新しい共通テストを行うと発表しました。
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名称は「大学入学共通テスト」になり、2021年1月(2020年度)から実施される予定です。
ただし、改革の目玉であった記述式問題や、英語民間試験の活用は、数々の問題点があがってきたため、まだ先になる見通しです。

大学入試センター試験廃止の理由

文部科学省の内部審議機関である【中央教育審議会】にて

「新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革」

について話し合われました。

そこで話し合われた内容は、社会に出てからの即戦力が不足している、知識ばかりの詰めこみ型教育の現状。
この実態を変えようとするため、詰込み型教育につながる大学入試センター試験廃止を廃止し、新たな内容の試験「大学入学共通テスト」の導入を決めました。

大学の教育を変え、高校の教育も変え、大学入試試験も変えて、「社会で活躍できる人材を育成していく方針」が作られました。

具体的には、例えば、思考力・判断力・表現力を養い、
自ら考えて、行動し、答えを導き出す力を養っていくことがあげられます。

これまでの大学入試センター試験は、暗記がメインであり、自ら考えて解く問題が少なめでした。
大学入学共通テストでは、覚えたことを利用・応用して解決する力も試されるようになります。

大学入試センター試験廃止後の大学入学共通テストの詳細

大学入試センター試験廃止後の大学入学共通テストとは?

大学入学共通テスト大きな改革点は、記述式問題と英語民間試験の活用と英語試験改革

大学入試センター試験は、全てマークシート方式でした。
大学入学共通テストでは英語民間試験を活用することと、記述式問題の導入が予定されていましたが、次にご紹介する問題点のため、2020年度での導入は延期となりました。

文部科学省によると、
英語民間試験は2025年度入試(令和6年度)での再開を目標として検討しているとのことです。
記述式問題の導入は、2020年1月現在、再開未定となっています。

英語民間試験活用の詳細と延期理由・問題点

センター試験では「読む・聞く」の2技能しか測ることができなかったため、文部科学省は「話す・書く」ことも行っている英語民間試験の活用をする予定でした。

「話す」「書く」というコミュニケーション能力も重視していく方針です。

「大学入試英語成績提供システム」を通じて、大学側が資格取得状況・スコア情報を入手できるようになる予定でした。

しかし、数々の問題点の指摘を受け、2019年11月1日に、2025年度入試(令和6年度)まで延期・検討することが発表されました。

・実用英語技能検定
・TOEIC
・ケンブリッジ英語検定
・GTEC
・TEAP
・IELTS
・TOEFL(2019/7に参加取り下げ)

など9試験が、参加を申し込み、8試験が参加条件を満たしていると発表されましたが、TOEFLはシステムの要求に合わないと判断され、2019年7月に参加を取り下げたりと動きがあり、最終的にどの試験が残るのかはわかりません。

英語民間試験の問題点

英語民間試験導入に際して指摘された問題点としては、

・受験会場が遠い地方の受験生に不利になる
(遠いため頻繁に受験できない。交通費などの費用もかかる)
・種類が異なる試験の成績を同列に比較できるのか
・仕組みが複雑で、大学ごとに試験の成績の利用法が異なる
・採点の質や公平性を確保できるのか疑問である
(アルバイトも採用する予定であった。テスト試験にて、同じ回答でも採点者により点数が大きく異なった)
・障害のある受験生への対応
・大学入試の時点で「話す」能力が必要なのか?
・受験料の問題(貧富の差による不公平)
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%85%A5%E5%AD%A6%E5%85%B1%E9%80%9A%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88

などがあげられています。

非公開の有識者会議に加え、発表内容に対して受験生などからSNSを通じて不平不満・問題点の指摘などが多くあげられ、新聞やニュースなどでも取り上げられ、延期する判断に至ったようです。

記述式問題の導入の詳細と延期理由・問題点

大学入試センター試験はマークシート方式のみでした。
大学入学共通テスト」では国語と数学に記述式の問題が出題される予定でした
しかし、こちらも数々の問題点が上がってきたため、2019年12月17日に、期限未定のまま、再開未定となりました。2020年度(2021年1月)になるかそれ以降になるかわかりません。

導入予定であった記述式問題は、

・国語…現代文で記述式の問題(3問)で、時間が今までの80分→100分
・数学I・数学A…マークシートとの併用式で、数式や語句を答える問題(3問)で、時間が今までの60分→70分

でした。

こんな感じの問題が出題されます。

平成29年度試行調査_問題(記述式問題)国語

平成29年度試行調査_問題(記述式問題)国語

平成29年度試行調査_問題(記述式問題)算数

平成29年度試行調査_問題(記述式問題)算数
引用:https://www.dnc.ac.jp/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/pre-test_h29_01.html

「大学入学共通テスト」実施に向けて、プレテストが行われたのですが、記述式の問題は、国語では解答文字数が多い問題(80~120字程度)のみ正答率が低く、数学では、3問とも正答率が非常に低いという結果が出たそうです。

まだ、慣れていない問題ということで、現役の学生さんにとまどいがあるようです。導入が決まるまでに、しっかり練習して得意になっておけば、ほかの生徒より良い成績をとることができ、希望の大学に入れる可能性が高まと思われます。

センター試験の英語試験の内容の改革

英語では、リスニング(聞く)、ライティング(書く)、リーディング(読む)の3技能の配点がかわります。
昔から重視されてきたリーディング(読む)の割合を下げると思われます。

暗記して解ける問題ではなく、考える思考力が試される問題を増やすとのことです。

大学入学共通テストの試行調査へのリンク

まだ記述式問題の導入時期は未定ですが、大学入学共通テストの記述式テストはこんな問題が出るというのをご覧になりたい方はこちら!

記述式問題を導入するためのお試しとして行われている試行調査へのリンク
平成29年度試行調査_問題、正解表、解答用紙等
平成30年度試行調査_問題、正解等