インフルエンザA型B型C型の特徴や潜伏期間・家族感染・学校会社の出席停止はいつまで?

インフルエンザA型B型C型の特徴や潜伏期間や家族感染期間・学校会社の出席停止はいつまで?

2018年・2019年と大流行のインフルエンザ。流行が例年より早かったインフルエンザA型B型C型特徴潜伏期間家族へ感染する心配のある期間や、学校や会社、幼稚園や保育園への出席停止はいつまでなのかご紹介します。

インフルエンザB型の潜伏期間や家族感染期間・学校会社の出席停止はいつまで?

2018年~2019年のインフルエンザA型B型の特徴や症状・流行時期は?

2018年は、インフルエンザA型は、例年通り12月頃から流行りましたが、
インフルエンザB型は、毎年流行しやすいインフルエンザで、
毎年2月頃から流行しだすのが普通ですが、
2018年はA型と共に、B型も1月初旬から一気に流行し始めました。

2019年は、12月末頃からインフルエンザA型が流行し始め、
1月上旬には、全国的に注意報レベルに達し、警報が出ている地方もありました。
2019年は、B型・C型はあまり流行がみられておりません。

インフルエンザA型の主な特徴や症状

インフルエンザA型の主な特徴としては、
★3つの型の中で【一番症状が重い】です。
★通常の流行時期は12月~3月
★治療薬は、タミフル・リレンザ・イナビル・ゾフルーザどれも有効
(2018年・2019年は、新薬ゾフルーザは、まだ副作用の可能性があるため子供への処方を控える動きが出ています。)

インフルエンザA型の主な症状は、
・38度を超える高熱
・強いだるさ・倦怠感
・鼻水・鼻づまり
・激しいせき
・のどの痛み
関節や筋肉の痛み
・まれに脳炎や脳症といった合併症を引き起こす

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インフルエンザB型の主な特徴や症状

インフルエンザB型の主な特徴としては、
★3つの型の中で【症状の重さは真ん中】
★通常の流行時期は2月~3月
★治療薬は、リレンザやゾフルーザが若干効きやすいとのこと。
A型に比べるとタミフル・イナビルは効きにくいそうです。
★動物感染はなく、人間と人間との間でしか感染しない

インフルエンザB型の主な症状は、
基本的にA型と同じだが、

・熱が上がらないことも多い
・鼻水とせきは、比較的軽め。
・吐き気・腹痛・下痢がA型より多め

・A型のように高熱が出ない場合がある(37度前半位)

B型は、関節や筋肉の痛みはあまりみられません。

若干軽めの症状が多いため、インフルエンザB型は、
インフルエンザと思わずに、学校や会社、幼稚園や保育園へ行ってしまい、
知らずの間に同僚や知人・家族に感染を拡大させてしまうことが多いのです。

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インフルエンザC型の主な特徴や症状

インフルエンザC型の主な特徴としては、
★3つの型の中で【症状は一番軽い】
★通常の流行時期は1年中。あまり大流行しない。
★一度かかると一生免疫を獲得できるといわれている
★普通の風邪とほぼ変わらない。
4歳以下の幼児が多い。
6歳までにはほとんどの人が感染し免疫獲得する

インフルエンザC型の主な症状は、
・鼻水・鼻づまり
・せき
・微熱
・軽い喉の痛み
と比較的軽症です。

では、
インフルエンザA型B型C型ウィルスの潜伏期間や、家族感染期間・学校会社幼稚園・保育園の出席停止はいつまでが理想なのか
見ていきましょう。

インフルエンザウィルスA型B型C型の潜伏期間

インフルエンザウィルスA型B型C型の潜伏期間

インフルエンザウィルスは、
ウイルスに感染後1~3日の潜伏期間
があります。

感染後というのは、鼻やのどなどから、
ウィルスが体内の細胞に侵入した時点を指します。

極端な話、1個でも細胞に入ったら潜伏期間となります。

その1個が、細胞内で増殖し、どんどん増えていきます。
増えたウィルスは体中にいきわたり、
その後、インフルエンザウィルスの排出が行われます。

潜伏期間中で、それほど数が少ないうちは
特に症状もなく自覚症状もありません。


体の細胞をひどく壊し始めたり、
体の免疫機能が異常を検知すると、

免疫機能を高めるために体温を上げ熱を出したり、
ウィルス排出のために鼻水を出したり、下痢をさせたり、
します。

学校会社幼稚園・保育園の出席停止はいつまで

こちらの第一三共株式会社のインフルエンザ薬【イナビル】
のリーフレットの画像をご覧ください。

こちらは【学校保健安全法施工規則】に基づいて
インフルエンザウィルスA型・B型・C型共通の
出席停止期間が分かりやすく解説されています。
インフルエンザウィルスA型・B型・C型の潜伏期間や家族感染期間(第一三共株式会社イナビルリーフレットより)

★原則熱が平熱になり最低2日間(幼児は3日間)
が家族等への感染期間ですが、
インフルエンザ発症から最低5日間
家族等への感染可能性のある期間と考えて下さい。

例えば、小学生以上で、3日目に熱がひいた場合では、5日目なら大丈夫と思われますが、
5日目も、家族等へうつす可能性があるわけなのです。

小学生以上の場合、
発症から熱が7日目まで続き、8日目・9日目に平熱になった場合、10日目から出席可能です。
幼児の場合は、8・9・10日目に平熱であれば、11日目から出席可能です。

インフルエンザウィルスA型・B型・C型の家族への感染期間は?

