発達障害という言葉がありますが、この中に、自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群・ADHDなどが含まれており、脳機能の障害が原因です。ダウン症は染色体数の違いによって起こり、発達障害に含まれるかは意見が分かれているようです。このことを含め、以下に特徴や違いを述べていきます。

自閉症、アスペルガー症候群とは?

★自閉症と自閉症スペクトラムは同じなの?
自閉症は定義により分類されており、
現在では「自閉症スペクトラム障害」と呼ぶのが一般的になりつつあります。

【自閉症スペクトラム障害】中に、
いわゆる自閉症、アスペルガー症候群など
が含まれるわけです。

これらは生まれつきの脳障害になります。

自閉症スペクトラムの3つの症状

自閉症スペクトラムには

★「社会性の障害」
★「社会的なコミュニケーション(言葉など)の障害 」
★「社会的なイマジネーションの障害(こだわりなど)」

の3つの症状・特徴があり、
これらは自閉症、アスペルガー症候群に共通します。

社会性の障害

「社会性の障害」とは、同年代の他者との交流が困難なことです。
特に幼少期は他者の存在に無関心だったりし、青年期では他者と親密な関係を築くことが難しくなります。

社会的なコミュニケーション(言葉など)の障害

「社会的なコミュニケーション(言葉など)の障害 」とは、話す時に自分のことだけを一方的に話したり、
聞く時は相手の言葉を文字通り受け取ったり、言葉の裏を読めないなどの対人関係のコミュニケーションの難しさのことです。

社会的なイマジネーションの障害

「社会的なイマジネーションの障害(こだわりなど)」とは、簡単に言えば、同じ行動を繰り返したり、自分の好みの物をそろえたりすることです。自分なりの見通しを持つことが難しい、目に見えない物のイメージを持つことが難しいことから起こる症状です。

自閉症について

一般的に自閉症と言われる症状は、
先ほど上にあげた3つの症状が基本になります。

この他にも、落ち着きがない、音に敏感なこともあります。

アスペルガー症候群について

アスペルガー症候群は幼少期には自閉症の症状と似ている部分が多いのですが、
大人になるにつれ、多くは自閉症スペクトラム特有の3つの症状が見られなくなることが特徴です。
話もでき勉強もできることが多く、特に大人では一般の人と見分けがつかないこともあるでしょう。

ADHD(注意欠陥多動性障害・注意欠如多動性障害)とは?

★ADHDにも3つの症状
ADHDは注意欠陥多動性障害・注意欠如多動性障害とも呼ばれる発達障害の一つです。

★不注意(気が散りやすい、集中力が続かないなど)
★多動性(じっとしていない、落ち着きがないなど)
★衝動性(思いついたままに行動する)

の3つの特徴的な症状があります。

★他の症状は?
3つの症状の他にも、
・刺激に敏感であったり、
・怒りっぽい、
・学習困難など
が見られることがあります。

ダウン症とは?

人間の脳みそのイラスト

ダウン症は発達障害とは違うの?

ダウン症は、21番目の染色体が1本多く、3本あるために発症し、
合併症を持って産まれてくる場合が多いのが特徴です。

この合併症が脳機能の障害を持つことがあります。

しかし、合併症を発症しないこともあるので、
発達障害に含むかは意見が分かれているようです。

ダウン症の症状について

ダウン症の症状には、

・身体的発達の遅れ、
・特有の顔立ち(吊り上がった目、耳が小さいなど)、
・難聴
・視覚障害
・心機能のトラブル
・体が弱いなど

がありますが、

個人差が激しく重い合併症の方もいれば、
合併症がほとんどない場合も
あります。
また、軽度の知的障害を持つことも多いようです。

自閉症・アスペルガー症候群・ADHD・ダウン症の違いまとめ

発達障害は「脳の障害」
以前は、自閉症などは育て方や環境が原因と言われていました。
そのために悩んできた親や当事者は数多くいらっしゃいます。

最近、
発達障害は脳の発達が通常と違う
ということが判明してきました。

★症状の違いを知ることは大切
自閉症にしろ、ダウン症にしろ、症状の違いを知ることは大切です。
子育てにおいて、どの症状であるのかをしっかり知ることで、
今後の発育の治療につながります

大人においても、アスペルガー症候群やADHDで悩まれている方がたくさんいます。
住みよい世の中にするための知識の一つとして、これらの症状の違いを理解しておくことは大切ですね。


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