妊娠中の妊婦さんのダウン症検査方法はどのようなものがあるのでしょうか?

血液検査はいつ頃受けられるのか、ダウン症検査費用や、検査を受ける割合はどれ位なのか解説します。
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ダウン症検査にはどんなものがある?エコーや血液検査・羊水検査など

まずは、エコー検査で外見的な判断

生まれてからは外見的な特徴でダウン症を疑いますが、妊娠中でも外見的な判断ができます。

エコー検査で判断しますが、平面(2D)だけではなく、3D(立体的)、4D(立体的な動画)のエコーもあります。

胎児の外見的な特徴として、

・心臓の動きや形に異常がある
・首の後ろにむくみ(こぶのようなもの)がみられる
・指の数に異常がある
・手足や指が短い

 などがあります。

エコー検査でこれらの異常が見つかってから、はじめて検査が行われます。

以下順番に見ていきましょう。

ダウン症検査方法その1~ 母体血清マーカーテスト(血液検査)

エコー検査で異常の疑いがある場合に、初めに行われることが多いのがこの血液検査です。

★リスクが少ない
 妊婦の血液を採取し(少量)、胎児の染色体異常を調べます。

・費用が1~2万円
・妊娠11週頃から受けられる
・流産のリスク無し
・他の検査に比べて精度が低い

 という特徴があります。

まずはこの血液検査を受けて、ダウン症の疑いが高い場合に他の検査を行うことが多いようです。

ダウン症検査方法その2~羊水検査

★精度が高い
妊婦のお腹に注射器を刺して羊水を取り、その中に含まれる胎児の細胞から染色体異常があるかを調べます。

・費用が10~15万円
・妊娠15~18週に受けられる
・流産のリスクがある(0.3%程度)
・精度が高い(99%以上)

 という特徴があります。

ダウン症児の確定診断に用いられることがあります。

ダウン症検査方法その3~絨毛検査(じゅうもうけんさ)

★妊娠初期に検査できる
妊婦のお腹に注射器を刺す、または子宮頸部にカテーテルを挿入して絨毛を採取し、胎児の細胞を検査します。

・費用が10~20万円
・妊娠10~14週に受けられる
・流産のリスクがある(約1%程度)
・精度が高い(99%以上)

 という特徴があります。

羊水検査に比べると妊娠中の早い時期に検査できます。

ダウン症検査方法その4~新型出生前診断(NIPT)

★最新の検査方法
2011年にアメリカで始まった診断方法です。

妊婦の血液中の遺伝子情報を解析することにより、胎児の染色体異常を検査する方法です。

・費用が約20万円
・妊娠10週以降に受けられる
・流産のリスク無し
・精度が高い(99%以上)

 という特徴があります。

しかし、他の検査と大きく違うところがあり、
以下のどれか一つの条件を満たす必要があります。

・高齢の妊娠である(出産予定日が35歳以上)
・両親のどちらかに染色体異常がある
・過去にダウン症児を妊娠、出産したことがある
・事前検査で胎児の染色体の数に異常がある可能性が指摘されている

このいずれかの条件を満たしたうえで、遺伝カウンセリングを受け、
検査についての理解が十分な人に限り、この新型出生前診断を受けることができます。

ダウン症検査はいつ受ける?妊婦が受ける割合は?

DNA検査

受ける時期はダウン症検査によって決まる

これまで見てきたように、ダウン症検査により、それぞれ妊娠何週目ごろから受けることができるかが決まってきます。

まずはエコー検査、その後に各種検査という流れが一般的ですが、
高齢出産が増えた現代では、はじめに新型出生前診断を受ける(高齢の妊娠の方のみ)ことも増えてくることが予想されます。

ダウン症検査を受ける割合

新型出生前診断は
2013年~2016年までに3万人
を超える妊婦さんが新型出生前診断を受けたと言われています。
 
羊水検査においては、統計を取り始めた
1998年~2006年までは年間約1万件
でしたが、

それ以降は徐々に増加し、
2012年は約2万件弱
となっています。

母体血清マーカーテストにおいては、同じく統計を取り始めた
1998年が約2万1千件

その後、減少することもありましたが、
2012年は約2万1千件超となっています。

また、2014年の調査によると、何らかの出生前診断を受けた、
あるいはこれから受ける妊婦さんの割合は17%となっています。

ダウン症検査は保険適用される?

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ダウン症検査費用は全額自己負担!

国民健康保険や社会保険は、怪我や病気の治療にかかる費用に適用されます。

ダウン症検査における費用は「治療」とはみなされず、これらの保険は適用されないことになっています。

また、自治体からの助成、医療費控除もありません。
全額自己負担が原則です。

ダウン症検査を検討する際は医師や家族としっかり相談を

これまで見てきたように、ダウン症検査には様々な種類があり、金額や流産のリスクの問題もあります。

医師や家族でしっかりと話し合い、情報を収集し、検査を受けるか決めましょう。