インフルエンザ予防・対策法
【学校保健安全法施工規則】としては、上でご紹介したとおりになるのですが、
インフルエンザウィルスA型・B型・C型の家族への感染期間となると別で、

インフルエンザウィルスA型・B型・C型に感染したということは、
患者さんが既にまわりにインフルエンザウィルスA型・B型・C型と
接触していたわけであり、

潜伏期間は1~3日であり、
対象の患者さんが
【発症する3日前から感染可能性】
期間が始まっています。

そして、せきや鼻水などの症状が出続けている間は
確実に感染拡大の期間
となります。

また、いつまでが潜伏期間かというと、
繰り返しになりますが、

★原則熱が平熱になり最低2日間(幼児は3日間)
が家族等への感染期間ですが、
インフルエンザ発症から最低5日間
家族等への感染可能性のある期間と考えて下さい。

インフルエンザは出席停止期間後も家族への感染の可能性は高い

インフルエンザウィルスは、

患者からの排出物(せき・たん・だ液・小便・大便など)
に含まれています。

鼻をかんだティッシュペーパー
マスク
患者が長くいた部屋の空気
患者着用の衣服
患者が食べかけ・飲みかけの飲食物
患者が使った食器
患者が触ったもの
トイレ

など様々なものから家族等への感染の可能性があります。

患者本人は、インフルエンザウィルスと戦い、免疫を獲得しましたが、

まだ十分な免疫のない家族は、上で挙げたようなものから、
感染する可能性が十分あります。

インフルエンザA型B型C型ウィルスの家族への感染を防ぐ方法・予防法

先に挙げたような、

感染の可能性のある物は、
★しっかりビニール袋などに密封して捨てたり、
★しっかり洗うようにしてください。
★手洗いをしっかりし、
★換気をして下さい。
うがいは効果が認められていません。
★歯磨きをして口内環境を良くし、
★こまめに飲み物を飲み、喉の表面に付着した
インフルエンザウィルスを胃に流して下さい。
(胃酸でインフルエンザウィルスは死滅します。)
★マスクを着用します(ウィルス侵入を防ぎ、のどの加湿します)
マスクは、こまめにビニール袋に入れて捨てて下さい。
捨てる際、外側内側ともに、手を触れないよう気を付けて下さい。
ウィルス付着の可能性があるためです。
触った場合は手洗いをしっかりして下さい。

インフルエンザウィルスにうがいは意味ない??

昔から、祖父母や両親、先生から言われてきた
【うがい】ですが、

インフルエンザといった
風邪予防には効果が認められて
いないそうです。

ガラガラやりすぎると、
逆に喉の粘膜を傷つけて逆効果です。

その代わり、
こまめにお水やお茶を
飲むのは有効
とのこと。

のどについたウィルスを
胃に流し込めばやっつけられる
のだそうです。

解熱剤や氷枕といった熱さましはいつ使う?

高熱が出た時、冷やさないといけない!
と思いがちですが、時と場合によります。

一般的には、熱が高ければ高いほど
免疫力が高まり、ウィルスをやっつける力が強まります。

一般的に、38度までの熱であれば、
無理に下げる必要はありません。

38度以上の場合は、患者の様子を見て判断します。
医師に相談するのもよいでしょう。

40度以上の場合は、脳や臓器にダメージが
出る場合もあるので、下げた方が良いようです。


意識がはっきりしているのであれば、
無理に熱を下げない方が、
インフルエンザの治りが早くなるのです。


ただし、高熱で意識も、もうろうとして
ぐったりしている場合は、

解熱剤や氷枕・保冷剤・アイスノンなどで
急いで熱を冷ましましょう。

症状が重い場合は、救急車を呼ぶ、医師に相談する
といった対処をして下さい。


頭のおでこや、後ろを冷やすのは
気持ち良いですが、熱を冷ます効果はあまりありません。

冷やす場所は、
・首の回り
・わきの下
・そけい部(太ももの付け根)
がおすすめです。

医者で処方されるインフルエンザ薬

医者で処方される
タミフル、リレンザ、イナビル、ゾフローザ
といったインフルエンザ薬は、
直接ウィルスをやっつけるものではなく、
インフルエンザウィルスの増殖を抑えるものです。

インフルエンザ検査を行い、陽性反応が出ると処方をしてもらえます。

体力の弱い方・乳幼児や高齢の方といった、
なかなか治りそうもない。早く治さないといけない。
方は、受診をおすすめします。

できれば、患者さんの2次感染対策がしっかりされた
病院をおすすめ
します。

賛否両論ありますが、
体力の強い方は、薬がなくても、安静にしていれば、
自己免疫力で治ることも良くあります。

昔は私も2,3度なりましたが、
今のようなインフルエンザ薬がなくても
安静にしていたら治りました。

医者には様々な患者さんが来ます。
軽い風邪だったのに、インフルエンザウィルスや、
他の感染症がうつってしまう場合もあるのです。


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みなさんや皆さんのご家族が、早く良くなってくれることをお祈りしております。

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